人生初のダブルサイズなんだけど、すごかった。
スリープマジックと言えば日本の寝具メーカー「ライズ」が主力とするマットレスモデルの1つ。
僕は過去に旧バージョン(ブロックタイプ)を購入して持っているのですが、今回は極厚プレミアムということで居ても経っても居られなくなりました・・・。
ということで開封からその実力をレビューしてみたいと思います。
新型スリープマジック開封レビュー
ダブルサイズは大きいようでコンパクト
最近の高反発マットレスはどれも圧縮梱包が主流。
圧縮されると半分以下のサイズになって届くので、実物大そのままで届くとインパクトがありますよね。
ましてやダブルサイズですから、シングルとは全然違う印象を受けました。
運送のお兄さんはこれを1人で運んできたくれたので、なかなか大変だったのではと思います。
ちなみに青い収納袋は不織布でできたごく一般的なものなのですが、心なしか生地は厚くしっかりしていました。
ライズのロゴが印刷されているのも地味にかっこいい。
圧縮ロール梱包のマットレスってこのあたりのフォローが少し雑で、開封して復元した後に持ち運ぶ用の袋を付けていないことが多いです。
その点、圧縮せずに配送されてくるスリープマジックはちゃんと収納袋が付属してくるので使わない時も汚れなどからガードできるんですよね。
ちなみに旧型スリープマジックの袋は下記のような感じでした。
今の方がスマートな印象ですよね。
表と裏、再度で素材がそれぞれ違うこだわり
開封してすぐ、最初に目に入ったのはメッシュ生地。
ここは正直なんてことない普通のメッシュなんですが、表も裏も生地が異なるカバーにはこだわりを感じます。
サイドメッシュだとウェーブ加工されたウレタンに沿って湿気や熱が流れていくでしょうから、効率的に温度調節ができそう。
今回はなんといっても「ベロア調」のカバーに期待していました。
マットレス戦国時代において、どんどん低価格マットレスが幅を利かせる中、寝具メーカー勢は本当に「質感へのこだわり」を追求して欲しいですね。
スポーティーな切り替えデザインも否定はしませんが、正直個人的には「もっと品が欲しいなぁ」と思っていたのでスリープマジックのこの進化は大賛成。
【旧型のレビュー】ライズの高反発マットレス!スリープマジック購入レビュー
旧型もメッシュの質感において、他のマットレスとは一線を画するものだったのでそれはそれで良かったんですけど。
一口にメッシュ生地といっても様々なバリエーションがありますが、一般的なメッシュをマットレス全体に使うと一気に安っぽくなります。
「別にボックスカバーや敷きパッドをつけるからなんでも良いよ」という意見もあるかもですけどね。
ただ、この部分は”スマホ”と同じで「後でスマホカバーをつけるからといってダサい筐体デザインでも良いなんてことはない」のと同じだと思います。
寝具においてはカバーが見た目の印象を決める100%なので、個人的にはここへのこだわりも評価点に加えたい所。(品質や寝心地はそれ以前に大切ですけどね)
表面はスポーツ系のTシャツ素材にありそうな質感。
柔らかい手触りながら高級な質感は感じられませんが、これはこれでアリです。
そして期待していたベロア調の面。
よく子供が絨毯などでやる「毛を逆立たせて模様をつける遊び」ができます。
手触り・色合い・雰囲気ともにバッチリ。
これこそスリープマジック感がありますね。(魔法使い的な雰囲気で)
極厚プレミアムマットレスの寝心地と評価の口コミ
ウェーブ加工は硬さの中に柔らかさがある
ウェーブ加工といえば波々になった洗濯板のような加工を想像します。
実際に旧型スリープマジックのウェーブタイプはそのような感じだったんですよね。
しかし、新型スリープマジックのウェーブ加工は面のような所もあるのが大きなポイント。
まるでたくさんの人が肩を組み合っているような「頭と肩の連なり(ヘッド&ショルダー)」に僕は見えました。
ウレタン品質においては旧型スリープマジックと近しい印象です。
過去のレビューで「結構硬めの寝心地である」という評価をしているように、新型も硬めテイストだと思っていたのです。
しかし、新型スリープマジックは「適度な柔らかさ、ウェーブが身体に当たる感覚」がわかる仕上がりになっています。
5kgものプレートを垂直に乗せると、ウェーブ部分は潰れてその荷重を支えてくれますが、加工より下がぐにゃっと沈むことはありません。
それでいてプレートを動かすと潰れていた部分は即座に復元。
ライズのウレタンは全体的に屈強というか、力強い寝心地が感じられるんですよね。
旧型ではそれが全面に押し出せれていた訳ですが、今回の新型は「その中に適度な柔らかさを加えてみた」といった具合でしょうか。
寝返りのしやすさ、仰向けでも横向きでも快適
硬さは290Nとありますね。
ウレタンって意外ともろいので、例えばプロファイル加工(凸凹)を施している店頭サンプルなんかを見ると結構ヒビ割れていたりします。
でもライズのウレタンは強めに引っ張ってもザクッと裂ける感じが全然しない。
また、この次世代的なウェーブ加工は「仰向け」「横向き」のどちらかに対応するというものではなく、どちらで寝ても快適でした。
仰向けで寝るとよりボコボコ感を感じるので、結構新鮮でしたね。
ちなみに到着時は速乾Tシャツ生地のような面にウェーブ加工面がきていました。
つまりそのまま敷くとベロア面が床と接することになるのですが、ベロア面を表にするためには中のウレタンを入れ替える必要があります。
時間にして10分もかからないのですが、ベロア面を表にしたいかたはひと手間かかります。
自分はベロア面で使いたいので撮影した後に、ベロア側に変えました。
やっぱりツヤ感とか品がありますよね。
ブラウン以外にもエンジ色や紺色のベロア調カラーリングもあれば和テイストも感じられるバリエーションになりそうです。
ダブルサイズを使う威力は抜群
そもそも今回なぜダブルサイズなのかというと「自宅で1人でダブルを使うのってどんな具合かな?」という疑問が湧いたため。
結論から言えば、シングルサイズでは得られない快適性があります。
どれだけ寝返りを打っても落ちませんし、本当の意味で「大の字」で眠れました。
三つ折りマットレスなら(ダブルサイズにしては)以外とコンパクトにもなりますし、なんならZ字干しもできちゃいます。
僕は普段シングルサイズのベッドを使っているので今回は床敷きなのですが、元から床に敷いている人ならダブルサイズを検討する価値は大きい。
折り畳めないベッドマットレスだと厳しいですが、自立させられるので湿気カビ対策もできますしね。
さいごに(総評)
ライズの掲げる健康睡眠、新型スリープマジックは適正進化
健康睡眠を掲げるライズですが、当サイトもまた「眠りを変えれば、未来も変わる」というコピーを掲げています。
やっぱり良い寝具を取り入れることの意味は大きいですし、そこに寝具としての満足感などもあると毎日眠るのが楽しくなります。
そういう実感を得られる製品としてスリープマジックの進化は適正であったとマニア目線で感じるのでした。
参考になれば幸いです。