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寝具 敷布団

直敷きOK!マットレスの不要・いらない敷布団ってある?

日本ではマットレスの上に敷布団を敷いて寝ている人は多いですよね。

僕もそうしていた時期があったのですが、その理由としては「敷布団が薄すぎて床に敷くと痛かった」ためでした。

今は高反発マットレスを1枚で使うパターンも一般化してきたものの、まだまだ敷布団派の人は多いでしょう。

「マットレスのいらない敷布団」なんてあるのでしょうか?

マットレスのいらない敷布団とは?

固綿敷布団と体圧分散敷布団の2種類がある

マットレスのいらない敷布団は下記の2種類です。

  1. 固綿敷布団
  2. 体圧分散敷布団

固綿敷布団は昔からある「綿を圧縮して固めた敷布団」のことですね。

厚みがあり丈夫な反面、重くて扱いにくいため数は少しずつ減っていると思います。

固綿の寝心地が好きな方もいるのは確かですが、個人的にあまりおすすめしていません。

体圧分散敷布団は中材に天然繊維だけではなく、特殊繊維やウレタンフォームも用いたものです。

何か1つの素材で埋め尽くすというよりは、複数の素材をミルフィーユ状(層のように)重ねているのが特徴。

  • ウレタンフォーム
  • ポリエステル綿
  • 抗菌・防ダニの特殊繊維
  • 高反発ファイバー
  • ダウンやウール

主にこのような素材が使われており、従来の敷布団の寝心地に体圧分散性や快適性がプラスされています。

良いモノだと5層構造になっていたり、季節に合わせて両面使えるようになっていたりします。

厚さもありマットレスを下に敷く必要がないため、これからの敷布団は層構造の製品が一般的になるでしょう。

体圧分散敷布団のメリット・デメリット

マットレスの不要な敷布団として「体圧分散敷布団」をおすすめしますが、メリットもデメリットもあります。

体圧分散敷布団のメリット

  1. 体圧分散性が高く身体への負担が少ない(腰痛持ちにも愛用者が多い)
  2. 特殊素材により快適性が高い(防ダニや抗菌、防臭・通気性の良さなど)

腰痛持ちの人や疲れやすい人はヘタった敷布団による影響を受けている可能性もあります。

敷布団は睡眠の質を左右する上で大きな割合を占めるため、良い敷布団を選ぶ意味は大きいということ。

逆にデメリットは何かというと、下記になりますね。

体圧分散敷布団のデメリット

  1. 価格が高い(安いものは品質が低くヘタリやすいことも)
  2. 洗えない

体圧分散敷布団はその構造(複数素材を使っている)により値段が高くなりがちです。

逆を突いて低価格な体圧分散敷布団も販売されていますが、すぐ飛びつくのは控えた方が良いでしょう。

その理由は後ほど説明します。

また、洗えないという点は体圧分散敷布団に限った事ではありませんが、デメリットに入れておきました。

逆に洗える敷布団はペラペラな事もあるためここでも注意が必要です。

本当に自宅で洗える(洗いやすい)寝具が欲しい場合はエア系マットレスが現状で1番ですね。

【関連記事】敷布団を自宅で洗いたい人が知るべき3つのこと

マットレス不要の敷布団で損しない選び方のポイント

① 安すぎる製品は選ばない

その理由については先程述べた通りです。

安すぎるとは「相場を大きく外した価格」ということ。

逆に高すぎる製品も注意が必要ですが寝具で言えば「安い製品に飛びついて損をしたケース」の方が多いためこう表現でしています。

高性能高品質な体圧分散敷布団の相場はシングルサイズでおよそ20 000 〜50 000 の範囲内で見ておくと良いでしょう。

素材によってこれより安くなることもありますが、概ね寝具メーカー品を選んだ方が間違いありません。

  • シングルサイズで20 000 〜50 000 の範囲内
  • 寝具メーカー品を選ぶ

だいたいこの2点を目安にすると間違いありません。

5 000 や10 000 以下で良さげな製品があるとつい惹かれてしまう気持ちはわかりますが、それなりの品質である事が多いです。

マットレスの品質は睡眠や身体の調子にも影響を及ぼしますから、後悔しないことを意識して選ぶことが重要。

【ニトリやドンキにある敷布団はダメ?】

寝具を買いやすい店舗といえばニトリやドンキホーテといった大手量販店ですよね。

量販店では「安く買えてラッキー!」という事もあるため否定はしませんが、全てがラッキーになるとは限りません。

実際に僕はどちらの店舗でも寝具を買った経験があります。(まだ寝具に興味を持つ前、価格優先で選んだ)

結論から言うとそれらは数年も経たずに粗大ごみとなってしまったので、僕自身もう選択肢には入れていませんね。

ニトリやドンキホーテで買える寝具の全てを否定はしませんが、肯定もしにくいのが正直な感想。

「餅は餅屋(もちはもちや)」という言葉があるように、本当に意識したいなら寝具メーカーから選ぶのが1番です。

② ニセモノのボリューム感にだまされない

格安の敷布団ではボリューム感をアピールしている製品も多くあります。

中綿がたくさん入っていて厚みがあるため「1枚でも大丈夫そう!」と思いがち。

しかし実際は「綿の形を調節してボリュームがあるように見せているだけ」というモノが多く厄介。

そういう製品は最初は良くても数ヶ月でペチャンコになります。

洋服でも「買ったばかりはピシッとしてたのに、1度洗濯しただけでヨレヨレになった」という経験はありませんか?

