子供で腰痛持ちというのはあまり聞きませんが、全くない訳ではありません。
ではなぜ腰痛になるのでしょうか。
子供が腰痛になる原因
日頃の生活習慣が腰痛を引き起こす
子供の場合、まず加齢による腰痛は考えにくいですよね。
そのため原因はだいたい下記となるようです。
- 腰を使いすぎた(スポーツなど)
- 姿勢の悪さ(椅子に浅く腰掛けるなど)
- 筋力の低下(ほとんど運動しない)
- 何らかの病気
子供の生活スタイルを見ていればおよそ原因がわかるかもしれません。
しかし、病気が関係している場合もあるため病院で検査してもらうのをおすすめします。
姿勢の悪さは歳を重ねてから響く
腰を使いすぎであれば数日安静にすることで良くなる事もあるでしょう。
筋力の低下によるものも運動習慣を付ける他ありません。
病気を除いて最も注意すべきは「姿勢の悪さ」による腰痛。
若い頃は何かと姿勢の悪い生活をしがちです。
椅子に座っても浅く腰掛けたり、最近ならスマホで猫背が悪化している人もいそうですね。
親から見たら不健康極まりないのですが、それでも若いだけありすぐに不具合を感じる事は少ないかもしれません。
ただ、若いうちから正しい姿勢を心がけないと危険な理由が2つあるのです。
- 若い頃の負担が身体に蓄積して一気にくる
- 若い頃から出来ていない習慣を歳を重ねてから心がけるのは難しい(辛い)
特に2番目が強烈で、若い頃からやってきた楽な習慣は大人になっても直しにくいもの。
子供のうちから正しい姿勢を心がけることで「腰痛に苦しむ未来」の可能性を減らす事ができるのです。
そうは言っても実際ひどい腰痛で動けなくなってからじゃないと事の重大さに気付けません。
親が子供のためにできること
正しい姿勢を親が実践する
子供は親の矛盾を極端に嫌います。
最初に「親はちゃんと出来ている」と思われなければ「親が出来てない癖に子供に言ってくるな」となるんですね。
まずは親が子供に「この行為は意味がある」という姿を見せなければならないのです。
例えば筋力トレーニングなども良いですね。
子供から「なんでそんな事続けてんの?」と聞かれればしめたもの。
しかし「正しい姿勢で生活する」って、正直地味すぎて子供には響かないんですよね(笑)
筋トレならともかく「なんでいつも正しい姿勢してんの?」なんて聞かれる想像が出来ますか?
姿勢を正した生活だけじゃアピール不足で、そのアピールを補うのがモノなんです。
ランバーサポート(腰当て)や姿勢矯正ベルトなどはすごく目に付きますね。
寝具の重要性を説く
立ち姿勢があれば、座り姿勢がありますよね。
そして、寝姿勢もあるのです。
多くの人は活動中の姿勢(立ち姿勢・座り姿勢)ばかり気をつけようとしますが、同じ位大事なのが寝姿勢。
個人的に姿勢の重要性とメリットを体感するなら寝具が一番だと考えています。
なぜなら寝具は意識を必要としない(できない)から。
立ち姿勢や座り姿勢は自ら「気を付けないと!」と意識する必要がありますよね?
睡眠中は寝具に身を委ねている状態なので自分で意識して理想的な寝姿勢を維持できないのです。
すなわち、寝具の状態が悪いと腰や肩・首に負担のかかりやすい姿勢が一晩中続くのですね。
逆に寝具の状態をしっかり保てていれば、特段何かを意識する必要もなく毎日続けられるということ。
これも親が子供に教えてあげなければわからないことでしょう。
子供がいきなり「身体に優しいマットレスが欲しい」なんて言うはずないですから、親が体感させてあげる価値は大きいのです。
さいごに
「そういえばあの頃」となる日まで
単に「姿勢を正しなさい」だけではなく、もっと子供の記憶に残る行動をしましょう。
その時は興味を持たれなくても、いずれ思い出して繋がる時がきます。
子供は言葉だけではなく行動で示してくれた事を真似し始めるのをご存知ですか?
親の背中を見るのです。
親の背中が猫背だったらダメダメですよね。