腰痛対策にマットレスを良いものにしようと考えている人は多いです。
その時に「最近のマットレスは厚みが選べるタイプもあるけど、なんで?」と疑問を持つ方も。
マットレスの厚みについて解説したいと思います。
腰痛対策とマットレスの厚み
どのように使うかで厚みを変える
なぜ厚みにバリエーションがあるのかというと、使う場面で寝心地が異なるためです。
三つ折りマットレスなどは一般的に5cm厚が多いですが、これを「床や畳に敷いた時」と「ベッドマットレスに敷いた時」で寝心地が変わるのですね。
特にベッドマットレスの上に敷く場合は厚すぎると体圧分散が不安定になりがち。
(マットレスの素材や品質によっても変わるため一概にダメとは言えませんが)
そのため床や畳の上に敷くタイプよりも薄いタイプ(2cm位)を用意しているのです。
ちなみにそのような薄いマットレスは「マットレスパッド」という名称で記載されている場合も多いので覚えておくと良いですね。
逆に10cm〜など厚みのあるマットレスは床や畳に直接敷いたり、ベットフレームに置くと丁度良い厚みとなるでしょう。
まとめると下記のようになります。
- 厚さ2cm程度・・・ベッドマットレス(コイルマットレス)の上に敷いて丁度良い
- 厚さ5cm程度・・・床や畳、ベッドマットレスの上に敷いて丁度よい
- 厚さ10cm〜・・・床や畳、ベッドフレームの上に敷いて丁度良い
腰痛対策としてマットレスを選ぶ場合、厚さは5cmか10cm〜のマットレスがおすすめ。
なぜなら厚さ2cm程度のパッドでは劇的な体圧分散性を実感しにくいため。
「じゃあなぜ存在するの?」というと主に通気性アップという目的を果たすためですね。
厚さ2cm程度の薄いマットレスパッドは高反発ファイバー(エア系)素材を用いた製品がほとんど。
そのため今お使いのベッドマットレスで寝苦しいと感じている人には良いですね。
厚ければ厚いほど寿命は長い?
よくベッドマットレス(コイルマットレス)を長く使う秘訣として「定期的に表裏をひっくり返す」というモノがあります。
片面ばかり使い続けているとヘタリやすいですが、両面をまんべんなく使うと長く使えるのですね。
この原理は厚みのあるウレタンマットレスにも当てはまるでしょう。
片面ばかりをずっと使うより、定期的に裏返して両面を交互に使うと長持ちします。
そこで気になるのが「厚みがあればあるほど良いか?」ですよね。
個人的な意見としては厚い方が耐久面で有利だと考えています。
薄いと劣化していく際にすぐ中心部まで到達してしまいますが、厚みがあればその分持ちこたえられるため。
その差がどれくらいあるかは個体差や使用環境も影響するためはっきりと言えませんが・・・。
また、表面にプロファイル加工(ボコボコ加工)などを施したマットレスは片面での使用が基本なため両面使えない場合もあります。
腰痛対策で厚みのあるマットレスおすすめ
腰痛対策マットレス モットン 厚さ10cm
日本人の体型に合わせた腰痛対策マットレスとしてロングセラーを誇る「モットン」
現在僕も使っていますが、しっかりしたウレタン素材で寝心地も良いです。
寝返りが打ちやすいのに硬すぎず「身体の力が抜けるような優しい包み込み」と、言葉では少し説明しにくいですね。
硬さを3種類から選べるため自分の体重と照らし合わせて最適なマットレスを選べるのもポイント。
【関連記事】腰痛対策マットレスモットンを1年間使ってみた口コミ評判
公式サイトは下記
西川ムアツふとん 2フォーム 厚さ9cm
「点で支えるマットレス」でお馴染み、昭和西川のムアツふとん。
ふとんと言いつつマットレスなのですが、卵ケースのような表面加工(プロファイル加工)が身体を適度に支えてくれます。
2フォームモデルは2層構造になっているため9cmと十分な厚みですね。
オリンピック金メダリストの高橋尚子氏が開発に携わっている日本の寝具メーカー「ライズ」
主力となる2製品のうち1つがこの「スリープマジック」です。
スリープマジックはブロック状の表面加工を施し点で「点で支える体圧分散性」と「面で支える力強さ」を両立。
特に13cmは他メーカーでもなかなか無い厚さです。
【関連記事】ライズの高反発マットレス!スリープマジック購入レビュー
[トップ⇒ブランド一覧⇒SLEEP MAGIC]に詳細
さいごに
マットレスは品質にも注目
マットレスの厚みだけを考慮すると「厚い割にすぐヘタれた」と後悔してしまう可能性もあります。
なるべくマットレスで定評のある寝具メーカーから選ぶのがおすすめ。
(参考として挙げた3製品はどれもマットレスの品質は高いです)
価格的には値が張りますが「長く腰を労る」という意味では安い投資ではないでしょうか。
自分にピッタリのマットレスを見つけて健康的な毎日の土台を固めましょう!