花粉シーズンになると気になるのが布団乾燥。
花粉飛び交う外に干した日には花粉まみれの布団で眠る羽目になります。
調べてみると花粉シーズンに合わせた布団干しアイテムもあるようですが、本当に良いのでしょうか?
一番ベストな方法を考えてみたいと思います。
布団への花粉付着対策って効果あるの?
ふとん干し袋は手入れが面倒
花粉シーズンでも布団を干したいという時に見かけるのが「布団干し袋」
空気は通して花粉のような微細な粒子はシャットアウトする生地を使ったファスナー式の袋ですね。
レビュー評価もそこそこ良いですが、花粉以外にもダニ退治や汚れ防止に使われているようです。
花粉対策として効果は見込めるものの「袋への出し入れが地味に面倒」という問題があります。
また、袋自体に花粉が付着するとなれば「干したあとどこでカバーを外し保管すべきか?」という問題に突き当たるでしょう。
布団だけ裸で干すよりは遥かにマシとはいえ、違う形で花粉を室内に連れてきてしまっては意味がありません。
価格的にはお手頃なのでモノは試しと使ってみる価値はありますね。
花粉を布団クリーナーで吸うには限界がある
もうひとつ「強力な布団クリーナーで花粉を吸い取ってしまう」という方法もあります。
あまり対策という感じがしないのですが、干した布団をマメにクリーナーで吸うのはかなりの労力。
花粉のような粒子は例えばファスナーの付け根など掃除機の及ばない所まで潜り込めます。
取り残しが発生するようでは有効な方法とは言えません。
極細繊維の布団カバーは花粉を払いやすくなる程度
ダニやハウスダスト対策として用いられる極細繊維で編んだ布団カバーは花粉も付着しにくいといいます。
とはいえ花粉においては「普通の布団カバーより何割か良くなった」というレベルでしょうから対策としては不十分。
極細布団カバーの上に「ふとん干し袋」を被せて、乾燥後はふとんクリーナーでこまめに掃除。
そんなの面倒くさいですよね・・・たまにならともかく、日常的に行うのはちょっと嫌ですね。
ふとん用花粉対策スプレーの効果は気休め?
対策アイテムとして「ふとん用の花粉対策スプレー」なるものがあります。
仕組みとしては繊維にナノレベルの皮膜を作り、花粉を寄せ付けにくくするというもの。
レビュー評価も上々で価格もそれほど高くないので取り入れてみる価値はありますね。
個人的には「花粉症の程度によっては気休め程度だろう」と思っています。
ちょっと花粉が付いているくらいなら大丈夫という人であればいいですが、敏感な人であればあるほど実感は難しいでしょう。
花粉から守るには室内で干すのが一番
室内でカラカラにしたいなら布団乾燥機
室内でカラカラにしたい場合、室内布団干し台などではなく布団乾燥機を使うのが一番です。
天候に左右されること無く湿気を飛ばし、ダニを退治してくれる不動のアイテム。
昔の機種はサイズが大きく音もうるさいのが標準でしたが、今の機種はかなりコンパクトで片手で掴めるほど。
天日干しとは少し香りも仕上がりも違いますが、持っていて損はありません。
注意点としては「ダニを退治した場合、適切に除去しないと死骸がハウスダストになる」点でしょうか。
花粉ではありませんが、細かい粒子という意味ではハウスダストにも気をつけないといけないですよね。
ハウスダストの除去は布団クリーナー(布団用掃除機)などが優秀です。
【関連記事】ダイソンやレイコップってダニクリーナーとして効果あるの?
結論
外で干さないようにするのが一番効果的
現在出ている花粉対策アイテムはいずれも「付着してくる花粉を付着しにくくする」という目的です。
つまり「どう頑張っても少しくらい付いちゃうよ」と言っているようなものですよね。
花粉症の程度にもよるのですが、万全を望むのであれば「そもそも外に干すことを諦める」のが一番。
加えて室内につれてきてしまった花粉を空気清浄機などで捕獲する環境つくりも大切です。