普段から座りっぱなしの人は若い世代を中心に年々増えているようです。
デスクワーク職の人はもちろん、室内で過ごす事が増えると必然的に椅子に座りがちですよね。
「座りすぎは身体や腰に悪い」と感じている方の中にはスタンディングデスクの導入を考えている人もいるでしょう。
そこで、実際にスタンディングデスクを使っている僕がその感想や注意点を解説します。
スタンディングデスクの注意点
箱などでかさ上げする方法はよくない
自慢にもなりませんが、僕は今までに2度ほどスタンディングデスクに挫折してきました。
挫折という表現が合っているかわかりませんが、つまりは「立ち続けることに我慢できなくなった」ということです。
初めてスタンディングデスクを実践した時は「机の脚の高さを上げる」方法をとりました。
軽いデスクであれば下に発泡スチロールブロックと木板で嵩上げできます。(固定はしっかりと)
2度目は「机の上にダンボールと木板を置く」
どちらもデスクにはパソコンやら周辺機器が置かれている状況をイメージしてもらえるといいですね。
この両者には共通点がありました。
そうです「気軽に元の状態(座って使える高さに)戻すことが出来ない」のです。
上にパソコンやら何やらがあるので、まずはそれらを避難させた後に高さを下げなければいけません。
取り入れるのは簡単ですが、座り姿勢と立ち姿勢をちょうどよく織り交ぜることができないのが難点。
スタンディングデスクは「どんな作業をやるか?」で集中力がそがれやすくなってしまいます。
個人的にネット閲覧などインプットが主な行動の場合だと立ち姿勢で良い感じ。
ですが、文章を書いたり何かをアウトプットする行動のときは座り姿勢の方が安定して集中できます。(だから座りすぎるのもありますが)
「全ての行動を立った状態で行う」のは意外と辛いので、無理すると作業効率だけ落ちて限界を迎えるでしょう。
それに、立ち仕事をしている方々(美容師や販売員の方など)は逆に「立ちすぎ」で悩んでいる訳ですから、極端なのはダメです。
スタンディングデスクは「高さ調節(ガス圧式)」がポイント
先ほどのことを踏まえると、デスクの高さは気軽に可変できるのが一番ということになります。
ネットで高さ可変式のスタンディングデスクを検索すると色々出てきますよね。
ちょっとチャチな高さ可変デスクなら2万 程度からあり、電動で昇降できるデスクだと15万 するモデルもあります。(オカムラ スイフト)
イケアでは手動(手回し式)の昇降デスクが人気らしいですね。
ここでもうひとつ注意点ですが「電動式はともかく、手動式(手回し式)は絶対に面倒くさい」ということ。
デスク上の細々とした荷物を避難させる必要はないとはいえ、キコキコ手回しで高さ調節するのは面倒すぎませんか?
実際に使っているレビュー動画を見たことがあるのですが「えっ、昇降おそっ!」と愕然としてしまいました。
デスクワーク最中のちょっとした有酸素運動かと。
ちなみに僕は3度目に可変できるデスクを購入し「なるほど、スタンディングデスクっていいな」と実感できたのですが、それは気軽に昇降できるからでした。
気軽に昇降できるポイントはガス圧式です。
自分が使っているのは「Loctek 座位立位両用ワークステーション F3」という製品。
これは普通のデスクに乗せて使うタイプの昇降デスクなのですが、頑丈かつ柔軟性がありとても使い勝手が良いです。
昇降は上記の位置にあるレバーを握りながら上げ下げするという簡単仕様。
着座姿勢からスタンディングにするまで約3秒ですから、手回しとか電動では考えられない切り替えの早さですよね。
「机の上に置いてるなら完全に下げても着座姿勢で使うには高すぎるのでは?」という声もありそうですが、心配無用です。
着座姿勢を考慮して付いているキーボードスタンドがあるので、机にキーボードを置いて使う時の高さとほぼ変わりません。
ただ、ノートパソコンの人だと別に外付けキーボードを使ったほうが良さそうですね。
僕はこのデスクにモニターアームを付けたデュアルモニターで使ってますが、とても安定して使えています。
作業場汚いのでボカシ入れまくってますが許してください・・・。
サイズはSS/S/Mと3種類(色は白黒2種類)ありますが、僕のでSサイズです。
Loctek 座位立位両用ワークステーション オフィスデスク 高さ無段階調節上下昇降式デスク 32インチブラックF3MB
スタンディングデスクって腰痛対策になる?
座りすぎのリスクを軽減したい人にはおすすめ
人によって「座り続けてもなんともない人と、影響が出る人」がいるのは仕方がありません。
しかし、いずれにしても座りすぎは腰痛や病気のリスクを上げてしまうともいいます。
そういう意味では気軽に上げ下げできるスタンディングデスクなら手軽な対策方法となるでしょう。
集中できないなら下げて椅子に座ればいいですし、気が向いたらスタンディングすればいい。
大事なのは「立ち続けることではなく、同じ姿勢を長時間続けないこと」だと思っています。(そういう話も聞きましたし)
デスクワーク系はどうしても長時間の格闘を余儀なくされるため、我も忘れて没頭してしまうことが多いですよね。
僕は1日中デスクワークをするとなったときは、大体7.8回は高さを変えています。
そのおかげか腰への負担や座りすぎによる不調などは感じていません。
さいごに
最初は「慣れるもの」だと思っていた
僕は当初「スタンディングデスクは慣れるもの」だと思っていました。
立ち仕事に慣れるかのように、ずっと立ち続けていればいつか苦にならなくなると・・・。
でも今は考え方が変わっていて「体調や気分で適切に切り替えていくもの」だと思っています。
また、デスクワークでスタンディングデスクが気になっている方はマットレスや枕にも気を遣ってみるとより作業効率が上がりますよ!
下記記事も参考になれば幸いです。