テンピュールのエルゴノミックコレクションに分類されるオリジナルネックピロー。
ウレタン枕として定番な形状であり、この形状が好きな方も多いでしょう。
ここではオリジナルネックピローに触れてみた印象と、波型形状の枕について解説したいと思います。
テンピュールのオリジナルネックピローについて
波型形状の低反発枕で先駆けと言える存在
上記データから低反発ブームのピークが大体2004年1月頃であるとわかります。
テンピュール・ジャパンが日本に設立されたのは1999年ですから、およそ2000年頃に低反発ブームが到来していたと言えますね。
その頃、自分は小学生でしたがデパートなどに行くと寝具売り場で大々的に販売されていたり、テレビショッピングなどでもよく見かけました。
何より「手を押し込むと跡が残ってゆっくり復元する感じ」はおもちゃ的要素が満載ですから記憶にも残ります。
その当時、低反発寝具=テンピュールという構図が出来上がっているほどに知名度があり、この「波型形状」は枕としても珍しい形状でした。
そもそもウレタンフォームじゃないとこんな形は再現できませんからね。
2018年の今では数多くのメーカーがウレタン枕を手掛け、人間工学に基づいた様々な形状が開発。
加えて低反発ウレタンのブーム終焉とともに、反発力の強い高反発ウレタンが注目を浴びています。
今や波型に目新しさはないものの「定番の形」として根強い人気を誇る形状であるのは間違いありません。
そして、テンピュールは知名度からしても「ウレタン枕の先駆け的存在」といえるのではないでしょうか。
オリジナルネックピローは昔からずっと変わらない「スタンダードな枕」と言えそうです。
サイズの違いは高さの違い!Jr/XS/S/M/Lの5種類ある
テンピュールの枕はサイズが5種類ありますが、Jr(ジュニア)サイズを除くとXS/S/M/Lの横幅と奥行はどれも同じ。
違うのは「高さ」なのですね。
- Jr (約 幅40x奥行26x高さ7cm) 9 000
- XS (約 幅50x奥行31x高さ7cm) 12 000
- S (約 幅50x奥行31x高さ8cm) 13 000
- M (約 幅50x奥行31x高さ10cm) 14 000
- L (約 幅50x奥行31x高さ11.5cm) 15 000
そのため「オリジナルネックピローはどのサイズを選ぶべき?」と悩む方も多いもの。
標準といえるのはSサイズかMサイズですが、自分が実物を見に行ったときは「Sサイズ(低め)」「Mサイズ(高め)」と記載されていました。
むしろ他のラインナップがなかったので、やはり売れ筋はSかMなのでしょう。
購入するなら公式ショッピングサイトがおすすめ
テンピュールのオリジナルフォームの触り心地は「しっとり重みがあり、柔らかな沈み込み」という感じ。
スカスカの安物ウレタンとは雲泥の差と言ってよい質感です。
しかし、小売店の店頭で販売しているオリジナルネックピローはピローカバーの質感に少し安っぽさが残ります。
自分が見たのはよくあるパイル地であまりテンピュール感が伝わってきません。
反面、テンピュール公式ショッピングサイトでは「限定ピローケース付」とあります。
こちらはロゴの型押しが見えるあたり、おそらく以前レビューした「シンフォニーピロー」と同質のカバーでしょう。
こちらは滑らかで上品な手触りでした。
もしテンピュールオリジナルネックピローを枕を買うなら立派なカバーが付属する公式ショッピングサイトがおすすめですね。
似た形状(波型)の良い枕メーカーって他にある?
同形状かつ機能性・質感で勝るのは「めりーさんの高反発枕」
オリジナルネックピローと同じ形状でテンピュールに敵う製品があるとすれば「めりーさんの高反発枕」でしょうか。
こちらは自分も実際に所持している枕なのですが「テンピュール枕を全サイズを買う以上の価値を有する枕」と言っても過言ではありません。
その秘密がこちら。
中にある高反発ウレタンフォームが1枚ごとシート状になっており、さらに速乾生地で丁寧に包まれています。
つまり高さ調節にとても融通が効き、そのパターンはなんと50通りにも及ぶのが最大のポイント。
オリジナルネックピローで「どのサイズを選べばいいか?」と悩む必要がなくなるのがなんとも嬉しい点。
また、枕カバーはベロア調で高級感のある手触り・質感です。
価格的に見ると、めりーさんの高反発枕は12 800 であり、オリジナルネックピローは12 000 〜15 000 (Jrを除くXS〜Lサイズ)
まとめると下記になります。
めりーさんの高反発枕 | テンピュール オリジナルネックピロー | |
---|---|---|
メーカー | モットンジャパン(日本) | テンピュール |
価格 | 12 800 | 12 000 〜15 000 (Jrを除くXS〜Lサイズ) |
送料 | 送料無料 | 17 000 以上で送料無料 |
高さ調節 | 可能(50通りで調節) | 不可能(高さが異なるXS〜Lサイズを選ぶ) |
サイズ | 幅50cm x 奥行30cm | 幅50cm x 奥行31cm |
カバー質感 | 良好 | 良好 |
ウレタン | 高反発ウレタン | 低反発ウレタン |
アフターサービス | 90日間返金保証 | 3年保証 |
テンピュールは海外メーカーですし、ブランド感では勝るものの機能性であればめりーさんが数段上と評価できますね。
高反発なめりーさんの方が沈み込みが少ないため寝返りも打ちやすく蒸れにくいです。
テンピュールは沈み込むので抜群のフィット感を得られますが、若干蒸れやすいのと寝姿勢が固定されやすい点を考慮したいですね。
【レビュー記事】めりーさんの高反発枕口コミ!モットン枕は最強の調節力!
さいごに
シンプルな形状こそ素材品質が問われる
波型枕って頚椎にぴったりフィットしてくる寝心地が特徴なのですが、ダメな枕だと首を痛めやすいです。
コスパ重視の低価格枕でもこの形状は多いですが、やっぱり寝具メーカー品とは違うんですよね。
という意味では「オリジナルネックピロー」と「めりーさんの高反発枕」は波型枕の2トップと言ってもいいのではないでしょうか。
参考になれば幸いです。