年々進化する寝具業界、次はどんな製品やサービスがやってくるのか楽しみが尽きません。
そんな中「お気に入りの1枚に出会うこと」を追求するシンカシングというブランドを見つけました。
シンカシングとは?
自宅で試せる 自分だけの進化する寝具
マットレスを選ぶ際、なかなか好みの硬さに巡り会えない人もいるものです。
結構値の張るものですから失敗したくないという思いはありますよね。
そこで生まれたのがシンカシングの「シンカフトン セレクト」
好みの硬さが見つかりやすいサービスを充実させています。
シンカシングの運営会社は「トーヨーソフランテック株式会社」というウレタン素材の開発を行っている会社らしいですね。
自社でウレタンを用意できるからこそ「シンカフトン セレクト」のサービスに繋がっているのかもしれません。
シンカフトン セレクトの特徴
無料のフィッティングキットが貰える
シンカフトンのウレタンを知ってもらうべく、6種類のウレタンをキューブ状にしたサンプルが貰えます。
送料無料で届けてくれるとのことなので「手で触って感触を確かめたい」という人には良いサービスですね。
ただ、寝具選びは下記のそれぞれで感じ方が違います。
- 手で触る
- しばらく寝てみる(5分〜30分程度)
- 長期間寝続ける(1ヶ月〜)
キューブを触ってみて「これが合ってる」とはなりにくい点は覚えておいた方が良いでしょう。
実際に長期間寝てみて自分にしっくりくるかがわかるものです。
ただし、ウレタンの素材や反発力のイメージを得るためには十分ですね。
ウェブで最適な硬さを知る事が出来る
サイトで質問に答えていくとおすすめの硬さを教えてくれる「寝具硬さナビ」というサービスがあります。
こちらは会員登録も何も必要とせずにすぐ行えるので、試してみると良いでしょう。
ちなみに僕はハードが良いそうです。
2回の無料フィッティングが可能
一番の驚きはここでした。
なんと無料で2回もフィッティングさせてもらえるのです。
一度注文して2ヶ月以内に1回目のフィッティング、到着後もう2ヶ月以内に2回目のフィッティングが可能。
僕が先ほどサンプルの所で言った「長く寝てみないとわからない」が見事にクリアされています。
「寝具硬さナビ」でおすすめの硬さを提案してもらったらとりあえず注文してみる。
それで寝て違和感があれば、1回、2回とチェンジすればいいのです。
これはドンピシャなマットレスと巡り会える可能性が格段に上がる驚異的なサービスですね!
それでも合わなければ返品と返金が可能
なんと、2回目のフィッティングでも「なんか違うなー」と思ったら、返品と返金が可能。
梱包資材は送ってもらえるようですが、返送料は購入者負担です。
でも、たぶん2回合わせて違った場合「そもそもウレタンマットレスじゃないのでは?」なんて思いますね。
Sクラスウレタンは5年保証
シンカシングで使われているウレタンは全てJIS規格の耐久性評価でSクラスに相当される品質。
Sクラスは過酷用途で使用を推奨させれるウレタンですから、理論上はかなり丈夫。
加えて5年保証をプラスしているので、品質劣化に関する安心度も抜群です。
ちなみに保証はウレタンフォーム一定基準を超えた形状変化が見られた場合に適応されるとのこと。
いわゆる「ヘタリ」が出た場合ですね。
荷重がかかりやすい中央部の凹みが10%を越えると返品対象となります。
一例ですが、下記のような保証適応外となるそうです。
- 保管や使用により発生したカビや汚れなど
- 使用中に生じた硬さの変化
- 製品の不当な扱いや管理による破損など
- 改造や解体を行った場合
- 天災による破損
- 保証書・納品書を無くした場合
他にも返品は該当箇所の中材のみなど、規定がありますから気になる人は目を通しておきましょう。
とはいえ、これだけしっかりしているなら問題なさそうですが・・・。
日本で考え、日本で生まれた純国産
カバーの生地は福井の繊維メーカー、縫製は倉敷の老舗メーカーが手がけているそうです。
最近は海外の高品質な製品が増えましたが、ジャパンメイドも負けていません。
日本ならではの細やかな処理はなかなか真似できるものではないですからね。
シンカフトンの疑問
洗濯はカバーのみ、ウレタンは洗えない
シンカフトンの中材はウレタンフォームなので洗えません。
中材まで洗えるマットレスが欲しい人はエア系を検討するのが一番ですね。
ちなみにカバーは洗えます。
【関連記事】万年床でもカビないマットレスはエア系がおすすめの理由
シンカフトン コンフォではフィッティングサービスなし
2回の無料フィッティングサービスは「シンカフトン セレクト」だけです。
ちなみに「シンカフトン コンフォ」は異なる特性を持つ3種類の中材を選べるセミオーダーメイドマットレス。
- クライメイト・・・湿気を吸収するウレタン、蒸れを解消し人がいなくなると放湿する中材
- フロート・・・超高反発で耐圧分散性を極限まで高めた中材
- メモリー・・・寝床内の湿度をコントロールし、寝返りのしやすさも高めた低反発中材
中材って返さなくてもいいの?
よくある質問を眺めていたらこのような質問回答がありました。
これはシンカフトン セレクトのフィッティングサービスについての質問です。
無料フィッティングで試した中材は返却不要なので、2回目のフィッティング時点で手元には3種類の中材があることになります。
- 最初に注文したマットレス(中材+カバー)
- 無料フィッティング1回目の中材
- 無料フィッティング2回目の中材
普通ならこれらの中材は不要になるので「返送したい」という人向けの回答だったのだと思います。
しかし、手元に中材があるということはカバーを付ければマットレスになるということ。
別売りのマットカバーセットが14 040 であるので、これを付ければマットレスが完成しますよね。
要するに3種類の硬さのマットレスが7万 ちょっとでできるのではないでしょうか。(定かではありませんが)
そうなると、1枚あたり2万 ちょっとです。
このあたりを上手く利用する人が出てきそうですが、そこはサービスの企画段階で想定済みということなのかもしれません。
あとがき
ネットで寝具が当たり前の時代に
もはや寝具店に出向いて寝具を買う時代が終わろうとしているのかもしれません。
実際、実店舗を持つ店に行っても得られる製品情報が少なかったり、取り寄せだったりとメリットが少ない昨今。
ネットでこのようなサービスが増えていくとより自分に合った寝具を見つけられるようになりますね。
すごく面白いですし、良いことだと思いました。
下記記事では「ネットで買えるおすすめマットレス」を紹介しているので参考にしてみて下さい!