ドンキホーテにて見つけたアイリスオーヤマのハイキューブマットレス。
「点で支えるマットレス」でお馴染みのプロファイル加工よりもブロック形状に近い表面加工が特徴です。
今回はこのマットレスについて分析してみました。
アイリスオーヤマのブロック加工マットレス
匠眠 ハイキューブマットレスと同じ
ネットでアイリスオーヤマ製のハイキューブマットレスを調べると「匠眠」というシリーズ名 付いています。
一方でドンキホーテにあるハイキューブマットレスに「匠眠」という記載がないのは画像をご覧の通り。
「3D POSITION ハイキューブマットレス」と書いてありますよね。
「この2つは別物か?」とも思ったのですが調べてみると共通点が多く、どうも同じ製品のようです。
恐らく「匠眠」というシリーズ名は後から付けたとかではないでしょうか。
厚みが5cmと9cmの2種類という点も同じですし、ブロック加工にも違いは感じられません。
マットレスカバーの色合いやメッシュ感も同一。
ちなみに「匠眠ハイキューブマットレス」の価格は以下の通り。
【厚さ5cm】
- シングルサイズ・・・ 17 433
- セミダブルサイズ・・・ 24 644
- ダブルサイズ・・・ 28 778
【厚さ9cm】
- シングルサイズ・・・ 32 911
- セミダブルサイズ・・・ 37 044
- ダブルサイズ・・・ 41 178
ドンキホーテでは全サイズ確認した訳ではないのですが、大体似たような価格でした。
極端に安いとかそういう印象は受けなかったですね。
ブロック加工の寝心地はどうなのか?
この手のマットレスで「メーカーが気になる」という人は少ない反面「ブロック加工ってどうなの?」と思う人は多いはず。
具体的にプロファイル加工マットレスとの違いも気になるのではないでしょうか?
上記がよくある「プロファイル加工」の表面です。
上からみてもボコボコ感は違うのですが、横からみるとこんな感じ。
プロファイル加工はキレイな山を描いたような断面になり、ブロック加工は板の上にブロックを置いていったような断面になります。
- ブロック加工・・・ブロック1つ1つが力強く点で支えてくれる。
- プロファイル加工・・・点の間隔がブロックより広くボコボコを感じやすい。
あくまで個人的な印象ですが、ブロック加工の方がマットレスとしての力強さを感じますね。
ブロックとブロックの間隔が狭いため良い意味での「硬さ」を感じます。
プロファイル加工と見た目は似ていますが、寝てみると意外とイメージが異なるので注意しましょう。
ハイキューブマットレスの口コミ・評価
底づき感やヘタりを感じる
アイリスオーヤマは寝具メーカーではありませんが、価格に対して評判は上々のようです。
しかし、厚さ5cmのハイキューブマットレスをお使いの方で下記のようなレビューを見つけました。
個人的にマットレスは表面加工がない&厚いのが1番耐久性に優れると考えています。
表面加工は言わば「削っている」訳ですから、その分耐久性が劣るのは仕方のないことですよね。
また、寝具メーカーであれば素材品質も含めて「長期間の使用に耐えうる性能」も重要視しますが、アイリスオーヤマは「お手頃感」がウリの量販メーカー。
マットレスの外見は似ていたとしても、各メーカーで差が生まれてくるものです。
表面加工があるマットレスは少しでも厚みのあるタイプを選んだ方がよいでしょう。
その他のブロック加工マットレス
ライズのスリープマジック
RISE(ライズ)という日本の寝具メーカーでは「スリープマジック」というマットレスにブロック加工を施したものがあります。
このメーカーはプロアスリートの意見を取り入れながら先進的な開発を行っており、品質と価格のバランスが優秀。
画像の通りウェーブ形状と、ブロック形状の2種類があります。
マットレスの厚みは8cmタイプと12cmタイプがあり、それぞれの価格は下記。(4cmは敷きパッド)
【厚さ8cm】
- シングルサイズ・・・ 29 990
- セミダブルサイズ・・・ 34 990
- ダブルサイズ・・・ 39 990
【厚さ12cm】
- シングルサイズ・・・ 39 990
- セミダブルサイズ・・・ 49 990
- ダブルサイズ・・・ 59 990
厚さ12cmであれば底づき感なども感じることなく、ライズのマットレスは耐久性の面でも申し分ありません。
同じブロック加工マットレスの選択肢として考慮する価値は多いにあるでしょう。
さいごに
相場価格帯のマットレスを買うなら寝具メーカー
当サイトでは高品質マットレスを選ぶ際の相場価格としてシングルサイズ30 000 〜としています。
というのも、この位の価格帯だと品質的にも申し分ない寝具メーカー品が選択肢に入るためですね。
しかし、体圧分散マットレスが人気になるにつれ相場価格に近い量販メーカー品(そもそも寝具メーカーではない会社)も増えてきました。
量販メーカーはホームセンターなどに販路を持っているため、お手頃品を買いに来たお客さんに「こちらはワンランク上ですよ〜」と薦めやすいのでしょう。
でも、この価格帯では既に寝具メーカーの高機能マットレスが狙えるのであえて量販メーカーを選ぶ理由がありません。
検索してこの記事に辿り着いた方は少なからず「このマットレスはどうなの?」と疑問を感じていたのだと思います。
悩んでいるのであれば、他メーカーのマットレスも考慮したのちに選ぶのがオススメ。
マットレス選びの参考になれば幸いです。