両親や祖父母へのプレゼントで年々頭を悩ませている人は多いものです。
子供であれば「これが欲しい!」とわかりやすいのですが、大人になるとわかりにくいですよね。
そこで「寝具(布団)のプレゼントはどうだろう?」と思いついた方への内容です。
羽毛布団をプレゼントするってアリ?
羽毛布団には「よくない所」もある
なんとなく掛布団といえば「羽毛を選べば良いんだよね?」という方は多いでしょう。
実際に羽毛布団は「軽くて暖かい」のが特徴で、掛布団として外せないポイントを抑えています。
そのため高級寝具の素材として昔から人気がありました。
今は大手量販店などで買いやすい価格帯の羽毛布団も増えてきたため「プレゼントに丁度よいかも」と思えてきますよね。
しかし、羽毛布団にはデメリットも存在し、事前に知っておくことが大切。
贈る相手によっては最悪使ってもらえない(困らせてしまう)可能性もあるので注意しましょう。
羽毛布団のデメリット
喘息やアレルギーのある人には適さない
羽毛布団は使っているうちに羽毛が飛び出してきます。
室内のホコリで咳き込みやすい人は羽毛に対して苦手意識を持つ人もいます。
また「獣のニオイがする」と羽毛を避ける方がいるのも事実。
天然素材ゆえにダニが住み着きやすく、繁殖したダニの死骸やフンが布団に溜まることでハウスダストアレルギーになることも。
色々な意味でデリケートに扱う必要があるでしょう。
安い羽毛布団は羽毛が飛び出しやすい
僕自身、大手量販店の羽毛布団を使っていたことがあるのですが、頻繁に羽毛が飛び出てきました。
羽の芯の部分がうまく生地の折り目に突き刺さるのでしょう・・・気付けば床に羽が落ちてる事が多々。
カバーをつけてもうまくすり抜けてくるため、気になる人にはたまりません。
高い羽毛布団には羽毛飛び出し防止加工が施されているものもありますが、永久ではないのが問題。
羽毛が抜け落ちるとそれだけ保温力が現象します。
使っていくうちに飛び出してくるそうなので、羽毛布団は定期的なメンテナンスが欠かせません。
「具体的に安い羽毛布団と高い羽毛布団の価格差ってどれくらい?」と疑問に思う方もいるでしょう。
安い羽毛布団では1万 程度(シングルサイズ)で販売されています。
羽毛自体にも「ダック<グース<マザーグース<上質マザーグース」とグレードがあり、安い製品は大体ダックですね。
一方で高い製品は10万 (シングルサイズ)近くします。
羽毛のグレード以外にも縫製品質も異なるため、保温性や耐久性に差が出てきます。
冷え性や低体温の人は暖かくなりにくい
羽毛布団は「体温によって暖められた空気を羽毛の中に蓄え続ける」のが特徴。
そのため使う人の体温によっては暖かさを感じにくい素材であるとも言えるのです。
高齢になると冷え性に悩む方が増えますが、これは羽毛のパワーを引き出しにくい状態でしょう。
掛布団といえば「朝まで寒い思いをせずにぐっすり眠れるか?」が重要。
「イメージより暖かくなかったわ」と思われるようではせっかくの贈り物なのに悔しいですよね。
プレゼントとして寝具を選ぶなら
布団は羽毛じゃない特殊繊維の掛布団も検討する
羽毛布団で高品質な製品を探そうとすると、5万 台後半は予算を考えたいところ。
しかし、そこまで高価なプレゼントを考えていない人も多いと思います。
そこで「プレゼントされた人が喜ぶポイント」を考えてみると下記が挙げられるでしょう。
- 朝まで暖かくぐっすり眠れる
- ダニやアレルギーの原因にならない
- 長く使える
- メンテナンスがラク(自宅で洗濯も可能)
これらを満たすのであれば、必ずしも羽毛が選択肢とは限りません。
今は冬でも暖かいジャケットが数多くありますが、それは先端技術で作られた特殊繊維のおかげでもあります。
掛け布団も同じような目線で選べば「化繊の掛布団」も視野に入ってくるのですね。
例えば「ママウォーム」という掛布団は羽毛を凌ぐレベルの暖かさと評価が高いです。
ママウォームの詳細はこちら
敷布団・マットレスや枕などの寝具を検討する
敷布団やマットレス、枕などは「人によって好き嫌いが激しそう」と思う人は多いでしょう。
掛布団は身体の上にかける寝具ですが、上記はどれも身体を下から支える寝具ですからね。
しかし、枕は「素材の好み」「高さ調節の有無」だけ気をつければ贈り物として十分にアリです。
敷布団やマットレスにおいては体圧分散性の良い製品ならおおよそ喜んで貰えるでしょう。
これらを検討したい大きな理由は「高品質な製品価格帯が羽毛布団よりも安い」ことにあります。
- 高品質枕の相場・・・10 000 〜20 000
- 高品質敷布団/マットレス(ノンコイル)の相場・・・30 000〜50 000
先ほど、高品質な羽毛布団は10万 近くすると書きましたが、それと比較するとリーズナブルですよね。
「枕、マットレス、掛け布団」と3回に分けて贈るのも悪くありません。
さいごに
睡眠は人間の健康に大きく影響するからこそ
「大切な人に元気でいて欲しい」気持ちだけでも十分嬉しいと思ってもらえるでしょう。
しかし、それを贈り物で表現するなら寝具は最適です。
ぜひ相手を想って「最高の寝具」をプレゼントしてみて下さい。
下記の記事も参考になれば幸いです。