安い製品はコストダウンからくる品質の低下をどうにかカバーしないと売れないため「第一印象だけは超立派」という具合になります。

読者の方々は皆「長く愛用できる品質」を求めてると思うので、くれぐれもご注意下さい。

 

中綿だけで構成された敷き布団よりもウレタンなど異素材と組み合わせた体圧分散敷き布団の方が長持ちするでしょう。

硬綿敷き布団も同様に長持ちしますが、寝心地で言えば体圧分散系の足元にも及びません。(加えて重い)

③ 実店舗にこだわりすぎない

僕自身このサイトを運営していることもあり「おすすめの寝具」について相談されます。

そこで気付いた事は「寝具は実店舗で買わないといけない」と考えている人が多いということ。

実際にモノを見て決めたい気持ちは誰にでもありますし、僕もよくわかります。

しかし、実店舗で選んだからといって「納得の寝具」と出会えるとは限らず、むしろ悪影響があることも知らないといけません。

なぜなら「実店舗で試し寝した感想」と「数ヶ月実際に寝てみた感想」は一致しない可能性が高いため。

最初は微妙でも長く寝てみたらすごく良かった!という人もいるため一概に試し寝だけで決められないのです。

 

加えて、今はネット通販が主流となり実店舗は「品物を展示しない」&「なるべく在庫を持たない」ようにしているでしょう。

お店に行ってもネットで買ってもあまり変わらない時代になったということですね。

最近は人件費やテナント代といった経費を抑えて、ネット販売だけに絞った寝具メーカーもあります。

様々な製品を比較検討しながら選べる点ではネットに勝るものはありません。

「絶対試し寝しないと買わない」という信念は逆に損している可能性もあると知っておくことが大切。

おすすめのマットレス不要の敷布団

エアウィーブ ✕ 昭和西川 「オリジナル四季布団」

エアウィーブといえばここ最近知名度も定着してきた日本の寝具メーカー。

エアファイバーという独自素材を使った通気性の良い高品質寝具を手がけています。

そのエアウィーブと寝具業界のパイオニア的存在である昭和西川がタッグを組んだのがこの「オリジナル四季布団」。

四季を問わずに年中快適な睡眠が得られます。

 

しかし、価格帯が高品質敷き布団の相場を軽く飛び越えているのが難点。

3~4万 台で考えている人にとっては少し手が出にくいですが、満足のいく仕上がりは間違いありません。

シングルサイズ  118 800

一番星「雲のやすらぎプレミアム」

店舗販売をしていないメーカーでかつ高品質な寝具を提供しているのが一番星。

「雲のやすらぎプレミアム」は何から何まで日本人に合わせた「痒い所に手が届く」ような仕様になっています。

なおかつ日本製でありながら100日間の返金保証。

「ネットで寝具を買うのはちょっと・・・」という方も続々と取り込み少しずつ支持率を上げているのが上手いですね。

  1. 新クロスクラウド製法による体圧分散
  2. 底づき感のない5層構造厚み17cm
  3. 点で支える高反発プロファイルマット
  4. 防ダニ・抗菌・防臭
  5. 春夏・秋冬で快適なリバーシブル仕様
  6. 耐久試験で実証したへたりにくさ
  7. ホルムアルデヒド基準クリア
  8. 高品質羊毛(ロレーヌダウン)使用

個人的には季節に合わせて快適な素材をリバーシブルにしている点が高評価。

また、両面をまんべんなく使うことで製品の寿命も格段に伸びるでしょう。

  1. シングルサイズ  39 800
  2. セミダブルサイズ  49 800
  3. ダブルサイズ  59 800

マニフレックス「イタリアンふとん2」

イタリアの寝具ブランドとして名高いマニフレックスが日本人のライフスタイルに合わせて開発した「イタリアンふとん2」

少し変わったネーミングですが、これぞまさに和洋折衷。

マニフレックスのハイクオリティが日本の細やかな部分と相まって非常に使いやすいモデルになっています。

お馴染みの高反発素材「エリオセル」をメインとした3層構造。

敷き布団としては7cmの厚みですが、底づき感のない落ち着いた寝心地を実現。

他メーカーでは希少な「シングルロング(背の高い人に良い)」がある所もポイントです。

  • シングルロング  40 392
  • シングル  27 706
  • セミダブル  35 753
  • ダブル  43 899

さいごに

よく検討して最高の1枚を

敷布団と言っても様々な製品があり、奥が深いもの。

長く付き合う相棒的存在なのでよく検討して最高の1枚を見つけて貰いたいですね。

個人的に今回3つのおすすめ敷布団をご紹介しましたが、タイプで分けるとこんな感じ。

  • エアウィーブ⇒汗かきで蒸れやすい人・高級感重視
  • 雲のやすらぎ⇒高品質な敷き布団が欲しい・価格や保証も充実させたい
  • マニフレックス⇒少し硬めの寝心地がいい・体格の良い人

総合的に1番ソツがないのは「雲のやすらぎ」ですね。

敷き布団選びの参考になれば幸いです。

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