いびきが原因で離婚なんて信じられない人も多いかもしれません。
なぜいびきが離婚にまで発展してしまうのか?事前に食い止めるにはどうしたら良いのかを考えてみます。
いびきがきっかけで離婚した夫婦
気にしない夫と精神が壊れた妻
結婚当初は気にならなかったいびきが次第に悪化し始めた夫。
ときどき夜中に夫のいびきで目覚めたり、いびきが気になって眠れない時が続きました。
翌朝いびきの事を夫に伝えるも「ごめんごめん」と軽く流すように謝るだけ。
わざといびきをかいているなら強く怒れるけども、わざとじゃないだけタチが悪い。
個人的にいびきについて調べ、改善の対策を取って欲しいと言うも「気をつけるよ」と一言。
まるで取り合わない様子に次第にストレスが溜まっていきました。
その後もイライラと夫のいびきで寝付けない日々が続いた中、夫の一言。
「最近怒りっぽくなったよね、どうかしたの?」
この日を境に夫婦関係が悪化し始め、修復不可能な状態で終わりました。
これはいびきが原因で離婚してしまった夫婦の話ですが、ポイントはただ1つ。
「相手が自分の苦しみを理解してくれない(しかもその苦しみは相手から与えられている)」
という点に尽きると思います。
誰だって自分が苦しんでいる時に見て見ぬフリをするような人を愛おしく思えないでしょう。
ましてや夫婦ですから、お互いに気持ちを理解し合う必要性は以前よりも強まるのです。
そして、人間にとって睡眠は本当に大切で欠かせない行為。
たとえわざとじゃなくても、相手に苦痛を与えているなら考え改めなくてはなりませんよね。
いびきで離婚しないためには
苦しい側がいかにその苦痛を伝えるか
相手が動いてくれないのはその深刻さが伝わりきらなかったからでもあるでしょう。
聞く耳を持ってくれないなら、LINEやメール、或いは手紙など手段を変えなければいけません。
「なんでこっちがそこまでしなきゃいけないの?」
そう思うかもしれません。
でも、互いに至らない所を支え合うからこその夫婦ではないでしょうか。
相手がそこに気付けないのであれば、気付かせてあげるのがこちらの役割。
逆に自分の気付いていない事を相手が気付かせてくれたこともあったはずです。
諦め半分、自己防衛手段を考える
とはいえしっかり伝わったとしても、いびき改善まで到達するかは本人次第です。
「伝えられたし後は相手が頑張ってくれるだろう」
そう思っていると期待を裏切られるのはよくあること。
いびきが改善していないのに、どこか楽しそうにしている様子を見ると腹が立ってくるでしょう。
だからこそ、相手はなかなか変わらないものだと諦めの気持ちも用意しておくのが大事。
「しっかり伝える、でも半分くらい諦めてる」
このくらいの気分でいるのが思い詰めずに済むというもの。
そして「相手が変わらないなら自分はどうすればいいか」を考えるのです。
離婚の「きっかけ」はいびきですが、決定打ではありません。
先ほども書いた通り、相手の無理解からくる苛立ちが夫婦間に亀裂をもたらします。
逆に言えば、完全隔離された部屋で別個に眠るなら相手がいびきをかこうが知った事ではないですよね。
(ちょっと冷たい言い方に聞こえるかもしれませんが)
「いびき」が発生したのち、その後も仲良く過ごせるのはこのパターンだけです。
- 相手に伝えたらちゃんと改善してくれた(or 自分も協力しながら改善できた)
- 相手に改善の気配がなく、自分が防衛手段をとった。
しかし、Aはいびきの原因により期待値が低いパターンでもあります。
そのためBパターンを用意せずにAに100%の期待を寄せて裏切られると・・・言わずもがなですよね。
だからこそ2段構えなのですが、最初からBだけを薦めないのは夫婦だから。
「あなたのいびきがうるさくて体調を崩しそうだから寝室を別にしましょう」
言い方にもよりますが、最初からコレを言われた相手はムスッとするかもしれません。
やっぱり相手には伝えなければいけませんし、かといって期待しすぎるのもダメ。
お互いが仲良くいるための「最後の切り札」としてBがあって欲しいのです。
絶対にやってはいけないこと
いびきを録音して聞かせる
いびきの不快さを知らせようと録音して聞かせる人がいるようです。
相手が「自分のいびきを聞きたい」と言ったなら別ですが、勝手に録音していきなり聞かせるのはダメ。
「こっちだってわざとじゃないんだから、そんな事しなくたって!」
と喧嘩になりかねません。
伝えるべきはいびきの存在ではなく「辛くてどうしようもない」という気持ちです。
喧嘩腰で訴える
わざとじゃない以上「うるさいからどうにかしてよ!」という姿勢ではいけません。
眠れない日々で気持ちが苛立つのは仕方がありませんが、グッと我慢して下さい。
むしろどうしようもなくて泣き出す位のテンションの方が相手には堪えるもの。
そして「仲良くいたいから言っている」という前提を忘れずに伝えましょう。
いびきの自己防衛手段
寝室を別にする
寝室を別にするのが一番良い方法です。
壁を隔てても聞こえてくる場合がありますが、直接横でいびきを聞くのとは段違い。
このときどちらが本来の寝室から出るかはお互いに話し合って決まると思います。
この時の言い方一つで喧嘩になりやすいでしょうから、十分に注意してください。
耳栓を使う
個人的に耳栓とアイマスクをして眠っていた事があります。
そうすると外の音や光などの刺激が遮断されて睡眠の質が高まるのですね。
耳栓でいびきを遮音できるかどうかですが、だいぶ楽になるはずです。
耳栓はモルデックスというメーカーのカモプラグという製品が良かったですね。
それでも個人差があると思うので、お試し8種パックを使うと良いでしょう。
下記記事でモルデックスの耳栓について書いています。
【関連記事】【耳栓睡眠】MOLDEX使い捨て耳栓エコパックをお試し
注意点としては耳を長時間塞ぎすぎると蒸れて臭います。
夜は耳栓睡眠、昼間はカナル型イヤホンで音楽を何時間も聴くような生活は耳が臭くなるので気をつけましょう。
最後に
いびきはわざとじゃない
人は眠らない日々が続くとマイナス思考になったり、怒りっぽい性格になります。
心の余裕もできずにどんどん負の連鎖に巻き込まれてしまうでしょう。
それが罠であり、ちょっとした言い合いで離婚にまで発展しかねません。
「いびきはわざとじゃない」
相手はあなたの事が嫌いでいびきを聞かせている訳ではないのです。
でも、だからといって現状のままではダメですよね。
一度深呼吸して、罠にかからないよう優しい気持ちで解決を目指していきましょう。