ダニの存在が気になりだすと、特に顔が近い枕に対して「どうにかなきゃ」という気持ちが湧きませんか。
ここでは枕にできる2つのダニ対策を紹介したいと思います。
枕にできる2つのダニ対策
1.洗える枕を使う
ポリエステル綿やビーズの枕であれば水洗いが可能ですが、綿はヘタリやすく、ビーズは水切れに不安が残ります。
しっかり乾燥できないと湿気としてダニの餌食になるからですね。
そこで、枕として比較的最近登場し始めた特殊樹脂素材の製品がおすすめです。
- エアウィーブ・・・エアファイバー
- ザ・ピロー・・・3Dポリゴンメッシュ
- アイリスオーヤマ・・・東洋紡エアロキューブ
マットレスなどに多く使われており、各メーカーで構造も名称も違いますが「水洗い出来る」のが共通の特徴。
僕の使っているアイリスオーヤマのエアリーマットレスも水洗いできる下記のような素材です。
高反発枕に分類されるだけありシッカリとした素材でヘタリも少ないのがメリット。
ガシガシ水洗いしても問題ないでしょう。
難点としては寝心地が好みかどうか?という点ですが、選択肢としてはアリですね。
これらの枕詳細については下記記事を御覧ください。
【関連記事】丸ごと水洗い出来て清潔!おすすめの洗える枕!洗濯機で丸洗い?
2.ダニを生け捕りするシートを使う
ウレタンフォーム枕(低反発・高反発)やそば殻など「洗えない枕」はどうしたらいいでしょうか。
例えば画像のようなダニ対策商品を併用することで枕へのダニの侵入を極力防ぐ事が可能です。
ダニが集まってくる特殊な誘引剤を含んだシートを枕の周りに設置することで、ダニを生きたまま確保しシートごと捨てるというもの。
洗えない枕は定期的にダニ取りシートで対策を打ちましょう。
ダニの基礎知識
布団はダニに支持されてNo.1
人間の生活空間でダニが1番潜んでいる所はどこか・・・それは布団です。
布や天然繊維には付きやすいため、次点でソファー、畳という具合。
畳の床は最近は少ないですし、畳もい草ではないタイプ(ポリプロピレン)で作ったものもありますからね。
主に布団が1番ダニの住処となっているわけです。
加えて布団は人の髪の毛や皮膚・垢などが溜まりやすく、ダニはそれらをエサとして増殖。
何もしていない寝具ではまさに「大量のダニと一緒に寝ているようなもの」でしょう。
ダニが増えるとどうなるの?
ダニが増えるとどんな弊害があるのでしょうか。具体的には以下です。
- 人間の身体を刺しかゆみを発生
- 噛まれた場所は後が残る
- 空気中に舞ったダニの死骸やフンでアレルギーになる
例えば喘息やアトピーを持っている人だと、ダニはハウスダストとして脅威となるでしょう。
ダニにも種類があり、かゆみと腫れを引き起こす「ツメダニ」は6月〜9月頃が繁殖期。
冬から春にかけてはツメダニはおらず、また低気温に弱いため「冬は安心」と言われていました。
しかし、今の住宅は昔と比べて気密性も高く一日中暖かいですよね。
ダニも生存していると考えたっておかしくありません。
それに、ダニが死んだ後の死骸やフンは相変わらず残り続けますから注意が必要です。
ダニを絶滅させるためには?
ダニやダニの死骸・フンを徹底的にキレイにするのは下記の週間が必要です。
- 温度や湿度を上げすぎない
- 部屋にホコリを溜め込まない(ちゃんと掃除する)
- 定期的に部屋の空気を入れ替える(窓を開ける)
- 空気清浄機を取り入れる(換気出来ない部屋は特に)
- 床拭き掃除を行う(掃除機だけでは不十分)
- 布団は定期的に洗う(汗汚れや皮脂もエサになるため)
布団乾燥機は高温でダニを殺すことが出来ますが、死骸は残ります。
それを掃除機で吸い上げると掃除機によってはかえって撒き散らしてしまう可能性も。
ダニの死骸を一掃するためには布団が丸洗いできるコインランドリーがおすすめ。
1番良いのは「ダニの住み着きにくい環境&ダニの生け捕り」です。
結論
ダニ対策は寝具全体に気を遣う
枕だけの対策であれば現状「水洗いできる枕を使う」 or 「ダニ取りシート」が1番です。
しかし、面積割合で見ればダニは敷き布団や掛布団のほうが多いでしょう。
枕だけの対策では不十分であり、寝具全体でダニ対策することが快適な睡眠環境へと繋がります。
下記の記事も参考になれば幸いです。