朝の忙しい時に寝癖を直す時間はもったいないですよね。
寝る前に対策できればヘアセットに関してはストレスフリーでいられるはずです。
この記事では「寝癖対策についてアレコレ考えたみた結果」について解説しています。
そもそもなぜ寝癖ができてしまうのか?
髪が濡れたまま寝るのは全てに悪影響
寝癖が出来る主な理由は「寝ている時に髪が変な位置で固定されている」事だと言えます。
「髪の毛が濡れているから寝癖が出来る」という説明も間違いではありませんが、例えば海やプールで濡れた頭を自然乾燥させた時は寝癖になりませんよね。
つまり、濡れる事で柔らかくなった(水素結合によりたんぱく質の結びつきが離れた)髪が変に固定され乾く(再結合する)ことで強烈な寝癖になるということ。
そのためやるべきこととしては「髪をしっかり乾かしてから寝ること」が重要だと言えますね。
髪が濡れていると摩擦によって髪へのダメージも大きくなりやすいうえ、蒸れて雑菌が繁殖することによる頭皮臭の原因となる可能性もあります。
しかし「寝る前に乾かすのはとっくにやってるよ!それでも寝癖になるから困ってるんだ!」という方も多いハズ。
その場合、考えるべきは「寝ている時の髪の動き(ポジション)」ではないでしょうか。
髪の長さ・髪質によって寝癖の付き方は異なりますが、なるべく髪をあらぬ方向で押し潰さないようにすることが大切です。
そこで気になるのが「枕や枕カバー」といった部分ではないでしょうか。
低反発枕は寝癖が付きにくいのか?
所々で「頭の形にフィットする低反発枕は柔らかく寝癖がつきにくい」といった情報を目にしましたが、果たして本当でしょうか。
素材で言えばポリエステル綿やビーズ(パイプ)を中材を使った枕も柔らかいですし頭にフィットします。
頭にフィットするかどうかと髪があらぬ方向で固定されるかどうかは全くの別問題なので枕の素材は関係ないと言えるでしょう。
そのため、寝癖のために枕を買い替える必要性はないと言えます。
寝る前にできる寝癖対策方法
どの対策も完璧ではなく、髪質や長さにもよる
寝る前にできる寝癖対策方法としては下記が考えられるでしょう。
寝癖対策方法とそのデメリット
- 髪を束ねる・・・縛り跡が癖になる可能性
- ナイトキャップを被る・・・蒸れると頭皮臭などに繋がる。被り物の違和感。
- 洗い流さないトリートメントを使う・・・髪質によってはベタつく可能性
- 摩擦の少ない枕カバーを使う・・・ナイトキャップがあれば不要
- うつ伏せで寝る・・・うつ伏せで寝続けるのが無理
- 寝ない・・・論外
どれか1つという訳ではないので、複数を同時に試すのもアリです。
この中で一番効果が見込めそうでかつお手軽な対策としてはナイトキャップですね。
洗い流さないトリートメントなどと一緒に使うとより寝癖対策に有効だと言えますが、髪質や長さにもよるので「誰にでも合う対策」とは言えません。
注意ポイント
ナイトキャップじゃなくてニット帽じゃダメなの?
ニット帽で代用することも可能ですが、多くは長時間被っていると蒸れやすいものが多いはずです。
その場合、頭皮臭が発生したり、寝ている間に頭を締め付けることがストレス(違和感)となる場合もありますから、なめらかなシルク製のナイトキャップを選ぶのがベスト。
さらに詳しく
寝癖を抑える事は不可能である前提で考える
朝の身支度を"時短"するためには?
「寝癖ができないようにしたい!」のは多くの人の望みですが、上記で挙げた対策を取ってもなお寝癖が出来る髪質であったら?
もはや寝癖を受け入れる他なく、それでも諦めないなら「いかに素早く寝癖を直せるか?」がポイントとなってきます。
寝癖を素早く直す場合、一番簡単なのは洗髪してしまうことですよね。
しかし、髪が長ければ長いほど洗髪時やその後の乾燥に時間がかかってしまいます。
そこで出来ることと言えば下記になります。
寝癖直しウォーターはピンポイントに髪を濡らして寝癖を直せるのがメリットですが、髪質によっては全然効かない事もあります。
特に髪の根本からボリューム感を出すヘアセットがしたい人には向きません。
枕と後頭部に挟まれて根本から潰れてしまった場合、洗髪して再びドライヤーの温風で持ち上げてあげるのが一番手っ取り早いです。
そのため自分は朝に洗髪して大風量ドライヤーで一気に乾かすなんて事を何年も続けていましたね。(それが自分の中で最適解だったため)
それらも難しい場合「そもそも寝癖の出来にくい髪型にすればいいのでは?」という考え方もあるでしょう。
はてな
パーマでごまかす方法はどう?
パーマをかけてクリンクリンの髪型にすれば、寝癖も目立ちにくくなるかもしれません。
対策としてはアリですが「寝癖」のためだけにパーマスタイルになることが許容できるかどうかが問題。
また、パーマの維持に1ヶ月〜2ヶ月おきに1万 程度は追加出費がかかることも検討すべき点ですね。
世界最強の吸水タオル「エアーかおる」を試してみる価値
朝シャンすると髪がなかなか乾かないという場合、大風量ドライヤーも手ですが「エアーかおる」を試してみる価値もあります。
エアーかおるとは浅野撚糸という日本企業が開発したタオルであり「スーパーZERO」という特殊な撚糸を使い抜群の吸水性が特徴。
ビジネステレビ番組でも取り上げられ「お風呂上がりにエアーかおるで拭くと髪の乾きが全然違う」「髪を乾かす時間が半分になる」と評されるほどです。
100均でもタオルが数多く販売されている中、1枚数千 のタオルが異例の大ヒットを飛ばし続けているのですから只者ではありません。
これと大風量ドライヤーを組み合わせれば寝癖直しにかける時間を短くできる可能性は高いですね。
エアーかおるオーガニック ダディボーイ バスタオル ピーチピンク
さいごに(結論)
短髪なら朝シャン、長髪ならナイトキャップ
個人的な見解としては短髪・ミディアム位なら朝シャンに限ると考えています。
例えば後頭部からパカっと割れたような寝癖になればちょっと水を付けた位ではどうにもなりません。
そもそも寝癖を気にする人はヘアセットもするでしょうから、洗髪しちゃった方が後のヘアスタイリングもやりやすいんですよね。
ロングヘアの方はとにかく「乾燥時間」が掛かりすぎるので、ナイトキャップで落ち着かせるのが妥当なラインかなぁと。
タオルやドライヤーで時短できると言っても限度がありますからね。(試してみる価値はあると思いますが)
ということで当サイト的に「寝癖と枕」について書くつもりが、枕はほとんど登場しない結果となりました。
参考になれば幸いです。