イオンの寝具売り場で見かけたシーリーのジェルウレタン枕「リバーシブルジェルピロー」
枕表面に耐震ゲルみたいな青色のプルプルが付いているのが特徴。
「あれ、それってテクノジェルピローだよね」という個人的疑問について語りたいと思います。
シーリーリバーシブルジェルピローについて
イオンの寝具売り場で展開されるシーリー謎モデル
シーリーといえば米国最王手のベッドメーカーであり、日本では「ちょっとお高い品質の良い寝具ブランド」として認知されていると思います。
以前もイオンの寝具売り場で見かけた「シーリースーペリアマットレス」についての記事を書きました。
【関連記事】シーリーの3つ折りスーペリアマットレスってどうよ?体感レビュー
マットレスで言えばシーリーは公式サイトのラインナップを見る限り、ベッドマットレスオンリー。
つまり三つ折りなんてラインナップは無いのですが、イオンにある「スーペリアマットレス」は何故か三つ折り高反発マットレス。
しかも絶妙に安っぽいんですよね。
とりあえずシーリーのブランドタグ付けておけば良いんじゃね?みたいな。
で、またしても公式の製品ラインナップに存在しないシーリーの枕が「リバーシブルジェルピロー」なのです。
現状シーリーの公式サイトには下記のラインナップしかありません。
- シーリーラテックスピロー・エルゴノミック(17 800 /ラテックス枕)
- シーリーラテックスピロー・アナトミック(19 800 /ラテックス枕)
- ソロテックスピロー(9 800 /わた枕)
- ネージュピロー(11 000 /わた枕)
加えて、リバーシブルジェルピローは10 584 です。
素材はウレタンに加えて、特殊ジェルを表面に貼り付けた仕様。
いやいや、そこまで凝った感ある枕が1万 とか変じゃないですか。
普通に考えてラテックスピローと同価格帯(つまり2万 近い価格)でもおかしくありません。
うーん、なんなんだろうこのモデル。
生地や素材の質感や寝心地はどうなのか?
まず、カバーを取り外すとジェルの付いたウレタン面が姿を表します。
ジェル面が剥がれないように行ったのでしょうけど、ストッキング状の保護カバーが付いているのは丁寧な作りに思えます。
この保護カバーは外せないので、中のジェルには生地1枚隔てた感触となりますが、少し硬めですね。
また、ウレタン部分は結構柔らかく沈み込みの大きいタイプであると感じました。
ちなみにカバーは薄くてテロンとした生地で、マットレス同様にハイピング部分がシーリーカラーになっています。
オブラートに包んで言えば可愛い仕上がり。(正直に言えば・・・やっぱり安っぽい)
三つ折りスーペリアマットレスとお揃いにしてもシーリーのラグジュアリー感とは程遠いですね。
見た目の印象が影響している訳ではないと思いますが、枕もどこか・・・これといった感動は覚えませんでした。
テクノジェルピローと似ている件
ジェルの厚みや枕としての質感はテクノジェルか
ご存知の方もいると思いますが、テクノジェルという枕ブランドの製品とよく似ています。
テクノジェルの「デラックスピロー2」という枕・・・ジェルを使っている点が同じです。
価格は24 840 と倍以上なのですが、見るからにクオリティに差がある気がしました。
実際にテクノジェルの見本を触ってきたこともあるので、その画像と比較してみましょう。
なんか色合いは似てますが、シーリーの方が薄っぺらい感じがしませんか。
触り心地に関してはテクノジェルの方がドッシリしたウレタンに柔らかいジェル感がありますね。
枕はもちろん、ジェルさえも同じものではなさそうです。
そもそもジェルの付いた枕っていいの?
個人的にテクノジェルに対しても「ジェルがあるから寝心地がいい」とは感じません。
ジェルの色的にも「ジェルは頭を冷やす目的では?」と思う方もいますが、そうではないようです。
実際カバーに覆われているため上から触ってもひんやり感などはありません。
ジェルの付いていないウレタン枕に頭を乗せた感じとは若干違いますが、それは好みの範疇ですね。
僕自身はウレタンのモッチリ感が好きなので、ジェルがあると「枕と頭の間になんか挟まってる感」が結構気になります。
ジェルを高機能枕としての「アピールポイント」と捉えればとてもインパクトがあるので、そういうことじゃないかなぁと。
テクノジェルは良い枕だと思いますが、この価格帯なら他にも魅力的な選択肢がたくさんありますね。
さいごに
シーリーブランドに釣られないよう
最終的には「ジェル云々はともかく、これはシーリーの本流なのか?」という疑問に戻りますね。
(まぁ公式サイトにラインナップされてない時点でお察しな感じですが)
店頭でこの枕を試してみて気に入ったなら特に問題はないものの「おぉ!シーリーじゃん!」みたいな勢いで選ぶと後悔しそうです。
他にも色々枕を紹介しているので、参考になれば幸いです。