色々な生活用品がお手頃価格で手に入るニトリ。
枕やマットレスといった寝具も多いですが、枕の種類は意外と豊富です。
新しく「ちょっと良い枕が欲しい」という場合、身近なニトリを最初に見て回る人も多いでしょう。
そこで、ニトリの3 000 以上の枕をまとめてみました。
ニトリ枕のラインナップについて
なぜ3 000 以上の枕に絞るのか?
2018年8月現時点でラインナップされているニトリ枕の価格帯は500 〜6 500 。
さらに3 000 以下はいわゆる「普通の枕」が多く、当サイトでレビューしている枕とは方向性が異なります。
3 000 以上になると数は減るものの「高さ調節」や「横向き寝」など、この手の枕によく登場する機能が増えてくるため、3 000 という縛りを設けました。
ちなみに当サイトで推奨(目安)としている機能性枕の価格帯は10 000 〜20 000 ですから、ニトリの枕はかなり安いです。
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3 000 以上で絞ったニトリ枕まとめ
※価格は全て税抜き
低反発枕(プレミアフィット) 6 473
2018年8月時点で最も高いニトリ枕は2種類ありますが、そのうち1つがこちらの低反発枕(プレミアフィット)。
最大の特徴は4大悪臭を抑える消臭加工ウレタンを用いているとのこと。
消臭といえば竹炭なども人気ですが、この真っ黒なカバーはそういう認識を狙ったものなのかもしれませんね。
形状としては同じく低反発で有名なテンピュールのシンフォニーピローに似ていると思います。
シンフォニーピローは価格にして約3倍( 16 000 - 19 000)ですが、サイズがXSからLまで選べるほか、3年保証が付いています。
【関連記事】テンピュールの枕だけでおすすめランキングを作ってみた
クリーン&高通気まくら(エアトリップ) 6 473
ニトリと東洋紡によるエアトリップ素材とポリエチレンパイプ素材が中材となった枕。
エアトリップ素材はいわゆる高反発ファイバー素材であり、当サイトでは「エア系」と呼んでいます。
パイプ素材と同様に、通気性に優れるため頭が蒸れやすい人にはおすすめ。
内部はポリエチレンパイプを挟み込むようにエアトリップ素材のシートを上下で挟み込んだ3層仕様。
このシートを抜き差しすることで高さの調節もできるようです。
+1 000 で、同じくエア系素材を使った「The Pillow(ザ・ピロー)」という枕も射程距離に入りますね。
こちらは7年間の品質保証があるため、保証も充実させたい場合は検討の余地アリ。
【関連記事】The Pillow口コミレビュー!使ってわかった通気性!
高さが10ヵ所調整できる枕 各3種類(ソバ / ラテ / パイプ) 4 621
高さが10ヶ所調節できる枕という機能がそのままネーミングになったわかりやすい枕ですね。
素材の異なる3種類がラインナップされています。
- ソバ・・・そばがら
- ラテ・・・ラテックス
- パイプ・・・ポリエチレンパイプ
この枕は3層になっており、頭が当たる本体部分はそば殻やラテックス・パイプ素材が使われています。
しかし、中間層と下層はウレタンシートで構成されているのがポイント。
ウレタンを部分的に抜いたり、本体の内容物を抜くことで10ヶ所の調節を可能にしたとのこと。
ちなみにラテックスは塊ではなく、チップ状にしたラテックスが使われています。
【関連記事】高さ調整が出来るおすすめの枕はこれ!タオルで調節はダメ?
ホテルスタイル枕(Dプレミアム) 4 621
ホテルスタイル枕は一見何の変哲もない枕に見えますが、実は5層構造になっています。
ダウンが使われているのは表面部分(1層目と5層目)だけで、マイクロファイバーシートが2層目と4層目、中心にはウレタンシートといった構成。
純粋にダウンだけだとコストがかかるためダウン割合を極限まで減らしつつ、そのデメリットを高さ調節に繋げたという枕でしょうか。
この手の枕で高さ調節ができるのは珍しいですよね。
表面的にはダウンなので手触りは秀逸ながら、羽毛以外の素材がどれだけ持つか疑問なところ。
ニトリいわく「一流ホテルのような上質感」を目指したとのことですが、一流ホテルを知っている人じゃないと判別が付けられない所。(ちなみに僕は知りません)
下記の記事でもホテル仕様の枕を紹介しています。
【関連記事】ホテル仕様の高級枕おすすめ!高性能枕とはどう違うの?
