CMなどでもよく見かける「通販生活」
通販カタログという形でこだわりの一品を紹介していますが、高品質・高機能寝具も多く紹介されています。
モノは確かに良いですが、マットレスの中でもハイグレードに位置する価格帯の製品がほとんどなのも事実。
「もう少し安かったら」という方に向けて、購入前に検討したい高品質寝具メーカーのマットレスをご紹介します。
まずは通販生活で取り扱われているマットレスから解説しますね。
通販生活で取り扱われているマットレス
2018年1月現在でのラインナップ
エアウィーヴ 「敷マット3.5」
春雨を絡めてブロック状にしたような芯材で知名度のある日本の寝具メーカー「エアウィーブ」
デパートや東急ハンズなどに行くと取り扱っていることも多く、機能性高級寝具としての地位を築いていますね。
エアウィーブで使われる素材は高反発であり、体圧分散性と通気性に優れているのは既にご存知の方も多いでしょう。
各メーカーで呼び方は異なりますが(当サイトではまとめて「エア系マットレス」)と呼んでいます。
露出度的にはエアウィーブが有名であるものの、他の寝具メーカーでも似た製品があるためそれらと比較検討した方がコスト的に良い選択ができますね。
ちなみに当モデル「敷マット3.5」は3.5cm厚のエアファイバー(エアウィーブの素材)を用いた通販生活限定モデル。
下層には6cm厚のポリエステル芯材を貼り合わせているため全体厚で9.5cm(公式では10.5と記載あり)の「2層構造マットレス」ですね。
価格は53 784 (税込み/シングルサイズ)とお高めです。
しかし、エアウィーブが自ら販売する「エアウィーヴ マットレス スマートZ シングル」は2.5cmのエアファイバーでマットレス全体厚は9cm。
つまり6cm程度のポリエステル芯材を使っていることがわかりますが、性能的にはほぼ同格です。
これで価格は42 120 (税込み/シングルサイズ)とありました。
エアファイバーが1cmプラスされて1万 アップと考えると、あまりお買い得な選択とは言えないでしょう。
「通販生活でしか手に入りません」と言われても、僕はちょっと遠慮しておきますね・・・。
【関連記事】エアウィーヴの類似品はどう?似てるマットレスを集めてみた
パラマウントベッド 「プレグラフィット」
パラマウントベッドといえば、介護ベッドで言わずと知れた有名メーカーです。
ベッドのみならずマットレス単体でもいくつかモデルがあり、高品質な製品として注目していますね。
この「プレグラフィット」は3層構造でできており2層目にある「プレグラ」という素材が特徴的。
沈む力とほぼ同じ力で押し返す「等反発性」があるとの説明がありますが、個人的にはプレグラと高反発ウレタンの違いをもう少し比較してほしかったです。
1層目3層目は高反発ウレタンとなっており、雰囲気的にも高機能マットレスとして申し分ない仕様だと思います。
価格はシングルサイズで59 000 。
個人的にシングルサイズなら3万 台で十分耐久性のある高品質なマットレスが買えると考えています。
「どうしてもパラマウントベッド製がいい!」のであれば断然アリですが、メーカー縛りがないなら少し高めの印象ですね。
また、3つ折りタイプではない1枚モノのマットレスなので、頻繁に移動させる方には手間となるでしょう。
ロマンス小杉 「ロマンスエコー」
ロマンス小杉の「ロマンスエコー」はとにかく硬い寝心地が売り。
というのも3層構造のうち、1層目にポリエチレンフォームを使っているからですね。
2層目3層目はウレタンフォームなのですが、この重ね方が他メーカーとの違いを感じさせてくれるポイントだと思います。
高反発ウレタンでいう「硬め」とはちょっとレベルが違うため、心配に感じた方はその直感を信じた方が良いでしょう。
また、1層目はかなり凸凹加工が効いているので指圧感は十分ありそうです。
硬さを含め、これらを快感と思うか不快と思うかがこのマットレスの選択基準になるかと思いますね。
価格はシングルサイズで53 784 。
高すぎる訳ではないものの、高品質マットレスの中でもお手頃という訳でもない価格です。
ちなみに過去にもロマンスエコーについて書きました。
【過去記事】ロマンス小杉のロマンスエコーは腰痛に最適?口コミと評判
通販生活で扱われるマットレスの特徴
シングルサイズ5万超えが基本
「長く使えるものを」という意図で選別されていると思うのですが、3種類ともシングルサイズ5万以上という基準が感じられました。
