布団を床に敷きっぱなしにしていると湿気が溜まりカビが発生してしまいます。
1番はベッドを利用することですが、スペース的に都合が悪い方もいるでしょう。
そこで布団の下に敷く「すのこロール」や「すのこベッド」に気が向きますが、果たしてカビ対策になるのでしょうか?
すのこを敷いてもカビる理由
高さがほとんど無く湿気が滞留している
すのこロールを敷いた場合、床と布団の間に2cm〜3cmセンチの空間ができます。
布団は床に直接当たらなくなるため解決したようにも思えますが、そうではありません。
例えばお風呂を想像してみて下さい。
特に何かと当たっている訳ではないのに湿度が高いというだけでカビますよね?
カビの発生条件は下記だと言われています。
- 湿度80%以上
- 室温20℃〜30℃
- 養分(タンパク質・炭水化物・脂肪など)
上記を満たすならカビは発生するということ。
また、すのこで隙間が出来ていても空気の流れがなければ結局湿気は逃げません。
すのこ自体が湿気を吸収しカビていく場合もありますね。
すのこベットは高さと耐久性に注目
カビは空間の広さに関わらず発生しますが、床と布団の間は開いている方が良いです。
すのこロールとほとんど変わらない高さのすのこベッドはあまりおすすめ出来ません。
出来れば床と布団の隙間が20cm~30cm程度ある製品を選びたい所。
とはいえ、それだと普通のベッドと変わらないサイズ感となってしまうのです。
すのこベッドを選ぶ際は高さ以外にも耐久性も考慮して下さい。
すのこ自体は安いですが、ベッドは安いモノから高いモノまで様々あります。
あまりに低品質なすのこベッドだと長期使用で板が割れてしまうことも。
木材なので日曜大工が得意な人なら直せるものの、最初から丈夫なのが1番ですよね。
おすすめのスノコベッド
フランスベッド NLS-606 シングル
日本ベッドメーカーとして有名なフランスベッド。
付属の脚を着脱することでロータイプとしても、ミドル・ハイタイプとしても使えるオシャレな一台です。
ロータイプでもしっかり高さが確保されているので湿気問題はクリアできるでしょう。
すのこ板材部分にもウェーブを施しより湿気を逃しやすくするなど細かい処理が一流メーカーならでは。
ベッドとしては高級な部類ですが、2年保証もあり末永く愛用できますね。
参考 シングル 63 000 (他サイズも有)
すのこベッド シングル 耐荷重500kg
「100人乗っても大丈夫!」と、棒物置を思わせる頑強さが売りの国産ヒノキを用いたすのこベッド。
耐久性試験にて1トンの重みに耐えたそうですが、実用範囲の耐久性としては500kg。
相当身体の大きな人が寝てもビクともしません。
詳細ページでは1人60kgはありそうな成人男性7人(計420kg)がベッドの上に立っている画像もありその丈夫さがわかります。
ひのきを用いているため防虫防ダニに一役買うのも嬉しいですね。
日本製で長く使えるすのこベッドでしょう。
参考 シングル 45 000 (他サイズも有)
国産檜ステージベッド シングル
国産ヒノキを使用した北欧風デザインのすのこベッド。
普通のすのこベッドと比べても板材の幅が大きいためオシャレな雰囲気が出ていますね。
ベッドのヘッドボード部分がないのでコンパクトに見える所もポイントです。
耐久性においては相当負荷のかかる事をしなければまず問題ありません。
素材も製造も国内なのでこの価格は中々リーズナブルと言えるでしょう。
参考 シングル 20 000 (シングルのみ)
すのこベッド以外のカビ対策
エア系マットレスを使う
エア系マットレスとは麺状の高反発ポリエチレンファイバーを加工したマットレス。
通気性が良く水洗い出来る点が特徴で、体圧分散性も高く人気のマットレス素材です。
僕はこれをクッションフローリング床に敷きっぱなしで1年過ごした事がありますが、カビは発生しませんでした。
体圧分散マットレスなのでこのマットレス1枚で使用し、敷布団は使いません。
100%どの環境でもカビが発生しないとは言い切れないものの、カビ対策としてかなり優秀である事は間違いありません。
難点としては製品によりヘタリやすいものがあること。
寝具全般に言える事ですが、品質を考えず価格だけで選ぶと後悔しやすいでしょう。
エア系マットレスについては下記記事で詳しく書いてますので参考にしてみて下さい。