腰痛対策にマットレスを新調しようと思っても、今は製品が多くてわかりにくいですよね。
そこで参考にしたいのが口コミやレビューですが、参考になるのでしょうか。
口コミを参考にする時の注意
相手と自分の腰痛原因は違うかもしれない
これはネットに限らず実際の人付き合いでも言えますよね。
相手の言う症状と自分の症状が同じでも、そこに至る原因が違うかもしれません。
腰痛という共通点だけで参考にするのはそもそも見当違いな場合もあるのです。
例えばですが、腰痛で悩んでいる方は様々な対策方法を調べていることでしょう。
- 寝具の変更
- 生活習慣
- 運動習慣
- 仕事や趣味からの影響
- 整体や病院での治療
- 本やTV番組での情報
マットレスの口コミしている人もまた、腰痛対策に「寝具の変更だけをしている」とは考えにくいもの。
他の行動が作用して腰痛が楽になったとしたら「マットレスを変えたことによる影響」だけだと言い切れないのです。
しかし「ならマットレスを変える必要は無いの?」というとそうではありません。
ヘタった寝具は腰に負担をかけやすいため、体圧分散性に優れた耐久性の高い製品を使うことはとても有効な手段。
相手の言葉をそのまま受け止めずに「自分の場合なら」と一度置き換えて考えてみた方がよいですね。
【関連記事】【腰痛予防】体圧分散マットレスの選び方とおすすめ
満足している人はあまり表に出ない法則
ネットで購入してレビューを書くことってありますか?
レビューをお願いされたり、レビューで割引などがあれば別ですが、積極的に書かない人が大半だと思います。
でも、買った製品が悪かったら怒りの矛先として「レビューを書いて知らせよう」としませんか?
何を言いたいかというと、大体のレビューはこんな感じだと思うのです。
- 良い評価・・・あまり自主的に書かれていない
- 悪い評価・・・かなり自主的に書かれている(でもお門違いの文句も存在)
ここで気を付けたいのが、自分の解釈が間違っているにも関わらず製品に難癖を付ける人もいるということ。
必ずしも製品の悪い点を客観的に書いているレビューばかりでは無いことを覚えておいて下さい。
(個人的に驚いたのは商品レビューに「運送会社の態度が悪い」と★1つにしてクレームを書いていた人・・・ありえない)
「これはこの人だけの問題なのではないか?」や「商品関係ないよね?」と思えるならば、自分にとっては良い製品である可能性もあるのです。
また、寝具系は数日で実感できるようなものではありません。
数ヶ月使って始めて気付くこともたくさんあるので、悪い評価を付ける人がどれくらい使ったのか分からないなら参考になりにくいでしょう。
企業が用意している製品レビューが良いのは普通のこと
よく製品ページで使った人の顔写真と共に感想が書かれているのを見たことがあると思います。
「悪い感想が無いんだけど・・・怪しい」と思う方は少々勘ぐりすぎているでしょう。
それらのレビューは確かに被験者を募って得た個人の感想。
しかし、製品を作る企業は「うちの製品はこんなに良いんだ」というアピールをしたいのです。
なぜなら開発や研究を重ねて生まれた製品は我が子みたいなもの。
子供が絵画のコンテストで第三者から表彰されたら親も嬉しいですし、鼻高々ですよね。
同じように第三者からの良い評価があれば、それをしっかり伝えたいと思っているだけ。
仮に悪い感想を貰ったら、製品の改善材料としてちゃんと受け止めるでしょう。
逆に考えてみて下さい。
- うちの製品は自信あります!みて下さいこの実績。
- うちの製品は良い評価も貰いますし、悪い評価も頂きます。
もし仕事で取引するならどちらを選びますか?
2番は正直に言っているようですが、自信が感じられない上に暗に「あなたには合わないかも」と言っているようなもの。
それよりも1番の方が言われて気持ちが良いですよね。
「悪い感想が無いんだけど・・・怪しい」と思う人は、悪い感想があったら信用して「よし正直だ!」とそれを選ぶのかどうかを考えてみて下さい。
(でもあまりにオーバー過ぎる褒め方はちょっと・・・って気持ちもわかります)
あとがき
自分の代わりはどこにもいない
レビューや口コミで確実性を高めてから買いたい。
誰もがそう思うでしょうし、僕も同じように買い物で損したくないのでレビューはよく見ます。
しかし、自分の代わりに自分の感想を書いてくれている人なんてどこにも居ないのです。
実際に使ってみるまで絶対にわかりません。
本だってそうですよね。
書店でたまたま目に付いた本が面白かった、でもその後ネットで調べたらボロクソに書かれていた。
最初にネットで見ていたら絶対に読まなかったでしょう。
でも、すべてを他人の評価任せにしていたらいつの間にか自分じゃ何も選べない人になってしまいます。
レビューや口コミはうまく参考にしながら、最終的な判断は自分の感覚で行いたいですね。