マニフレックスはマットレスのみならず、枕も人気があります。
中でも一番人気がこの「ピローグランデ」
イタリア語で『グランデ=偉大な』という意味ですが、シンプルなボディに秘められた人気の秘密はどこにあるのでしょうか。
実際に触って確かめてきました。
ピローグランデの特徴
ハイグレード素材「エリオセルMF」
ピローグランデに使われているエリオセルMF(マインドフォーム)はマニフレックスのハイグレードマットレスに使われる素材でもあります。
通常のエリオセルは硬さ170N密度31Dという硬めの寝心地が特徴の素材ですが、エリオセルMFは硬さ70N密度75Dという柔らかさ。
そのため低反発ウレタンと間違ってしまいやすいのです。
エリオセルMFは低反発とは違い、沈み込んだ後にゆっくりと再反発し理想のポジションで押し上げるのが特徴。
また、温度変化にも強く寒い時に固くなったりしないのもメリットですね。
その心地よさはマットレスのみならず、枕に使っても実感できるでしょう。
ヨーロッパの一流ホテル仕様の贅沢な大きさ
幅70cm×奥行45cmというサイズ感はヨーロッパの一流ホテルをイメージ。
一般的な日本人なら幅60cmでもゆとりがある 言えますから、70cmはなかなかありません。
十分な広さが頭部と肩をしっかり受け止めるため、寝返りを打っても枕から落ちない安心感が支持されるポイントの1つ。
実際に頭を乗せて寝返りを打ってみましたが、このサイズはリッチかつ安心感が大きいです。
500個を超えるエアホールの通気性
この手のウレタン枕で危惧されやすいのが「蒸れやすさ」
今のウレタン素材は昔より進化しているため、蒸れに対してはかなり改善されているもののピローグランデは更にエアホール加工を施しています。
規則的に空けられたおよそ500個を超えるエアホールにより抜群の通気性が生まれました。
寝汗をかきやすい人でも一晩中快適な寝心地を得られる工夫と言えますね。
ピローグランデは肩こりや首こりによい?
一概には言えないものの、優秀な枕
肩こりや首こりの原因は寝具が理由ではない場合もあるため、一概に「この枕に変えたら良いか?」という結論は出せません。
しかし、ピローグランデはマニフレックスの中でも定番とされる人気の枕。
その寝やすさは言い換えれば「一晩中理想的な状態を保ってくれる」とも受け取れるでしょう。
もし合わない枕による肩こりや首こりであれば、ピローグランデにすることで楽になる可能性はあります。
ただし、可能性であれば他の枕でも同じことが言えますよね。
肩こりや首こりで枕をお探しであれば、下記記事もぜひ参考にしてみて下さい。
【関連記事】よく眠れる!おすすめ人気枕ランキング10選と快眠枕の選び方
ピローグランデの口コミ・評価・レビュー
ピローグランデは正規販売店などのレビューを見てもかなり評価が高い部類に入ります。
この形状に苦手意識がある人は少ないでしょうし、高さに関してもエリオセルMFの調節力がかなり効いていると考えられますね。
1つ注意点としては、小柄な女性の場合は沈み込みが浅く「枕が高く感じられる」というレビューがあったこと。
肩までしっかり乗せると安定するようですが、同様の方は少し考慮しておきたい所です。
ピローグランデの疑問点
エリオセルは水洗いできるのか?
ピローグランデに使われているエリオセルMFは水洗いできません。
(もし水洗いした場合、素材が変化・劣化する可能性があり危険です)
そのため、付属のピローカバーのみ洗濯可能ということですね。
大半のウレタン枕は水洗い不可能なので、慣れている方には問題ではないかもしれません。
汚れ対策としてはピローカバーの上にもう一枚カバーやパッドを装着するのが現実的です。
枕の高さってどう?高すぎる?
ピローグランデの枕の高さはメーカー記載値で12cm。
これは一般的な枕の高さとしては「高め」だと言えますが、この数値をそのまま受け取ってはいけません。
MFは柔らかく沈み込む素材ですから、沈み込みを計算した高さであると考えるべきでしょう。
加えて人によっては沈み込みが浅くなってしまう場合もあるため高く感じることも。
比較的低めの枕が好きな方も少し注意したほうが良いかもしれません。
横向き寝に最適?
メーカー記載値の12cmという高さだと横向き寝にも良さそうに思えます。
寝返りした時にはエリオセルMFが横向きに合わせて変形するため「悪くはない」と思います。
ただ、どちらかと言えば仰向け寝が特に素晴らしい枕に思えますね。
実際に頭を預けてみて横向き寝でも違和感はありませんでしたが、横向き寝枕で人気の高い「YOKONE(ヨコネ)」のような心地よさは感じませんでした。
ピローグランデの寿命は?
高品質枕の価格としては相場内とはいえ、18 000 は高価ですよね。
この価格帯の枕であれば(環境にもよりますが)3年は余裕で持つので、1年あたり6 000 と考えると費用対効果の高さが実感できるでしょう。
更にマニフレックスは枕に3年間の保証をつけているため、芯材が見るからにヘタれた場合は対応してもらえます。
(水洗いしておかしくなった場合は対応してもらえるか不明、あくまで通常使用でのみかもしれません)
さいごに
選んで損のないマニフレックスの傑作
シンプルな形状には「なるべく多くの人に喜ばれる」という意図も含まれていそうです。
100%とは言えませんが「この枕に変えて良かった」と感じる人は多いと思いますね。
高さ調節はできませんが、エリオセルMFの調整力があるのでリッチなプレゼントにも喜ばれるでしょう。
参考になれば幸いです。
ピローグランデの正規取扱店はこちら
[grande-tag]