昔ながらの重たい敷布団やダブルサイズの敷布団を使っている方は布団干しが大変です。
湿気を取り除くだけなら布団乾燥機でも出来ますが、デメリットはないのでしょうか。
干さずに布団乾燥機だけを使うと
ハウスダストの処理が必要になる
天日干しは湿気の乾燥だけではありません。
- 天日(紫外線)による殺菌作用
- ホコリやダニをほろいおとす
上記の様な役割も担っているのですね。
ちなみにダニは50℃以上になると死滅すると言われています。
布団乾燥機のダニ退治モードではダニを殺すことが出来ても除去は出来ません。
死骸を吸い込むとアレルギー反応で喘息や皮膚炎を発症するという人もいます。
そのためハウスダストの処理が別途必要になるということ。
外に干せない場合のハウスダスト対策
- 掃除機で吸う
- 洗濯する
1番の掃除機は既にやっている方も多いはずです。
そこで注意すべきは換気の徹底。
掃除機のフィルターを通り抜けたハウスダストが室内中に舞うことで吸い込んでしまっては元も子もありませんよね。
より完璧にしたい場合は空気清浄機の併用が良いでしょう。
2番の「洗濯する」というのはコインランドリーやクリーニングです。
ただし、コインランドリーは布団によって中綿がガタガタになったり仕上がり面でのトラブルが多いので注意が必要。
少々値段は高くても安心料だと思ってクリーニングに出すのが1番です。
布団は乾燥させないとダメなの?
湿気が溜まった布団は雑菌やカビの温床に
「見た目には変わりないし、乾燥させなくてもいっか!」と放置するとどうなるのでしょう。
湿気を十分に吸った布団はズシッとした重みがあります。
洗濯物もしっかり脱水しないと重たいですよね、それと同じ事。
そして何より怖いのは、湿気によるカビや細菌・ダニの異常増殖です。
咳や目のかゆみといった症状が出てくる可能性が高く、特にカビは何が起こるかわかりません。
湿気を放置して発生したカビは少なくとも人体に良い影響与えるものではないでしょう。
ベッドや布団は身体を休めて元気になる場所です。
毎日とはいいませんが、たまに寝具をチェックしてみる習慣を持ってみて下さい!
湿気に強く速乾性のある寝具なら万事解決
このような素材のマットレスを見たことはありませんか?
細いチューブのような素材が複雑に絡み合ったもので、個人的にエア系マットレスと呼んでいます。
ハウスダスト対策にもってこいな特徴を持っているのがポイント。
- 通気性が抜群
- 自分で水洗いできる
- 綿などの繊維じゃないのでホコリが出ない
- 超軽量
僕もエア系マットレス1枚持っているのですが、清潔を保つ用途でこれ以上の製品はありません。
(そのためちょくちょくこのサイトで切り札として紹介しています)
寝心地は高反発マットレスに分類されるため硬めですが、痛い事はなく適度に体圧が分散され心地よいです。
この手のマットレスは敷布団の下に敷くものではないため一枚で使えるのもメリットですね。
この上に敷布団を敷いてたらダニ対策の意味がないですから・・・。
デメリットとしては、製品によってはヘタれるのが少し早いということ。
もちろん使用頻度・体重や体格にもよりますから一概に全ての製品が良くないとは言えません。
興味がある方はまずメーカーを数多く知っておくとよいでしょう。
【関連記事】エアウィーヴの類似品はどう?似てるマットレスを集めてみた
さいごに
寝具を見直すことで解決する
今は特殊繊維も進化しており、それらの多くは寝具にも用いられています。
「布団を干せない」「敷布団が重い」という時には思い切って寝具を交換してみると良いかもしれません。
参考になれば幸いです。