首をしっかり支える枕(首フィット) 3 695
こちらは首のサポートをアピールした枕。
近年スマホやPCによる「ストレートネック」が問題になっていますから、頚椎の歪みやバランスを意識した商品は人気ですよね。
頭部はポリエステル綿、首部分はポリエチレンパイプで構成されており、中材の出し入れで高さ調節も可能。
ちょっと見た目のメッシュ感など、画像からでも価格相応な質感が見て取れるのが残念なところでしょうか。
これこそ素材が色々選べるとより柔軟性のある枕になりそうですよね。
似た枕として、日本に寝具ブランドであるASMOTから「スマホ首枕」という製品が販売されています。
下記記事で紹介しているので、興味のある方はご参考に。
【関連記事】スマホ首ってどんな状態?枕やストレッチで改善できるの?
横向き寝がラクな枕(ナチュラルフィット) 3 695
変わった形状の枕ですが、横向き寝に合わせた形状とのことです。
ニトリで横向き寝に特化した枕もラインナップしているのは意外でした。
とはいえ、横向き寝に関してはこの枕の数倍は売れているであろう「YOKONE2」という超人気枕が存在します。
価格で比べると約5倍近いのですが、形状の合理性や枕カバーの質感まで全てにおいてレベルが高い逸品。
横向き寝の枕を検討しているなら、YOKONEも選択肢に入れて考えてみて欲しいですね。
【関連記事】YOKONE2愛用者が語る!仰向け横向き両対応の最強枕レビュー
仰向け寝がラクな枕(ヤワラカフィット) 3 695
「仰向け寝がラクな枕」って・・・基本的に仰向けがメインでしょうから、他の枕に喧嘩売ってるようなネーミングに感じます。
見た目にも柔らかそうですが、中材はビーズとマイクロファイバーの混合素材。
ビーズクッション系をイメージすると良さそうですね。
ビーズは流動性の高い素材なので「頭を乗せた時に枕が潰れて肩周りに合わせて広がっていくフィット感」が得られそうです。
このビーズと綿と混合する感じといえば「王様の夢枕」がライバルとなりそうですね。
価格的にはニトリが勝ってますが、形状や素材も異なるので比較検討してみる価値はありそうです。
【関連記事】【国産枕】王様の夢枕とASMOTの枕ならどっちがいい?
冷感低反発枕(ダブルクール) 3 695
こちらは完全なる夏仕様枕といった感じでしょうか。
冷感カバーに加えて、冷感材を練り込んだ冷感ウレタンを使って寝苦しい夏の快適性を追い求めています。
形状自体は普通ですが、このウレタンもまた3枚おろしのように3層構造になっており、中間にある2cmの高さ調節シートを抜いて調節が可能。
エアトリップのような硬めで通気性の高い枕も夏仕様と言えますが、ウレタン特有の柔らかい寝心地が好みの人には良いでしょう。
ニトリ枕っておすすめ?買っても大丈夫?
意外と幅広いラインナップでお試しには最適
ニトリ枕も種類が豊富で、かつ圧倒的に安いのがメリットですね。
枕としての質感については「やっぱり価格相応だなぁ」とも思いますが、無名の激安品を選ぶならニトリが良いですね。
とはいえ機能性枕として「睡眠の質を上げたい!」とか「最高の就寝環境を作りたい!」などの想いがあるなら、寝具メーカー品も検討してみる価値があるでしょう。
やっぱりそれなりの枕は長く良い状態を維持してくれますし、使うほどに愛着が湧いてくるものです。
その他の記事も参考になれば幸いです。