ラテックスは寝具の中でも昔からある素材でありながら、ウレタン枕ほど注目度もなければ認知度もないようです。
とはいえ名前を見聞きして「もしかしてラテックスは良いモノなのか?」と興味を持つ人はいるでしょう。
この記事ではラテックスについての解説も交えながら、ラテックス枕を販売しているメーカーなどをまとめています。
ラテックス枕のおすすめメーカー厳選まとめ
LATEXIA(ラテシア) ラテックス枕
ラテシアは株式会社COMAXJAPANのラテックス寝具ブランド。
枕同様にラテックスマットレスもラインナップされており、天然ラテックス100%へのこだわりが強く感じられるメーカーです。
カバーも他にはないラグジュアリーなデザインですよね。(カバーなしタイプも販売されています)
枕の形状はプロファイル加工(凸凹)されたもの、一般的な形状のもの、首肩へのフィット感を高めたものの3種類がメイン。
ほかには子供用サイズや、ラテックス抱きまくらがあるのもラテシアならではでしょう。
価格は大人用が17 000 〜18 000 程度、子供用は12 000 程度です。
ラテックスブランドとして長年実績のあるメーカーなので選んで後悔はありません。
【レビュー記事】高品質の天然ラテックス枕「ラテシア RW-1」レビュー!
ポイント
株式会社COMAX JAPAN様より「のび睡眠閲覧者限定の割引クーポン」を発行して頂くことができました!
なんとCOMAXJAPAN公式ショッピングサイトにて、対象商品を5 000 以上ご注文で20%も割引になります。
レジに進んだ後、ショップクーポン入力欄へ四文字「のび睡眠」と入力することでお得な割引を受けられるので、ご検討されている方は活用して下さいね!
Rise(ライズ) SLEEP LATEX
日本の新興寝具メーカーとして知名度を上げている「ライズ」
新しい寝具メーカーならではの先進的な目線と、その割にリーズナブルな価格が注目を集めています。
現状、ライズのメインはマットレスなのですが、サブ的に枕もラインナップ。
その枕がラテックス素材を用いており、3種類とまんべんなく形状を用意してあるのが「合わせ買い」を誘ってきますね。
価格的に見るとちょっと安いのですが天然ラテックス100%かどうかの記載も見当たらないため、あくまでエントリー製品であると推測できます。
しかし、今後ラテックス分野で独自性を切り開くなら新製品の登場も期待できるでしょう。
枕だけではなく「K18 ラテックス360」というラテックスを使用したハイブリッドマットレスも展開。
こちらは他の寝具メーカーには見られない特徴を模索し取り入れている印象であるため、枕でも革新的な製品が出ることを望みます。
ライズを検討する場合は公式ショップの方がアウトレットがあったり、お試しキャンペーンなどのメリットを受けやすいですね。
Sealy(シーリー) ラテックスピロー
【正規販売店】シーリー ラテックスピロー アナトミック 枕 Sealy SL004
シーリーといえば、言わずと知れたアメリカ発の世界的寝具メーカーの1つ。
日本でもシーリーのコイルマットレスは広く取り扱われているので見聞きしたことがある人も多いでしょう。
そのシーリーから展開されている4種類の枕のうち2種類がラテックスピロー。
「ラテックスピロー アナトミック(19 800)」と「ラテックスピロー エルゴノミック(17 800 )」です。
天然ラテックスをベースに合成ラテックスをブレンドすることで安定性を高めながら、大小様々なエアホールによって反発力をコントロール。
枕カバーはユーカリの木から作られた天然素材リヨセルで質感にもこだわっています。
【正規販売店】シーリー ラテックスピロー エルゴノミック【ピローケース付】Sealy SL001
さすがシーリーといった感じですが、実はシーリーは公式サイトには掲載されていない枕やマットレスも販売しているようです。
どちらもイオンの寝具売り場で見たシーリー製品なのですが、明らかに「安っぽい質感」でした。(実際価格も安かったんですが)
まるで販売ライセンスだけ買って適当な枕やマットレスにシーリーのロゴを貼り付けたかのような・・・。
その点、ラテックスピローシリーズはシーリーの公式サイトにも掲載されている製品なので安心できるでしょう。
ラテックス枕の特徴やメリット・デメリット
生ゴムの原料でありゴムノキから採れるラテックス
ラテックスとはそもそも何か?というと、生ゴムの原材料だったりします。
上記画像のように、ゴムの木にキズを付けてその樹液を採取し加工したものがラテックス製品。
そして、このようにゴムノキから作られたラテックスを「天然ラテックス」といい、化学的に生成されたラテックスを「合成ラテックス」と言うそうです。
ラテックスで枕やマットレスを作る際には凝固剤を4%ほど加えるのですが、それ以外が全て天然ラテックス(つまり96%)だと「天然ラテックス100%」を謳えるとのこと。
天然だと雑菌やバクテリアに対する抗菌作用なども高いと言われていますね。
寝具は清潔であることが重要ですから、合成よりは天然の方を求められるのはこのためかもしれません。
ちなみに、ラテックスアレルギーを持つ人は使用を控えましょう。
他にも交差反応の疑いがある食物アレルギーがある人は十分に注意しないと連鎖的にアレルギーを引き起こす可能性があると言われています。
【関連記事】ラテックスマットレスの選び方とおすすめメーカー評判まとめ
ラテックスは反発力が強い反面、密度が高く重い
寝具といえば今やウレタンフォームが圧倒的支持を得ていますが、ウレタンにも「低反発」や「高反発」がありますよね。
ラテックスは密度が高く反発力が強いながらも「高反発ウレタンとも違う寝心地である」とアピールしているメーカーも一部存在します。
しかし、密度が高くウレタンよりも重量があり、さらには「通気性が悪い」のが欠点。
そのためラテックス製品にはどれもエアホール(穴)が空いていたり、ボコボコな加工がなされています。
高反発ウレタンは「無膜ウレタン」「オープンセル」など、通気性を改善した製品もあるので、無加工でも蒸れにくいレベルになりました。
そのうえ重量もコントロールできるため、コンパクト性や持ち運びやすさを重視される日本の寝具としてはウレタンが優位なのかもしれません。
ただし、枕においては重量があるといってもたかが知れています。
ラテックスの感触を知るためには枕から取り入れてみるのがオススメとも言えますね。
ラテックス枕って肩こりにおすすめなの?