概ね僕も納得ですし、このラインナップならどれを選んでも長く使える高機能なマットレスだと思います。
ただ、先ほども書きましたが僕の場合「シングルサイズ3万〜でも十分」という感想。
まぁ3万を切ると怪しい製品との遭遇率も上がるため、価格帯は高めに設定していたほうが良いかもしれませんね。
メーカー選別にもどこか狙いを定めたセンスを感じます。
- 高機能寝具で勢いのあるエアウィーブ
- ちょっと介護よりだけどこれまた有名なパラマウントベッド
- 腰痛方面で知る人ぞ知るロマンス小杉
「お金は潤沢にあるし品質いいならどうでもいいよ」という方は通販生活のオススメ通りで概ね問題ないでしょう。
「もう少し安く高品質が得られるならそっちがいい」なら他のメーカー製マットレスも知ってから検討してみて下さいね。
通販生活で選ぶ前に知っておきたいマットレス
モットンジャパン「腰痛対策マットレス モットン」
日本人の体型に合わせた設計で「シンプル高品質路線」を邁進している日本の寝具メーカー「モットンジャパン」。
高反発マットレスとしての性能はもちろん、体重に合わせた3種類の硬さを選べる点も高評価。
僕自身は140Nを愛用していますが、硬すぎず柔らかすぎないモチっとした寝心地が気に入っています。
親にも寝てもらいましたが「やっぱ高いマットレスっていいね、すごく寝やすいわ」という感想でした。
ちなみに価格はシングルサイズで39 800 ですから、高品質マットレスの中ではお手頃な方ですね。
カバーはベロア調で手触りが良い上に、安っぽさも感じません。
ただ、1枚モノのマットレスなので折り畳みたい人にはちょっと向かないかもしれませんね。
付属のゴムバンドを使えば上記のように3つ折りにすることも可能ですが、元から3分割された三つ折りマットレスより手間はかかります。
【関連記事】腰痛対策マットレスモットンを1年間使ってみた口コミ評判
マニフレックス「イルマーレウィング」
イタリア生まれの世界的寝具メーカー「マニフレックス」
マットレスは全て10年保証が付帯するという自信満々のアフターサポートが魅力的ですが、この「イルマーレウィング」はシングルサイズでも36 720 。
芯材はマニフレックスが開発したエリオセルという高反発フォームであり、体圧分散性に優れています。
特にこのモデルはリバーシブルであり、片面が「エリオセル(硬め)」もう片面が「エリオセル・ソフト(柔らかめ)」となっているのが特徴。
1つで2種類の寝心地が試せるため「買ったけどなんだか微妙」ということが少ないのですね。
また、3分割されているため「腰は硬め、頭と脚は柔らかめ」なんて調節も出来てしまうのがポイント。
【関連記事】マニフレックスのおすすめ三つ折りマットレスまとめ!
一番星「雲のやすらぎプレミアム」
通販生活にあるラインナップや今まで紹介したマットレスはどれも「上に敷布団を敷かないで1枚で使うマットレス」です。
日本では昔から「マットレス+敷布団」という組み合わせで寝ていた方が多いでしょうから、マットレス1枚で使うことに抵抗を持つ方も中にはいるでしょう。
そんな方には体圧分散に優れた敷布団タイプの「雲のやすらぎプレミアム」が人気です。
見た目は普通の敷布団ですが、中は特殊繊維素材やプロファイル加工ウレタンなどで5層構造になっているのがポイント。
単純に綿で埋め尽くされた訳ではないため「敷布団っぽさと、マットレスの寝心地の良さを両立したハイブリット型」と評価できますね。
厚みも17cmとボリュームがあるため床や畳に1枚で敷いても底づきしません。
ボリュームだけある格安敷布団は他にもありますが、こちらは日本製で素材も耐久性のあるものを厳選しているのがポイント。
「日本製で長く使える寝具を」と考えている方にも選ばれているようです。
シングルサイズで39 800 と日本製の高品質寝具にしてはお手頃な価格もポイント。
まとめ
安すぎる製品には注意
通販生活だけを見れば「良いマットレス=最低でも5万は超える」というイメージが付いていたでしょう。
でも個人的には「リアルなポイントを探ると3万 台なんじゃないか」と考えています。
だからといって下を求めすぎるとただの銭失いで終わる可能性もあるでしょう。
僕の場合は「あくまで3万 台から、それ以下は見ないようにする」という個人ルールを設けて選ぶようにしていますね。
お気に入りのマットレスに出会う参考になれば幸いです!