ベッドマットレスに寝ると中に入っているスプリング(バネ)が背中に当たって違和感がある。
このまま使い続けるのも気になるけど、新品に交換すべきほどでもない気もする・・・。
こんな時にどうするべきか、最適な対処法を解説したいと思います。
ベッドマットレスのバネが背中にあたるのを感じる場合
表面のクッションが薄くなりマットレス的には寿命
結論を言えばベッドマットレスのスプリング(バネ)が背中に当たるような感触がある場合、それは寿命と言っても良いでしょう。
(「え、今のマットレス買ったばっかりだよ!」という方は後ほど)
ベッドマットレスの大半はいくつものバネによって出来ていますが、身体の当たる部分はクッション性をもたせるためにウレタンや綿などが入っています。
それら素材はいつもバネと身体に挟まれていますから、使い続けることで薄くなったり劣化していくもの。
背中にバネの硬さを感じる場合はそのベッドマットレス自体が寿命を迎えたと考えられます。
買ったばかりのマットレスで起こる場合
しかし、何年も使えるような品質のベッドマットレスは表面のクッション素材もしっかり考えられています。
そうそう簡単にバネの感触が背中まで届くことは少ないのですね。
とはいえ昨今は1万 以下で買える激安ベッドマットレスも数多くあり、それらのベッドマットレスでは十分にありえること。
- コスト削減のためクッション材の品質が悪い・少ない
- スプリングの品質差が大きい
- 硬さの感じやすいボンネルコイルを使用している
ベッドマットレスには主に2種類のスプリングタイプがあります。
- 独立したスプリングを使用した「ポケットコイルマットレス」
- 連結したスプリングを使用した「ボンネルコイルマットレス」
ポケットコイルも昔に比べれば安い製品が増えましたが、基本的に低価格のマットレスにはボンネルコイルが使われる傾向にありました。
ボンネルコイルは寝心地が硬めであり、その上にあるクッション材の量や品質が悪いと「背中にバネが当たっている感じ」が強く出やすいでしょう。
「じゃあ格安マットレスでもポケットコイルならいいの?」というとそうではなく、ポケットコイルでも条件が合えば有り得ます。
バネが背中にあたる感じをなくするためには?
マットレスパッドを使うのは一時しのぎ
単純に考えて「上のクッション材が足りなくてバネを感じるなら、何か敷けばいいじゃん」となりますよね。
そこで既存のマットレスや敷布団の上に敷く寝具であるマットレスパッド(トッパーとも言う)を用いれば概ね問題は解決されるでしょう。
しかし、先程触れた2大原因を考えたとき「この選択は正しいのか?」と疑問を感じます。
なぜなら「上に何かを敷くとはいえ、寿命あるいは低品質のマットレスを使い続けることは一時しのぎに過ぎない」と感じるため。
寝具は使おうと思えばどれだけヘタっても使うことは出来ますが、そこに「寝心地の良さ」や「快適さ」はありません。
根本的にベッドマットレスを丸ごと交換してしまった方が、マットレスパッドなどを敷いて騙し騙し使うより気分的にもスッキリするでしょう。
もし「格安品を買ったばかりだから・・・」ということであれば返品できるかどうかの確認はしてみたいですね。
寝具は「開封後は返品不可」の場合がほとんどですが、最初からバネが当たる感じは異常なので不良品として問い合わせてみる価値はあります。
(スプリング入りのベッドマットレスを返品するには相当は送料がかかるため、販売店側の対応はかなり厳しいと思いますが)
そして、今後そのようなマットレスを選ばないように気をつけることが最も重要です。
バネの当たる感じから解放されたい人の選択肢
ノンコイルのベッドマットレスを選ぶ
ベッドマットレスには「コイルマットレス」と「ノンコイルマットレス」があります。
コイルとはスプリング(バネ)のことで、色々違う呼び方があって戸惑いますが全部同じ意味ですね。
「ノンコイルマットレス」とはその名の通り、スプリングを含んでいないマットレスのことを指します。
じゃあ何でできているのかと言うと、大半はウレタンフォーム。
なので仮にどこまでヘタったとしてもバネが背中に当たるような感触は絶対に訪れません。
「じゃあノンコイルベッドマットレスを選べば万事解決!」と言えなくもありませんが、それだけでは別の問題に悩まされる可能性も出てくるでしょう。
ひとくちにウレタンフォームと言っても、品質差は大きく格安品は「臭い(化学臭)」「すぐヘタって腰が・・・」などの問題も起きやすいもの。
ここでもそれなりに慎重な寝具選びを行う必要があるのです。
ノンコイルで間違いないのはマニフレックス
必ずそうした方が良いという訳ではなく、1つの選択肢として参考にして貰いたいのがマニフレックス。
この名前をご存知の方もいると思いますが、イタリア初の世界的な寝具メーカーです。
主に「エリオセル」という独自開発の特殊ウレタンを用いたマットレスが人気で、ベッドマットレスも数多くラインアップされているのが特徴。
プロアスリートにも愛用者が多いと言われていますね。
マニフレックスのベッドマットレスでスタンダードなのが「モデル246」というモデル。
価格はシングルサイズで約4万 と寝具メーカーの高品質ベッドマットレスにしてはお手頃な価格帯ですね。
その上、12年間という驚異的な製品保証が付帯してくるので1度購入したらしばらくは悩まずに済むでしょう。
マニフレックスは他にも「フラッグFX」というシングルサイズ約10万 のハイグレードモデルも揃えており、寝心地を追求したい方は検討してみるのもアリ。
僕はマニフレックスの3つ折りマットレスとベッドを愛用していますが、いずれもしっかりしており買って良かった品々でした。
また、購入はマニフレックスの正規代理店である「マニフレックス宮崎」をいつも利用しています。対応が早く信頼が置けますね。
さいごに
人生をともにする寝具だからこそ
考えてみると、寝具って人間が生まれてから死ぬまでほぼ毎日使う一番身近な存在だったりします。
これほどまで自分に密着している生活必需品が他にあるだろうか?というほど。
だからこそ、何を選んで使うかが自分自身の生活にも影響してくると、最近痛感するようになりました。
「背中にバネが当たる」
このプチ問題をきっかけに寝具選びを見直してみることは、生活をよりよい方向へ変えてくれるかもしれません。
参考になれば幸いです。