西川の点で支えるマットレス「ムアツふとん」
ウレタン表面にたまごパックのような凹凸加工(プロファイル加工)がなされており体圧分散に優れるのが特徴。
タレントのマツコ・デラックスさんがイメージキャラクターを努めていることで知名度も高くなっているとか。
そんなムアツの凹凸を2層重ねにしているモデルが「ムアツ布団アコハード」なのですが、似た仕様の「2フォーム」というモデルもあります。
この2つは同じモノなのか調べてみました。
ムアツ布団アコハードと2フォームの違いを探す
カバーが大きく違う以外は同じモノに見える
上がアコハードの外観と詰め物で、下が2フォームの外観と詰め物です。
どちらも110ニュートンで同じ硬さですね。
名称 | ムアツ布団アコハード | ムアツ2フォーム |
カラー | ピンク・ブルー | ブラック・ブルー |
タイプ | 三つ折り | 三つ折り |
サイズ | 9×91×200cm(シングル) 9cm×120cm×200cm(セミダブル) 9cm×140cm×200cm(ダブル) | 9×91×200cm(シングル) 9×120×200cm(セミダブル) 9cm×140cm×200cm(ダブル) |
側生地 | 綿 100%(ポリジン加工) | ポリエステル100%(ポリジン加工・吸水速乾加工) |
詰め物 | ウレタンフォーム2層 | ウレタンフォーム2層 |
生産国 | 日本製 | 日本製(側地縫製はベトナム) |
基本スペックで比較してみてもほぼ同じで、強いて違う点がやっぱりカバー(側生地)の特徴なんですよね。
2フォームは下層を無膜ウレタンを使っている
どこか違いはないか?と調べていたら、2フォームは下層に「無膜ウレタン」を使用しているとのこと。
「無膜ウレタン」とはウレタン表面の細かい穴にできる膜を取り除く加工をしたもの。
つまり「一般的なウレタンより通気性が良い」と言えますね。
アコハードの方にはこの説明が見当たらなかったので、恐らく2フォーム独自の特徴でしょう。
西川ストアオンラインでアコハードは販売されていない
昭和西川の公式ショッピングサイト「西川ストアオンライン」ではアコハードは販売されていません。
同じメーカーなのに片方が取り下げられているのは変なので、おそらく2フォームが新しいモデルなのでしょう。
実際にこのような紹介がありました。
新ムアツ 2FORM の登場です
この「新ムアツ」ってところが「旧ムアツがあったんだな」と思わせてくれますよね。
心なしかアコハードはカバーのデザインが良くも悪くも「今っぽくない」のもなんとなくそう思わせてくれます。
「祖父母の家に泊まった時に置いてあるようなマットレスのデザイン」といったら失礼かもしれませんが・・・。
ちなみにアコハードは楽天市場では販売されています。
公式で販売されてないのに、小売店で扱っているということは在庫なのでしょうか?
ムアツ2フォームの注意点
110N以外は2層だが凹凸構造ではない
ムアツ2フォームにはN(ニュートン)の違うタイプが存在します。
ニュートンとはウレタンの硬さを表す単位であり、2フォームでは90NT・100NT・110NTの3種類。
1番硬めの110Nだけが2層凹凸構造で、90NT・100NTは上層だけが凹凸構造という仕様なのです。
もしアコハードを使っている方が2フォームに新調する場合、110Nを選ぶ必要がありますね。
ムアツ布団アコハードと2フォームどちらがおすすめ?
口コミや評判はどちらも上々で申し分なし
ムアツふとんの人気は説明不要ですが、アコハードも2フォームも評価は高いです。
寝心地はもちろん、2層になることでマットレスの厚みが増え屏風のように自立させることができるのがポイント。
ただ両者を比べた場合、やはり下層に無膜ウレタンを用いている2フォームの方が通気性の面で有利でしょう。
デザイン的にもシンプルで落ち着いてますし・・・。
今から買うならどちらにすべきか?
アコハードを買うメリットとしては「2フォームより少し安い」という点が挙げられます。
どちらもシングルサイズで7万 程度の代物ですから少しでも安いと嬉しいですよね。
アコハードが実際に在庫処分中だったらお得感はありますが、ウレタンフォームは経年劣化する素材。
半額ほど差があるならともかく、数千 ~1万 程度の差なら新しい「2フォーム」を選んだ方が良いと思いますね。
寝具は「買ってから後悔」が1番堪えますから・・・。