腰痛になると思ったように生活できなくなりますよね。
いままで当たり前のように出来ていたことが出来なくなるとかなりのストレスになりませんか。
しかし、腰痛には心因性のものもあるため、ストレスが腰痛を引き起こしている可能性もあるのです。
慢性的な腰痛とストレス
原因不明の腰痛はストレスが影響?
腰痛には加齢による肉体的な衰えからくるものもあれば、心の問題が影響しているものもあると言われています。
仕事や家事・育児で日頃から強いストレスを受けている場合はどう腰痛につながるのでしょうか。
それは、ストレスによる「ドーパミンの分泌量を減らしてコルチゾールを増やす」という反応にあります。
ドーパミンと言えば快楽を得た時に分泌される脳内物質であり、幸福感や喜びの他に痛みを感じさせなくするなどの作用があるんですね。
一言でいえば「生きる意欲を増やすホルモン」でしょうか。
「嬉しい!」「楽しい!」「大好き!」といったプラスの感情で分泌されます。(ドリカムですね)
そして、コルチゾールは副腎皮質ホルモンのひとつで人間がストレスを受けた時に身体を守るためのホルモン。
守るといってもコルチゾールの作用によって不眠になったり、健康面で悪影響が及びます。
腰は日常生活で負荷が掛かりやすいことに加え、過度なストレスで脳内物質のバランスが崩れると痛みを感じやすくなるということですね。
今度は痛みがストレスとなり腰痛が慢性化していくと考えられます。
ドーパミンを増やせば解決するのか?
となると、ドーパミンを増やせば解決するのか?と思う人もいるかもしれません。
それは間違ってはいませんが、まずはそもそも受けているストレスをどうにかする必要があります。
ストレスの根源は人によって様々。
人に相談して解決されることもあれば、人に話して楽になれる事もあります。
一人で抱え込まないことがストレスと上手く付き合うために心がけたいですね。
【人に聞いてもらう時のポイント】
ストレスの根源を人に聞いてもらう時、自分の事だけをペラペラと話すのはあまりおすすめできません。
その話しを聞いてくれている相手だって生身の人間ですから、何かでストレスを感じているのです。
お互いに嫌なことや辛いことをキャッチボールし合うからこそコミュニケーションが続くというもの。
- 愚痴ばかり言う人
- 人の話しを聞かない人
- 自分の事しか話さない人
これらは大抵相手に嫌われてしまう特徴ですよね。
相手に自分の事を聞いてもらったら、求められているか否かはておき「自分も相手の事を聞き入れる姿勢」を見せましょう。
「また何かあったらいつでも聞くよ」と言ってもらえる関係が良いですよね。
ドーパミンを増やすには?
ストレスの根源をしっかり受け止めた上で、ドーパミンを増やすにはどうすればよいのでしょうか。
一番身近なところではスポーツなど、運動をすることです。
例えば絶え間なく身体を動かしている最中に仕事であった嫌なことを思い出さないですよね?
サッカーであれば常にボールと自分の位置関係を考えて動いているはずです。
他には「いままでしたことの無いことをする」のもおすすめ。
- 普段と違う道を通って帰る
- 入った事のないお店に入る
- やったことの無い何かを始めてみる
- イベントやボランティアに参加する
など、ワクワクやドキドキを感じるような行動を日々に取り入れると良いですね。
何かを得るというよりも「昨日とは違う今日を過ごす」という意識が重要です。
さいごに
健康的な生活リズムが効く
ストレスと生活習慣は密接に関係しており、例えば夜に活動して昼間眠るような生活スタイルは心を壊しやすくなります。
人間は陽の光を浴びて自律神経を整えるなどを行うため、昔の人が続けてきた習慣に勝るものはないということ。
- ぐっすり眠って、朝日を感じながら目覚める
- 適度に身体を動かして汗をかく
- 毎日ちゃんと決まった時間に食事を摂る
- 1日の終わりには湯船に使って一息つく
以前の僕は「そんな普通の事に意味があるの?」なんて思ってましたが、かなり効きました。
ストレスと腰痛に悩んでいる方は、ストレスの根源に目を向けつつ生活習慣の見直しをしてみると良いでしょう。
今すぐ出来ることではないと思いますが、少しずつでも行っていくことが大きな変化を作ります。