新居で相手と一緒に暮らすという場合、揃えないといけないモノはたくさんあります。
中でも毎日を共にする寝具選びは「なんとなく」で決めてはいけません。
「ベッドはダブルベッドでいいよね?」と勢いで決めてしまうと後々後悔することになるでしょう。
新婚夫婦にダブルベッドをおすすめできない理由を解説します。
ダブルベッドをおすすめしない理由
高品質なモノを選ばないと不具合が起きやすい
誰もがつい思ってしまう「安い方がいい」という気持ち。
大人2人の身体を支えるダブルベッドを大手寝具量販店の安物で決めようとしていませんか?
深く考えずに決めると後から「キシみがひどい」「ベッドが割れた(折れた)」という不具合に見舞われることがあります。
ベッドは安物を選ぶ位なら、布団を床に敷いて寝たほうがいいですね。
毎日上げ下げしないとカビる可能性はありますが、通気性の良いエア系マットレスならカビの心配はほとんどありません。
買うなら寝具メーカーのちゃんとしたベッドを買いましょう。
ちなみにベッドフレームからマットレス・枕まで高品質な製品が揃っているメーカーならマニフレックスがおすすめです。
部屋のレイアウトが不自由になりやすい
夫婦だからと必ずしも一緒の布団で眠る必要はありません。
冷めた事を言うようですが、一緒の布団で眠るから良好の関係性を得られる訳ではないのです。
- 相手の寝相が悪くて布団を引き剥がされる
- 相手のイビキや振動が気になる
- 十分に寝返りうつスペースがない
- 就寝時間が違うため、布団に入った時起こしてしまいそう
時に部屋は同じでも別々のベッドで寝たほうが互いに快適という事もあるでしょう。
そんな時にダブルベッドだとホテルのツインルームみたいなレイアウトが不可能ですよね。
人間は睡眠によってしっかりと休息が取れないと心に余裕が持てません。
互いに良好な関係を続けていくために「相手の睡眠を尊重する」意識と行動が大切だと思います。
寝返りのうちにくい狭さは健康を害する
身体が十分に動かせない中で眠るのはかなりのストレスです。
シングルベッドの横幅はおよそ100cmですが、ダブルベッドは140cmほど。
ダブルベッドでは1人あたり70cmの空間しかないなんて狭いですよね。
(ちなみにシングルベッドを2つ合わせた位のサイズは「キングベッド」と呼ばれています)
この窮屈な空間で相手の寝返りによる振動などが眠りを浅くしてしまうでしょう。
また、貧弱なマットレスを使っていると男女の体重差で体圧分散にも狂いが生じます。
- 寝てもすぐ目が覚める
- 朝起きても疲れがとれない
- 日中ずっと身体がダルい
体格的にも男性がベッド領域を取りやすいので、女性は窮屈な思いをしやすいと言えます。
このような思いを毎日する羽目になっては、徐々にストレスも溜まるでしょう。
夫婦が満足できるベッドの選び方
セミシングルベッド2台
セミシングルベッドはシングルよりも少し幅が狭いタイプを指します。
メーカーによって誤差はあるもののシングルの横幅約100cm・セミシングルの横幅約80cmが基準。
これを2つ並べることで、キングベッドの1つ手前「クイーンベッド(約170cm)」程度になります。
シングルベットを2つ並べても良いのですが、スリムになるとよりレイアウト自由度が上がるでしょう。
デメリットとしては良質なシングルベッド2つなのでコストが高いこと。
だからといって1万〜3万程度の貧弱なベッドにすると逆に無駄な出費になりかねません。
シングルマットレス2枚を床敷き
シングルマットレスを2枚床敷きしてしまうのが1番コストは低くなります。
もちろんマットレスもすぐヘタるような製品は厳禁。
また、ウレタンフォーム系のマットレスは毎日布団を上げて湿気を逃さないとまずカビます。
カビたら最後、水洗いなどは不可能なので使い続けるか捨てるかのみになるでしょう。
僕も過去にマットレスに黒カビを付けちゃいましたが、気持ち悪くて捨てました。
放置してもカビの根を張っているため拡大しそうですし身体にも悪影響。
床に敷くならエア系マットレスを使うのがおすすめです。
【関連記事】万年床でもカビないマットレスはエア系がおすすめの理由
どうしてもダブルベッドがいい場合
体圧分散に優れたマットレスを使う
ダブルベッドでは前述したように、寝返りなどの動きが相手に伝わります。
睡眠中は出来る限り音や光、振動といった刺激を受けない方が良いのは明白ですよね。
そのため、体圧分散に優れたマットレスを使うのがよいでしょう。
相手の荷重と自分の荷重をそれぞれ受け止め、最適な寝姿勢を維持してくれるマットレスですね。
こちらの記事も是非参考にしてみてください。