日本の寝具メーカーとして圧倒的な存在感を示している西川。
東京西川(西川産業)・昭和西川・大阪西川(西川リビング)・京都西川など名称が複数あるため、知れば知るほどに混乱してしまいがちなもの。
この記事では西川についてと、それぞれの西川が展開する枕をまとめました。
これだけ知っていればOK!西川について
昭和西川以外は「西川グループ」だと覚えておく
僕自身、西川といえば「あるある探検隊の気絶する方」や「なんちゃらレボリューションの人」という印象でほぼ9割を占めているため、あまり詳しい方ではありません。
そのため自分の言葉で寝具メーカー西川を語るには少々無理があり、下記にウィキペディアからの文章を引用し説明とします。
西川産業をはじめとする同根企業5社とそれらの傘下企業は、「西川グループ」としてボランタリー・チェーンを結成している[9]。チェーン各社では、「西川」の二文字を丸く象った牡丹文字のロゴマークを、共同で使用している。
同根企業の一つである昭和西川株式会社については、これら企業と役員等の人材の行き来はあるが、西川グループに参加しておらずロゴマークも異なるものを用いている。
西川グループに入っている同根企業5社とは下記ですね。
- 西川産業株式会社(東京西川)
- 株式会社西川(日本橋西川)
- 株式会社心斎橋西川
- 西川リビング株式会社(旧・大阪西川)
- 株式会社京都西川
主にマットレスや枕では「東京西川」「西川リビング」「昭和西川」の名前をよく見ます。
日本橋西川や心斎橋西川は公式サイトを見た限り自社の名を冠した製品ではなく、東京西川の製品を取り扱っているようでした。
歴史的背景に興味がある方ならともかく、色々覚えても仕方がないのでとりあえず「昭和西川だけは別物(でも遠からず近からず的な)」と覚えておけば良いでしょう。
個人的には昭和西川が好きですが、これら西川で優劣はつけがたいものであると考えられます。
それぞれの西川枕ブランドとおすすめまとめ
東京西川(西川産業)
- &Free(アンドフリー)
- AiR(エアー)
- 自遊自材 オーダーメイドピロー
- Touch Nouveau(タッチヌーヴォー)
- finesmooth(ファインスムース)
- Lacooneru(ラクネル)
- 医師がすすめる健康枕 シリーズ
東京西川はなんといっても主力ブランドのAiRシリーズがおすすめ。
ただし、アスリートを意識したスポーティーなデザインに寄っているため好き嫌いの評価は分かれそうですね・・・。
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他には医師がすすめる健康枕シリーズも知名度的には高く、大手スーパーの寝具売り場などで見かける機会がありますね。
「肩楽寝」「首楽寝」「横楽寝」などがメインモデルです。
個人的にはあまりビビッとくる感じではないですね・・・。
西川リビング(大阪西川)
- FIT LABO(フィットラボ)※オーダーメイド
- COCO MADE(ココメイド)
- RAKURA(ラクラ)
- PillowGallery(ピローギャラリー)
- Suu Goo(スーグー)※子供向け
- GELTRON(ジェルトロン)
西川リビングはオーダーメイド枕のFIT LABOが枕としては知名度が高いのではないでしょうか。
FITLABOは枕のみならず、マットレスのオーダメイドもあり価格帯は下記のように高めの設定が基本です。
- マットレス・・・10万〜25万(サイズによる)
- 枕・・・2万 /2万6千
西川っぽさを求めるなら「RAKURA(ラクラ)」のリバーシブルピローですが、プロファイルウレタンとつぶわたの両面仕様でありながら5 000 以下は低価格過ぎる印象。
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東京西川や昭和西川の枕の半額以下であることを考えると「安くてお得」よりも「少し不安」といった気持ちの方に傾きますね。
個人的に気になったのは「ジェルトロン」というジェルを使用した枕。
良いか悪いかは別にして、やっぱりジェルは素材としてのインパクトがありますよね。
ジェルを使用したメーカーは他にもありますが、こちらは上層部がまるごとジェルのようで結構気になります。
価格は2万 と高品質枕の目安価格内に収まっているのもグッド。
昭和西川
- muatsu(ムアツ)
- SNフレッシュプロ
- SUYA-LABO(スヤラボ)
- billerbeck(ビラベック)
- きれい好きまくら
- ドリームトリッパー※子供向け
- Club Executive※高級羽枕
西川グループから少し離れた昭和西川は「点で支える」でお馴染みのムアツシリーズが圧倒的。
イメージキャラクターを努めているマツコ・デラックス氏のインパクトも相まって、ひと目で深い印象を与える策略が見事です。
特徴はマットレスも枕もボコボコ凹凸の「プロファイル加工ウレタン」ですね。
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価格帯は8 000 〜12 000 と安くもなく高くもなくという微妙な位置にありますが、シンプルかつ機能性を感じられるデザインが好印象。
他にも「muatsu sleep spa(ムアツ スリープスパ)」というラインの枕もあります。
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ウレタンを用いた高機能枕は主にムアツシリーズのみで、あとはClub Executiveなど高級ホテル仕様の羽根枕も人気。
【関連記事】ホテル仕様の高級枕と高性能枕はどう違うのか?
西川で枕を買うならどれがいい?
好みはあれど西川縛りなら昭和西川を選ぶ
これはあくまで僕個人の感想として参考にしてもらいたいのですが、西川から選ぶなら昭和西川ですね。
特にムアツのスリープスパはデザイン的にも美しいフォルムですし、価格も12 000 と高品質枕の目安範囲にあります。
似た存在では東京西川のAiRも捨てがたいですが、枕は正直「スポーツ感に寄り過ぎてて逆にカッコいいと思えない」のが本音。
別枠では西川リビングのジェルトロンも面白いですが、単なる枕マニアとして興味ソソられる感じなので一般的な枕選びのシーンではちょっと避けるかも・・・。
12 000 で買える他のメーカー選択肢はあるか?
必ず西川から枕を1つ選べ!と言われたら、現状で僕は「ムアツ スリープスパ ピロー」を選ぶでしょう。
しかし、他のメーカーにも視野を広げてみると、同じ価格でかつ優秀な枕が1つあります。
それが「めりーさんの高反発枕」ですね。
こちらも12 800 なのでほぼ同価格帯に位置する枕であると言えます。
「ムアツ スリープスパ ピロー」は高さの違う2種類(ロータイプ/ハイタイプ)がラインナップされていますが、実際にどちらの高さが合うかは長らく使わないとわからないもの。
(一応どちらにも1cm厚の高さ調節シートが2枚入っているので微調整は可能)
ですが、めりーさんには圧倒的な調整力があるので「そもそも高さで悩むことがない」のが魅力なんですよね。
丁寧に生地で包まれたウレタンシートが重なることで1つの枕になっているのが最大の特徴。
かなり緻密にカスタマイズできる点は他の枕にはないですし、この調整力はもはやオーダーメイド枕さえも食ってしまう程だと実感しています。
【関連記事】めりーさんの高反発枕の口コミ!圧倒的調整力で肩こり対策!
さいごに
西川を選ぶならプロファイル加工を味わいたい
「味わいたい」とか書くのもアレですが、個人的に西川寝具のイメージって「プロファイル加工(凸凹加工)」にあるんですよね。
東京西川のAiRも、昭和西川のmuatsuもプロファイル加工が売りですし。
だからこそ「枕であえて西川を選ぶならプロファイル加工であることを求めたい」みたいな。
枕選びの参考になれば幸いです。