職場まで車通勤している人は多いことでしょう。
運転時間が長い人であれば腰に負担がかかり腰痛に悩んでいる人もいるはずです。
そこで、運動不足解消も兼ねて自転車通勤デビューしようと考えた時に知っておきたいことをまとめました。
車で通勤は腰痛の原因?
長時間の座り姿勢に注意
車は身体をほとんど動かすこと無く移動できますよね。
例えるならパソコンと向かい合うようなデスクワークとほぼ同じ状態だと言えるでしょう。
これでは1日中同じ姿勢で過ごしているのと同じことです。
朝起きてから家に帰ってくるまでをイメージしてみて下さい。
- 起床
- 朝食(座る)
- 通勤(座る)
- 仕事
- 帰宅(座る)
- 夕食(座る)
- お風呂(座る)
- 就寝
だいたい足を揃えて椅子に座ってませんか?
もちろんこまめに立ち上がったりする動作はありますが、同じ座り姿勢が多くなることで腰への負担が大きくなります。
仕事もデスクワークや車で走り回るような職種だとなおさら腰に良くないですね。
余暇や休日を使って積極的に運動しないと身体の衰えが進行してしまうでしょう。
自転車通勤すると何が良い?
そこで通勤と帰宅時の移動手段を車から自転車に変えるとどうでしょうか。
自転車もサドルに座っている訳ですが、椅子に座るのとは状態が違いますよね。
それに両太ももを交互に回してペダルを漕ぐため筋力トレーニング・有酸素運動になります。
車より小回りが効くのでコンビニやスーパーなどに立ち寄りやすくなり、結果歩数も増えるでしょう。
毎日行きと帰りの自転車で日頃の運動不足は大きく解消されるのはイメージ通りです。
しかし、腰痛に関しては乗り方次第で良くもなれば、悪化することも。
自転車で腰痛を悪化させないための自転車の乗り方を意識しましょう。
腰痛を悪化させない自転車の乗り方
自転車の正しいポジションを出す
自転車に乗る時は「ポジション」が大切です。
ポジションとは自転車と身体の位置関係を指していると覚えておいて下さい。
付け加えるなら「自分の身体に合った自転車のサイズ・位置(サドル・ペダル・ハンドル)」という事になります。
極端な例を挙げるとすれば、子供用の小さい自転車に大人が乗った状態をイメージして下さい。
身体全体を小さく丸めて、膝が伸び切らないペダルの漕ぎ方をしないといけませんよね。
これでは身体に負担がかかってしまうのは明白。
ここまで極端じゃなくとも、自分の身体のサイズに合っていない自転車では腰痛を招きやすいと言えます。
適切なサイズやポジションを知るためには、自転車屋さんなどで専門家に調節してもらうのが一番。
「自分の身体に合った調節とメンテナンスをして欲しいです。」
というように言えば大体理解してくれるでしょう。
正しい姿勢で乗る意識を持つ
姿勢に関しては乗る自転車の種類にもよるため一概には言えません。
自転車には大体下記のような種類があり、それぞれ前傾具合などが微妙に違います。
- ロードバイク(ハンドルが曲がっている/スポーツタイプの自転車)
- クロスバイク(ハンドルは真っ直ぐ/スポーツタイプの自転車)
- マウンテンバイク(ハンドルは真っ直ぐ/スポーツタイプの自転車)
- 軽快車(ママチャリ/シティサイクル)
- 折りたたみ自転車(タイヤが小さい自転車は総じて小径車とも呼ぶ)
スポーツタイプの自転車は概ね前傾姿勢がママチャリなどに比べキツめです。
見た目はカッコよくスピードも出ますが姿勢的なリスクも考慮する必要があるでしょう。
ママチャリやシティサイクル・折り畳み自転車の前傾はキツくないですが遠出には向きません。
これも自転車屋さんに行けば良いアドバイス(走る距離や荷物積載の有無など)を貰えます。
腰痛を悪化させない自転車選び
ちゃんと整備された自転車を買おう
自転車も寝具と同じように良い製品を買った方が長い目で見てお得です。
整備もロクにされていない激安車ではガタが来るのも早く、愛着も沸かないでしょう。
だからといって「なら数万 する自転車を買えばいいの?」というと、そうとも言えません。
高い自転車はそれなりに良いパーツ(耐久性・ブレーキ性能)が使われているものですが、定期的に整備して始めて活きてくるもの。
ある意味、自転車の価格はそこそこでも定期的に点検・整備されているならそちらの方が良いこともあります。
自転車のメンテナンスも含めて楽しみたい人なら自分で行うことも可能ですが、大体はそうじゃないはず。
それならやっぱり自転車屋さんのアドバイスを聞いてみるのが良いですね。
ちなみに個人の自転車屋さんには量販店にあるような激安車は置いてません、なぜなら使われているパーツなどが粗悪であることを知っているから。
整備しやすい自転車をラインナップしているはずですよ。
(そうなると当然予算は上がってしまい・・・タイプにもよりますが相場としては5万 〜10万 を見ておくのが良いでしょう)
さいごに
自転車で得られるメリットは多い
自転車なんて学生の時以来だ・・・という人も、再び乗り始めてみませんか?
単に移動手段としてではなく、漕ぐ楽しみを知りたい人はスポーツタイプの自転車に挑戦しても良いでしょう。
僕もクロスバイクという街乗りに特化したスポーツタイプ自転車に乗ってから自転車が楽しくなりました。
ママチャリや折り畳み自転車と違って漕ぎ出しが軽く、スルッーと加速する感覚はたまりません。
運動不足解消にもなれば、ガソリン代の節約にもなります。
毎日の車通勤で運動不足と腰痛に悩んでいる方の参考になれば幸いです。