数万 の高反発マットレスを検討している方の中には電気毛布や布団乾燥機を愛用している方もいるでしょう。
となると、高反発マットレスは熱に対して耐える力があるのかどうか気になりますよね。
そんな疑問を晴らすべく各メーカーを調べてみました。
高反発マットレスって熱に弱いの?
一般的には「強い素材ではない」と言われている
まずは一般的にネット検索などで見つかる情報のまとめから。
大体、ウレタン・高反発ファイバー系を含む高反発マットレスは熱に強くない(または弱い)と言われています。
熱を加えることで素材が変色したり、変形したりする可能性があるためですね。
そのため「電気毛布や電気あんか、布団乾燥機の使用はお控え下さい」という注意書きがあることも多いでしょう。
個人的に付け加えるなら「実際使っても問題がないパターンもあるけど、面倒だから一律禁止にしてる所もあるだろうなぁ〜」という印象です。
例えば電気毛布でも人肌レベルの低温で使用すれば問題ないことの方が多いはずです。(それでダメなら人が寝るだけでヤバイ)
でもこういう「これは良いけどこれはダメ」というパターン例を作るのって面倒なので、特に安く仕入れて流すだけの格安寝具なんかだとやらないでしょうね。
値の張るマットレスになれば製品も独自開発になってくるため、OKかNGかはともかくちゃんと回答を出してくれているメーカーが多いです。
こういう気配りのあるメーカー品を選ぶことが大切ではないでしょうか。
電気毛布や布団乾燥機は使えるか?各寝具メーカーの回答
モットンジャパン「モットン」
Q 電気毛布や布団乾燥機を使用しても問題ないでしょうか?
A はい。問題ございません。ただし、50℃以上にならないように気を付けて頂ければ幸いです。
引用:腰痛対策マットレス【モットン】
腰痛対策マットレスとしてロングセラーを誇る「モットン」では明確な温度を提示した上で使用可能と返答しています。
こういう記載であればわかりやすくて良いですね。
RISE(ライズ)「スリープマジック・スリープオアシス」
Q 布団乾燥機を使えますか?
A 当社のマットレスは熱に強い素材ではないため、布団乾燥機の温度によっては変色・変形する可能性があります。布団乾燥機のご使用はおさけ下さい。お手入れの際は、風通しの良い場所で陰干しして下さい。
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Q 電気毛布などの暖房器具と一緒に使えますか?(3次元構造ファイバー:ポリエチレン素材について)
A 【スリープオアシス】に使用している3次元構造ファイバーは、非常に熱に弱い素材です。あんかや電気毛布などの暖房器具と一緒に使用すると変形する恐れがありますので、直接暖房器具が触れないようご注意ください。
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Q 電気毛布などの暖房器具と一緒に使えますか?(高反発ウレタン/ラテックス素材について)
A 【スリープマジック】【K18 3Dブロック】【K18 ラテックス360】に使用している高反発ウレタンおよびラテックスは、熱に強い素材ではありません。あんかや電気毛布などの暖房器具を使う場合は、直接暖房器具が触れないようご注意ください。
引用:使えば使うほど良さを実感できる。【ライズの寝具】
ライズはかなり細かく回答をしてくれています。
まとめると「布団乾燥機は一律ダメですが、電気毛布や電気あんかを使う場合は直接触れなければ大丈夫」という具合。
ただ、素材的には総じて熱に強くないとのことですから「マットレスとの間に敷きパッドを用いる」などの予防策を打っておきたいですね。
昭和西川「ムアツふとんシリーズ」
Q 「ムアツふとん」は電気毛布と併用しても大丈夫でしょうか?
A 電気毛布をご使用されるにあたっては、電気毛布の取扱説明書に従ってください。併用される場合には、床に入る前に温めておき、ふとんに入って温度が落ち着いて温かくなったら消していただくことをお勧めします。また、敷き電気毛布の厚さにより、ムアツの効果(通気性・体圧分散効果)については、少し効果が薄れる場合もございます。上記の点をご考慮いただいて、ご使用下さるようお願いいたします。
引用:ムアツふとん・羽毛布団・寝具なら昭和西川の西川ストアONLINE!-ムアツふとんFAQ
ムアツふとんで有名な昭和西川は概ね問題ないという雰囲気の回答ですね。
表面がボコボコしたプロファイル加工になっているため、熱よりも「電気毛布の生地の厚みで体圧分散性が下がること」を考慮しています。
確かにプロファイル加工マットレスであれば接地面が減るのであまり熱を受けない気もしますね。
マニフレックス-マットレス全般
Q 電気毛布を使用してはいけないマットレスが多いのですが、マニフレックスも同じですか?
A マニフレックスのマットレスは電気毛布、布団乾燥機、湯たんぽ等と一緒にご使用いただけます。
温度による硬度変化が少ないので、夏の時期に高温でぐにゃぐにゃに柔らかくなったり、冬の時期に低温でかちかちに硬くなったりすることがありません。
マニフレックスはエリオセルという独自素材を用いたマットレスを展開していますが「電気毛布、布団乾燥機、湯たんぽ等、どんと来い」的な回答。
もちろん超高熱ではわかりませんが、一般的な使用範囲での温度なら問題なく耐えられるということなのでしょう。
マニフレックスマットレスの10年長期保証はこのような品質への自信からも来ていると考えられますね。
【関連記事】マニフレックスのおすすめ三つ折りマットレスまとめ!
まとめ
意外と使える高反発マットレスが多い
一般的に言われている情報だけをすくってみると「なんだか危ない気がするなぁ」と感じますが、メーカーのFAQを調べるとそうでもありませんでした。
ちゃんと考えて開発を続けている寝具メーカーは「使う人の環境をしっかりイメージしている」と言えますね。
高品質な高反発マットレスが欲しいと考えている方は必要以上に心配せず、回答のあるメーカーを中心にじっくり検討してみて下さい。
参考になれば幸いです!