一人暮らしで人気のあるロフト付き物件。
スペース的にも布団を敷いて寝床にしている人も多く、実際僕もロフト付き物件に住んでいた頃はロフト部分で寝ていました。
しかし、問題となるのが湿気によるカビの発生。
そのまま布団を敷いて寝ると高確率でカビさせてしまうため、しっかり対策を打っておきましょう。
ロフトに布団を置いてカビたら
カビを落すのは諦める
カビが生えるのは主に床と接している敷布団やマットレスです。
綿入りの敷布団であれば洗うスペースや脱水手段・乾燥スペースがありませんし、マットレスの多くは洗えないウレタン素材。
カビが発生した時点でもう諦めた方がよいでしょう。
カビ部分にファブリーズやカビキラーなどをかけるのは危険なのでやめて下さいね。
とはいえそのまま使っていると発生したカビ菌がどんどん繁殖してしまいます。
僕も以前ウレタンマットレスをカビさせてしまった事があるのですが、素直に捨てました。
カビに強いマットレスを使う
通気性が良くカビに強いマットレスをご存知でしょうか。
高反発ファイバーを中材に使った通称「エア系」マットレスがそうです。
ご覧の通り麺状の素材がいくえにも絡まってブロック状となった特殊素材。
最大の特徴は「抜群の通気性」と「水洗いが出来る」「体圧分散性が高い」という3点ですね。
僕はこのエア系マットレスを2015年頃に購入し使っていました。
1年ほど床に敷いて寝ていたのですが、通気性が良いため床に敷きっぱなしでもカビることがなかったです。
敷きっぱなしが気になる方は定期的に水洗いすれば安心ではないでしょうか。
エア系マットレスの多くは3つ折りタイプなので中材が3つに分割されます。
これにより「お風呂場で洗いやすい・乾燥させやすい」というメリットも得ているのですね。
中材が1枚モノだと洗うのも乾かすのも大変です。
カビ対策マットレスを使う時の注意点
素材自体はヘタリやすい
そんな素敵なエア系マットレスですが、注意したい点もあります。
それは長期使用でヘタリやすいということ。
通気性が良い=空洞が多いということですから、耐久面が下がってしまうのは仕方がありません。
ちなみに僕が使っていたアイリスオーヤマ「エアリーマットレス」は1年でヘタった感じがありました。
マットレスがヘタると体圧分散が適切に行われず腰に違和感を感じたり、寝起きに違和感を感じたりするでしょう。
そのためヘタった寝具を使い続けるのは良くありません。
しかし、メーカーによっては「通気性が損なわれないギリギリまで密度を上げ耐久性を保っている」製品もあります。
極端に安い製品では素材がスカスカ過ぎてすぐダメになる可能性も考えられますから、同じ素材に見えても注意する必要がありますね。
おすすめのエア系マットレスメーカーは下記記事も参考にしてみて下さい。
【関連記事】万年床でもカビないマットレスはエア系がおすすめの理由
ロフトは湿気が溜まりやすい
ロフトは湿気が溜まりやすく逃げにくいスペース。
特に夏場はロフト下との温度差が大きく寝苦しい環境となります。
そのためマットレスの通気性だけでは対策として不十分な場合もあるでしょう。
ときおりロフトからサーキュレーターや扇風機を回して換気するように心がけて下さい。
窓を開けて部屋の中に「空気の流れ」を作ることがカビ対策に役立ちます。
他に効果的な対策はないの?
すのこロールを敷く
敷布団・マットレスの湿気対策で思いつきやすいのが「すのこロール」。
価格もお手頃で効果的な対策と思えるかもしれませんが、実はすのこでは防げない可能性もあるのです。
なぜならすのこロールでは高さを稼げず、そこまで通気性を上げる製品ではないため。
逃げ切れない湿気でカビることもあれば、すのこ自体がカビるケースもあります。
除湿マット・除湿パッドを敷く
これも昔からある湿気対策ですがよね。
除湿である以上、吸った湿気は放出しなければなりません。
手段としてはバルコニーなどで天日干しとなりますが、面倒ですよね。
その手間をかけられるなら布団を直接乾かした方が良いはずです。
布団乾燥機を使う
布団乾燥機を使うことで湿気を飛ばすことができます。
しかし、時間がかかることや電気代・騒音を考えると得策ではないでしょう。
結論
エア系マットレスの使用が◎
ロフトで寝ることをやめ、下にベッドを置けばカビの心配はほとんどありませんが、それでは元も子もありません。
カビ対策の選択肢として現状最適なのがエア系マットレスを使うというのが結論です。
最後に、寝ぼけてハシゴから落ちるのだけは本気で気をつけて下さいね。
僕はそれで何回か死にかけた事があるので、実はカビ以上に本当に本当に注意して欲しいです。