枕の良し悪しは「自分に合っているかどうか」が大切
もちろん枕の耐久性や品質も重要なので「自分に合っていればいい」だけでは済みません。
しかし、自分の頭に合っている枕を選ぶという意味で「素材の違い」は好みの領域にあるとも言えます。
つまり「ラテックスが肩こりにおすすめ」なんて一言で片付けられるものではないということ。
また、肩こりといっても原因は様々。
枕が原因の1つであるならば、自分に合う枕を使うことの意味は実感できるでしょう。
肩こりの理由が他にあるならば、枕だけではどうにも対処しきれません。
ラテックス枕に期待を抱くのではなく「自分に合う枕の選び方」を知る方が肩こり対策には有意義です。
【関連記事】よく眠れる!おすすめ人気枕ランキング10選と快眠枕の選び方
Amazonの中国ラテックス枕ってどうなの?
【参考記事】ラテックスマットレスの選び方とおすすめメーカー評判まとめ
上記記事のAmazonやニトリの部分でも詳しく触れていますが、Amazonにある格安ラテックス製品はほぼ全て中国や台湾などの業者による出品物です。
Amazonが発送しているものは「Amazonの日本倉庫に在庫を送りつけると、注文が入り次第勝手に発送処理してくれるサービス(FBA)」があるため。
つまり海外業者が現地の製品を日本のAmazon倉庫に送りつければ、一切日本人の仲介を経ずに日本人へモノを販売できるということ。
これはこれでグローバルで良い面も多々あるのですが、怖いのはこちら。
韓国メディアSBSによると、環境保健市民センター先月30日に記者会見を行い現在市販されている中国製のゲルマニウムララテックスベッドのマットレスから安全基準値の7.2倍、1075ベクレルの放射性ラドンを検出したと発表しました。
具体的にどのメーカーから販売されていたものなのかは記事には記載されておらず不明です。このマットレスは日本国内でも販売されている可能性があります。(中略)
タイのラティックス業界の従業員の話として、マイナスイオンの放出量が多いとして放射性ラドンを含む安価なモナザイトを入れているとしています。
詳しくは引用サイトの元記事を読んでいただくようお願いします。
また、該当のニュースを受けて韓国在住のブロガーさんも記事を発信されていました。
だから韓国に入ってきてる(我が家も使ってる)ラテックスは、それだと思うのよ。
自分の家のは違うかもしれないけど、数値を計る機械を買ってくるつもりはないので
私は、今日捨てるわ。
引用;ラテックスが危険
もちろんニュースになることで現地も対応を行っているかもしれないですし、イタズラに不安を煽る気はありません。
ちゃんとした安全・品質管理の元製造販売されているラテックス製品もあるでしょう。
しかし、もし海外業者が日本人に直接販売した製品に問題があったとして・・・どこに責任を追及できるのでしょうか?
そして、被害に遭った後では「時既に遅し」なのです。
毎日体を預けるものだからこそ、価格だけではない面にも気を使いたいと思えるニュースではないでしょうか。
(もちろん価格も大切ですけどね)
【関連記事】amazonの格安高反発マットレスをおすすめしない理由
さいごに
ラテックスならラテシアロイヤルが間違いない選択
ラテックス枕自体あまりブランドが無いうえに、格安品は品質面でも不安が残るので少々選ぶのが難しい素材です。
とはいえ、僕個人が購入してレビューしたラテシアロイヤルに関してはかなり高品質でした。
保証も5年あり、長く使う枕として間違いない選択となるでしょう。
参考になれば幸いです。
【こちらも参考に読んでみて下さい!】高品質の天然ラテックス枕「ラテシア RW-1」レビュー!