普段から車に乗る機会が多く腰痛に悩んでいるという人は少なくありません。
腰痛対策としてシートやランバーサポートにこだわっている人もいるのではないでしょうか?
そこで「そもそも腰痛持ちに優しい車はないのかな?」と考えてしまうことはありませんか?
腰痛持ちに優しい車ってあるの?
そんな車は存在しない
結論から言うと腰痛に優しい車はありません。
もちろん車によってはシート設計や素材が違うため腰が楽に感じることもあるでしょう。
しかし「(長時間)座り姿勢で運転している」という事実は変わりなく、思い込みに過ぎません。
いつもと他の車を運転したとき「これ腰が楽だ」と思っても、大体は新鮮さからくるもの。
基本的に腰痛を抑えたければ長時間の運転を控えるのが一番なのです。
対策としてシートの腰部分にランバーサポートを付けるなどは出来ますが、劇的な対策にはなりません。
仕事で長時間の運転をする場合
仕事で長時間の運転を必要としている場合は「運転を控える」なんて難しいですよね。
ただ、介護士などは腰痛が理由で仕事を辞める人も少なくありません。
運転できない程の腰痛に悩まされる前に考えてみる必要があるとも言えるでしょう。
何をするにも「身体が資本」。
仕事を優先して身体を壊してしまうと、仕事も健康な身体も失ってしまいます。
人間の構造は同じでも特性は人それぞれ。
24時間座り続けて平気な人もいれば、座り続ける仕事が向かない人もいます。
仕事を諦めずに続けたいという想いは素晴らしいですが、それなら人一倍自分の身体に気を遣ってあげて下さい。
運転を続けたい人が出来ること
インナーマッスルを鍛える
インナーマッスルは文字通りInner(内側)にあるMuscle(筋肉)のこと。
鏡で身体を見ても表面的にはわからない筋肉を指しますね。(表面的に分かる筋肉はアウターマッスルと言います)
よく腰痛対策には腹筋(腹直筋)トレーニングが良いと言いますが、実は間違い。
腹筋だけではなく、インナーマッスルである腸腰筋(ちょうようきん)・腹横筋(ふくおうきん)も鍛えなければならないのです。
インナーマッスルとアウターマッスルの鍛え方について知りたい方は下記記事も参考にしてみて下さい。
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身体の負担が少ない睡眠を摂る
自分の1日を費やす行動を考えてみて下さい。
長時間の運転を仕事にしている人であれば、ざっと下記のようになりませんか?
- 運転
- 睡眠
- その他(食事やお風呂など)
人によって違いがあっても、大体運転時間と睡眠時間がかなりの割合を占めるでしょう。
そう考えた時「毎日いかに身体的負担の少ない睡眠を得るか」が重要になってきます。
もしここで身体(腰や肩や首)に負担のかかりやすい睡眠を摂っていると、運転時間とダブルパンチで効いてきます。
しかし、身体に負担の少ない睡眠を得られたらどうでしょうか。
睡眠中は身体の疲労を取り除き、寝返りにより歪みを直す時間でもあります。
運転による腰への負担をいたわってあげるか、更に刺激して悪化させるかは睡眠が意外と馬鹿にできません。
さいごに
いつまでも現役でいるために
具体的な身体への負担とは劣悪な寝具・合っていない寝具の使用により与えられます。
枕やマットレスなど、いままで寝具に気を遣った事はありますか?
ない場合はこの機会に寝具を見直すことが大きな改善に繋がる可能性があります。
また、寝具だけではなく食生活・生活習慣も睡眠に大きな影響を与えます。
「運転による腰痛なら座席をどうこうすれば良い」
そのような単純なものではなく、日々の行動から振り返ってみるようにして下さい。
いつまでも運転を仕事にしたい人がそういられるために、参考になれば幸いです。
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