仕事で長時間のパソコン作業をこなす人は肩こりや腰痛に悩んでいることでしょう。
今後も続けるとなると何か対策をしておきたいと思いますよね。
そこで、肩こり腰痛対策に僕が行っている事を紹介します。
長時間のパソコン作業
正しい姿勢をキープすることが大切
肩こりや腰痛の対策をしたければ「正しい姿勢をキープするための対策」をすべきだと思っています。
というのも、肩こりや腰痛になりやすい姿勢を変えずに湿布やマッサージ機などを使っても一時しのぎでしかありません。
水の入った袋から水が漏れている時、まず漏れ出ている穴を塞ごうとしますよね?
決して袋に追加で水を投入しようとは思わないはずです。
それだといくら頑張って水を足してもどんどん漏れていく訳ですから。
デスクワークによる肩こりや腰痛は姿勢によるものが多いでしょう。(一概には決めつけられませんが)
まずは姿勢を矯正し、キープし続ける対策を行うのが先決です。
姿勢キープに使っているアイテム
メーカー製のオフィスチェアはかなり強力な相棒
「机仕事には椅子が欠かせない」というのは色々試した僕の結論でした。
まずはよく言われる対策から。
スタンディングデスク
何年か前から「スタンディングデスク(立ち机)」なる立って使う机なんてのも流行りましたよね、僕も何度か試した事があります。
大体3ヶ月ほどその状態を維持したのち再び椅子に戻ったのですが、その理由は下記。
- 考えるデスクワークには向かない
- 立ち続ける事が集中を妨げる
- 疲れがたまりやすくなる
立ち続けることで「座りっぱなし」を回避できるものの、考えたり集中が必要とされる業務では極端にパフォーマンスが落ちます。
また、立ち続けることで脚が疲れてくるため仕事どころではなくなるのですね。
スタンディングデスクは例えばメールの返事などテンポよく行いたい作業には向いているでしょう。
しかし、1つの作業をある程度の時間で行う業務には向きません。
【追記】こちらの製品ならスタンディングもでき、座り状態にも戻れて良かったです。
【関連記事】スタンディングデスクは腰痛対策になる?座りすぎのリスク
バランスボール
バランスボールを社員の椅子代わりに採用している企業もありますよね。
僕も真似してしばらくバランスボール生活をしていた事があります。
バランスボールは座り姿勢を維持するために身体の様々な筋肉を使うのがメリット。
ただし、背もたれがありませんし気を抜くと転倒します。
そのため「集中力が姿勢の維持に持っていかれる椅子である」と言えますね。
楽ではないのでそれなりに良い効果はあると思いますが、使い続けるのは難しかったです。
オフィスチェア
そして最後はオフィスチェア。
それも家具量販店やホームセンターで買えるチェアではなく、ちゃんとしたオフィスメーカーのチェアです。
僕はスタンディングデスクやバランスボールを使う前にはスチールケース社のシンクチェアを使っていました。
たまたま安く買えたのですが、その前は学習机にあるような椅子を使っていたのであまりの快適性の違いに驚いたほど。
しかし、何を血迷ったのかスタンディングデスクやバランスボールに興味を持ち友人に譲ってしまいました。
それから「やっぱちゃんとしたオフィスチェアが一番だ」と、現在はハーマンミラー社のセイルチェアを使っています。
セイルチェア フルアジャスタブルアーム ブラックベース シート/ノワール ハーマンミラー
こちらもスチールケースのシンクチェアと同じ位の価格帯。
「たかが椅子にそんな値段を・・・」と思われるかもしれませんが、デスクワーカーにとって最高の投資となります。
なぜなら人間工学的に設計された椅子は自然と身体に優しい姿勢を促すよう出来ているため。
椅子としての耐久性も高くハーマンミラーであれば12年保証というのも大きなポイントですね。
ハーマン以外にも良いオフィスチェアメーカーはたくさんありますが、価格相場的には5万 以上10万 以下で十分良い製品が買えます。
ランバーサポート
ランバーとは腰のこと。
腰椎のなだらかなカーブを支える「腰当て」をランバーサポートといいます。
オフィスチェアならランバーサポートをオプションで付けられる製品もありますが、別売り品を買っても良いでしょう。
僕個人でいえば、セイルチェアにオプションのランバーサポートは付けていません。
付けなくても腰に不具合を感じないくらい優秀なのですが、別に買ったランバーサポートを当てるとさらに姿勢がよくなります。
長時間のパソコン作業は筋肉が硬直するので色々と姿勢を変えたくなりませんか。
その時に悪い姿勢をとってしまうと、少しずつ腰や肩に負担がかかってしまうのです。
それがオフィスチェアとランバーサポートでかなり防げるため、1つあると違いますね。
おすすめはテクノジェルのランバーサポートです。
メッシュタイプのほうが通気性は良いものの、腰をしっかりとサポートしてる感覚が薄いのが難点。
モニターアーム(モニタースタンド)
最後はモニターアームです。
モニターアームとは液晶ディスプレイを好きな位置に動かすためのアームですね。
なぜモニターアームが良いかというと、液晶ディスプレイに付属するスタンドじゃ目線が低すぎる(ことが多い)から。
特に座高が高い人だと下を向き気味になるので肩こりになりやすいんですよね。
目線が下に落ちすぎると見にくいため姿勢そのものが前のめりになるので、モニターアームでガチッと視線を合わせるとより最適な作業環境になります。
本当はモニターアームじゃなくても雑誌や本を積み上げた上にモニタを置いても同じこと。
そちらの方がお金もかからず安上がりですが、土台が不安定なのと高さの微調節が面倒です。
モニターアームだと好きな位置で固定できるのがメリットですね。
中には「ノートパソコンだったらどうするの?」という人もいるかもしれません。
その場合はノートパソコンに外付のキーボードを繋ぐと画面とキーボード切り離せます。
あとはノートパソコンを雑誌の上に置くなりして高さを出せば同じことですよね。
さいごに
寝姿勢も忘れずに
長時間のパソコン作業を日常的にしている人は首・肩・腰の筋肉が緊張しています。
お風呂やマッサージでしっかり柔らかくしてから眠っている人も多いことでしょう。
しかし、寝姿勢が悪くなるような枕や寝具(自分の身体に合ってない寝具)を使うと再び筋肉が緊張してしまうのです。
すると翌日朝から「肩や首がだるい〜」と疲れを引きずる生活が続いてしまいますよね。
日中の座り姿勢や立ち姿勢も大切ですが、寝姿勢にも対策を打てば日毎のデスクワークもバリバリこなせますよ!
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