マニフレックスの中で最も硬い寝心地を誇る「マニスポーツ」
高反発マットレスが腰痛によいとされてから硬い寝心地のマットレスを求める人も増えているようですが、マニスポーツは腰痛対策にアリなのでしょうか?
寝具マニアの目線でマニスポーツと腰痛対策マットレスを分析したいと思います。
マニスポーツの硬い寝心地は腰痛対策に良いか?
【結論】腰痛対策には十分すぎる性能とその理由
知らない人もいると思うのでおさらいですが、マニフレックスというメーカーのマットレスには「エリオセル」という独自素材が用いられています。
エリオセルには複数種類あるのはご存知でしょうか。
エリオセルの種類と違い
- エリオセル(普通)・・・170N/31D
- エリオセルソフト・・・・115N/28D
- エリオセルハード・・・200N/41D
- エリオセルMF・・・70N/75D
※[000N/00D]とは硬さと密度の数値であり、数値が上がるほどに硬い寝心地・高密度となります。
見比べてみると、一般的なエリオセルよりも硬く高密度なのが「エリオセルハード」ですよね。
マニスポーツはこのエリオセルハードを芯材として使用しているので「マニフレックスで最も硬い寝心地」と言われているのです。
とはいえ「硬いのが腰にいいなら床や畳に寝ればいいじゃん」って思いますよね。
試してみるとわかりますが、床や畳で一晩寝ると身体が痛くなってしまいます。
つまり「とにかく硬けりゃ腰に良いという訳ではなく、硬さの中にある体圧分散性が重要」ということです。
エリオセルハードは(マニフレックスの中では)硬い寝心地ですが、ちゃんと体圧分散性も考慮されているので腰痛対策には十分な性能。
もちろん、普通のエリオセルを使ったモデルだって高反発マットレスですし腰痛持ちの方からも人気があります。
僕もマニフレックスのイルマーレウイングというマットレスを持っていますから、マニフレックスの愛用者としてその品質は体感しています。
マニフレックス自体が「腰痛持ち向け」と言っても過言ではない位に愛用者がいるという認識でも問題ありません。
マニスポーツ以外にお手頃なモデルとかはある?
マニフレックスには様々なモデルがあり、価格も異なります。
ベッドマットレスで定番の「モデル246」と価格比較してみましょう。
サイズ | マニスポーツ価格 | モデル246価格 |
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セミシングル | 41 580 |
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シングル |
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セミダブル |
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ダブル |
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クイーン | 83 160 |
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モデル246はエリオセル(170N/31D)で構成されていますが、セミシングルでは9 000 、クイーンでは5 000 近い価格差があります。
「この価格差は何か?」と問われると、それは硬さ(寝心地)の違いがメインになるでしょう。
保証年数も同じく12年ありますし、厚みも16cmと同じ、カバー(側生地)の模様は違いますけどね。
そのため「そこまで硬さを求めてはいないけど・・・」と思うならモデル246でも十分。
逆にハイグレードモデルの「フラッグFX」や「T75」は寝心地追求のためにエリオセルMFという柔らかめのフォームを2層重ねしています。
包まれるような寝心地は上質ですが、値段も倍くらいになるので「腰痛対策とお手頃感」を目的にするなら選択肢にはなり得ないでしょう。
【関連記事】フラッグFXは腰痛対策で後悔しない選択になる?口コミ評判
他のメーカーで寝心地硬め、腰痛対策になるマットレスは?
ライズ スリープマジック極厚プレミアム
ライズという日本の寝具メーカーは高品質ながらもお手頃価格で人気です。
特にスリープマジックは旧バージョンと新バージョンどちらも持っているのですが、絶妙な硬さと通気性の良さがポイント。
というのもスリープマジックは硬質ウレタンという硬いウレタンを標準としており、圧縮梱包もされていません。(硬くてできないんだと思う)
【圧縮梱包なし】普通に原寸サイズで届く。持ち運び用のケースが付いてくるメーカーもある。大きなサイズになればなるほど持ち帰るのが大変(ダブルサイズだと軽四には入らないかも)
【圧縮梱包あり】工場でぺちゃんこにされ丸められた状態で販売される。持ち運びやすいが一度開封したら自宅で再圧縮はできない。
硬い寝心地が好きな人であれば、スリープマジックは選択肢としておおいにアリですね。
価格も3万 台であるので、長く使える品質ながら健闘しているメーカーです。
【関連記事】【最強?】スリープマジック 極厚プレミアムマットレスの口コミ評価レビュー
ムーンムーン ビブラート1
ムーンムーンというアイデア系の寝具メーカーによる初の高性能マットレス「ビブラート1」
複数の硬さを持つウレタンを組み合わせたうえ、表面加工による体圧分散性を研究したマットレスであり、カバーの質感なども高いです。
まぁ値段も高いのですが・・・面白いことに寝具にしては異例の月額制度を用意しています。
定価20万 ながら、月額3 980 (シングルサイズ)から年数ごとに月額が安くなっていくシステム。
しかも5年目に新しいマットレスと交換してくれるというのですから、快適な寝具環境をずっと維持したいならこの仕組みは安いとも言えます。
ただ、僕みたいに色々使って探求したい人には向かないかもしれません。(とはいえ所持している訳ですが・・・)
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体圧分散性の理想的なマットレスだと言えるよ!
さいごに
マニスポーツはもちろんOK!あとはフィーリング!
マニアな僕としては、マニフレックスを検討する時点で間違いないと考えています。
保証年数も長いですし、お手頃な割に世界で展開しているメーカー(ブランド)ですからね。
とはいえマニフレックスは表面加工(凸凹)を施したモデルが現時点で無いので、スリープマジックやビブラート1も提案してみました。
参考になれば幸いです。