かねてから気になっていたマニフレックスの三つ折りマットレス「イルマーレウィング」を購入しました。
「なぜ数ある中でイルマーレウィングなのか?」や「モットンやライズといった高品質なマットレスとの比較」を書いていきます!
イルマーレウィングを選んだポイント
両面で硬さの違う特徴を持ちながらお手頃価格
マニフレックスの三つ折りマットレスは2018年1月現在で下記のラインナップがあります。
- メッシュウィング( 33 858)
- イルマーレウィング( 36 720)
- フライニットウィング( 39 420)
- メッシュウィングレオナルド( 49 950)
- DDウィング( 59 400)
※カッコ内はシングルサイズの 予算。
上記で一番価格がお手頃で定番化しているのは「メッシュウィング」であり、イルマーレウィングではありません。
しかし、今回イルマーレウィングを選んだ理由としては「両面で硬さが違うのにお手頃」という魅力を持っているため。
このラインナップの中で「両面仕様」になっているのは下記3モデル。
- イルマーレウィング( 36 720)
- メッシュウィングレオナルド( 49 950)
- DDウィング( 59 400)
※カッコ内はシングルサイズの 予算。
シングルサイズで見比べてみると一目瞭然、イルマーレウィングは飛び抜けてお手頃価格なのですね。
メッシュウィングと比較しても3 000 程度しか変わらず、個人的には狙い目だと思っていたのです。
最上位モデルも気になるが、安い方にスポットを当てたい
ちなみに次点でマニフレックスの三つ折りマットレス最上位モデルである「DDウィング」も検討していました。
まず3つの基本スペックは下記。
イルマーレウィング | メッシュウィングレオナルド | DDウィング |
厚み11cm | 厚み11cm | 厚み13cm |
170Nエリオセル6cm+115Nエリオセルソフト5cm | 170Nエリオセル8cm+115Nエリオセルソフト3cm | 170Nエリオセル10cm+70NエリオセルMF2cm |
イルマーレウィングとレオナルドは「エリオセル&エリオセルソフト」という構成は変わりませんが、それぞれの厚みが異なりますね。
DDウィングは「エリオセルMF(マインドフォーム)」というマニフレックスの最上位モデルと枕にのみ使われる特殊素材を使っています。
しかし、最上位モデルが良いのは大体想像が付くため、当サイト的にはイルマーレウィングを比較対象として選んだという理由もあります。
ちなみにイルマーレとレオナルドではこれだけ似ている上に価格差もハッキリしているため悩む人は少ないと判断。
ならば「安い方のイルマーレに注目を集めたい」という感じですね。
(安いと言っても「マニフレックスの中で」という意味であって、マットレス全体で見れば高価な方だと思いますが・・・)
イルマーレウィング購入前に知っておくこと
マニフレックスは圧縮梱包
ライズが届いた時は圧縮ではなく原寸サイズで届いたため大きさを感じたのですが、マニフレックスのマットレスは圧縮梱包なのでコンパクト。
「どちらがいい」とかは無いと思うんですが、強いて言えば圧縮梱包の方が配達員の人が喜びそうです。
色はスカイブルーとベージュがあるのですが、悩んだ末にベージュを選択。
パンパンになったビニールをハサミで切っていきます。
カッターとか使うとマットレスまで切ってしまう危険性があるため注意が必要ですね。
開封すると、ペッチャンコになったやる気のないマットレスが姿を表します。
圧縮梱包はビニールを取って空気を吸わせてあげることで芯材のウレタンが徐々に膨らんでくるという仕組み。
開封直後から芯材を取り出した様子。
いきなり不安になるような画像ですが、これは不良品ではなく仕様なので驚かないで下さいね。
付属の説明書にも書いてありますが、ロールの中心部は特にひどく潰れているため復元までに時間がかかります。
ロールの外周部は半日もあれば戻りますが、中心は1日くらいかかることも。
あまり気にせず使い始めて問題ないですし、気づいた頃にはピシッと復元しているので気にしないようにしましょう。
正規代理店で買うのが安心
今回イルマーレウィングはマニフレックスの正規代理店として実績のあるこちらからネット購入しました。
対応も配送も迅速でとても信頼のおける店舗でした。
そのため当たり前ですが10年の長期保証書もしっかりと同梱されています。
マニフレックスは世界で販売されている寝具メーカーであるため、一部正規ではない販売店や製品が存在するとのこと。
せっかく良い寝具を買うのですから、変なモノを掴まされないように注意して下さい。
イルマーレウィングの寝心地はいかに
170Nは意外と柔らかい反発力
まず手で芯材を触ってみて思ったことですが「マニフレックスの170Nってそんなに硬くないな」ということ。
高反発マットレスのニュートン値はおよそ100Nから200N程度まで範囲があり、一口に高反発マットレスといっても寝心地は多種多様。
自分は「170Nっていったら結構ガチガチなんだろうな」とイメージしていたのですが、思ったより柔らかかったです。
115Nのエリオセルソフト(画像だと薄水色のフォーム)は想像通り「フニャ」っという感じですね。
実際に身体を乗せてみると、手で触ったときよりは硬さを感じるうえに適度な反発力もあり寝心地はとても上品。
印象としてはモットンの140Nと同じくらいか、少し硬い程度でしょうか。
イルマーレウィングの芯材はウェーブ状に接合しており、これも体圧分散性に一役買っているのかもしれません。
三つ折りであること、頭部・腰部・脚部で170N or 115Nを切り替えできることを考えるとイルマーレウイングはなかなかアリです。
寝心地の硬さが欲しいならスリープマジック
イルマーレウィング(厚み11cm)、スリープマジック(厚み13cm)、モットン(厚み10cm)を重ねて横から撮ってみました。
モットンは三つ折りマットレスではなく1枚ものであるため、ピシッとした美しさがありますね。
どことなくモットンの方が厚く感じるのですが、イルマーレはまだ完璧に復元してないということなのでしょうか・・・。
個人的な感覚で言えば、130Nのライズ「スリープマジック(ブロック)」が最も硬めの寝心地である気がします。
マニフレックスは170Nと数値的には硬めに入りますが、寝比べてみるとそうでもない印象でした。
しかし「どちらが良い悪い」ではなく、どのマットレスも寝た時の安定感や心地よさはちゃんとありますね。
あとは好みの問題でしょう。
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結論:イルマーレウィングは買いか?
男性や体格の良い人ならメッシュウィングでいいかも
イルマーレウィング自体に「ダメな点」は特に見当たりませんでした。
寝心地もよく買ってよかったと満足できる品質です。
しかし、115Nの面(エリオセルソフト)は結構柔らかさがあるため成人男性や体格の良い人だとあまり好まないかもしれません。
「あえて両面仕様を選ぶ必要はなく、メッシュウィングでもいいのでは?」という気持ちにもなりました。
小柄な方や子どもなどであれば両面試してみて「しっくりくる面を選べる」というメリットはありますね。
いずれにしても、この価格に対して両面仕様や保証の長さを考えると十分すぎるほどに「買い」だと言えます。
この記事がマットレス選びの参考になれば幸いです!