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ベッド マットレス

安いベッドに高いマットレスの組み合わせはダメ?賢い選び方

寝具環境を今より良くしようと考えた時、真っ先に思い浮かぶのはマットレスの新調ですよね。

事実、身体全体を支えるマットレスは寝具の中で最も重要な位置を占める存在です。

しかし「マットレスだけではなくベッドも新調(あるいは新しく購入)したい」という場合、ベッドもまた良いものを選ぶべきなのでしょうか。

安いベッドに高いマットレスの組み合わせ

基本的におすすめはできない

マットレスが良いモノであればベッドは適当に済ましてもいいのでは?と思うかもしれません。

ですが、安物のベッドには下記のような不安要素があります。

  1. 使用していくうちにキシミ音が発生
  2. 素材のコストダウンが原因による破損(ベッドの床板が割れるなど)
  3. 素材の精度が悪く組み立て不良(グラグラしたり、バランスが悪いなど)
  4. 素材の品質や管理が悪くカビやニオイの発生(海外工場の管理品質に左右)

安物のベッド全てがそうだとは言えませんが、自らの経験上安いベッドにありがちな特徴だと考えています。

 

ベッドはマットレスを乗せる土台ですから、このような不安定な土台は良くありません。

妥協して安いベッドを買うくらいなら床に直敷きで寝たほうがよいですね。

ただ、床敷きすると床とマットレスの間に湿気が発生するためカビに注意する必要があるでしょう。

「出来れば敷きっぱなしで湿気とかカビとか考えたくない」のであれば、品質の良いベッドを選ぶか湿気対策を施す必要がありますね。

 

品質の良いベッドはいくらが相場か?

当サイトとしては「シングルサイズかつシンプルな形状で1万 〜2万 程度」を安いベッドの価格帯として考えています。

もちろんこの価格帯の製品すべてがダメだとは言いません。

しかし「たった1万2万で数年間ビクともしない耐久性を出せるか?」と考えると疑問が残るのでしょう。

 

寝具メーカー製のベッドではシングルサイズで1万 〜2万 は存在せず、概ね5万〜10万前後に集中しています。

つまり耐久性を考慮した品質を維持しようとするとそのくらいのコストは必要不可欠。

また、ベッドの耐久性のみならず「製品としての仕上げ」にも違いが大きく現れます。

 

なるべく費用を抑えつつ高品質で揃えるのであれば、下記くらいの予算を考えておくと選択肢も増えるでしょう。

  • 床にマットレス・・・5万 以下(マットレス5万)
  • 床にマットレス+湿気対策・・・7万 以下(マットレス5万・対策2万)
  • ベッドとマットレス・・・10万以下(シングルベッド5万・マットレス5万)

※ここでのマットレスはウレタンフォームなどを芯材としたマットレスを指しています。

金属スプリング(コイル)を使ったベッド用マットレスの場合はシングルサイズで10万〜を目安にすると良いでしょう。

 

すでに安いベッドを買ってしまった場合

既に安いベッドを買ってしまった人は「せめてマットレスだけは良いものを」という考えで正解です。

どんなベッドであれ購入当初は特に問題も起こりませんし、普通に使えるので使い潰しましょう。

しかし、ベッドを使い続けたときにキシミ音が出てきたり寝心地に影響が出るようなら寿命だと思って下さい。

 

あるいは「すでにベッドが変なんだけど、良いマットレスを敷いたらなんとかなる?」というパターンであれば諦めましょう。

ベッドは土台ですから、マットレスを良くした所で土台の影響を受けてしまいます。

例えるなら地盤の悪い土地に豪邸を建てるような危うさがあるので、素直にベッドは処分するのが吉。

 

床敷きする場合の湿気対策

すのこロールを敷く

ホームセンターなどでも手に入りやすい「すのこロール」は床とマットレスの間に空間を作ることで湿気を逃します。

しかし、大半のすのこロールは床との高さが2cm~3cm程度で湿気を逃しきれていないことがほとんど。

そのためすのこ素材が桐など木材だとすのこごとカビてしまう可能性があるため注意が必要です。

少し価格は張りますが、高さのある製品も存在するため選ぶ際は気をつけてみて下さい。

最後に

 品質の良いモノを選んだ方が長持ちする

洋服や靴なども素材や縫製品質の良いモノを選ぶと長持ちしますよね。

しかし、これらは「流行」という要素もあるため価格重視のファストファッションが有利な場合もあるでしょう。

寝具の場合はとにかく「どれだけ良い状態を保てるか」が重要なので品質にこだわって損はありません。

下記記事も参考になれば幸いです。

【関連記事】丈夫で安いベッドなんてあるの?ベッド通販の見分け方

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