マットレスには寿命があります。
自分のマットレスがへたれていると知ったら、次に買う時は「へたれないマットレスが欲しい」と思いますよね。
誰だって長持ちするモノの方が良いですから。
この記事では「へたれないマットレスの条件とおすすめ」について解説したいと思います。
へたれないマットレスの条件
前提として「永久にへたれないマットレス」はありません。
ここで言う「へたれないマットレス」とは「へたれにくいマットレス」という意味で解釈しています。
中材(詰め物)の品質がよい
マットレスの中材といえば大半がウレタンフォームですが、ウレタンフォームにも品質の良し悪しがあります。
品質の悪いものになると「異臭がする」「深く沈み込んでしまう」「劣化しやすい」といったハズレも引きやすいでしょう。
これはウレタンフォームのみならず、その他の素材でも言えること。
特に近年はパッケージの良い廉価品が多く、実際の中身よりも良く見える製品が多い傾向にあります。
実際使ってみるとニオイや寝心地といった面であまり期待できないことが多く「安物買いの〜」になりやすいため注意。
品質で選ぶならコストカットが激しそうな格安品よりも「ちょっと高いなぁ」と思う位がオススメ。
金額的な相場はシングルサイズで30 000 〜を目安にすると良いでしょう。
3つ折りマットレスは腰部分が硬くなっている
人間が横になった時、マットレスのどこに荷重が強くかかるかご存知でしょうか。
上記画像で黄色や赤くなっている所が体圧の掛かっている部位なのですが、腰に強くかかっていることがわかります。
そのため、3つ折りマットレスでは腰の当たる部分だけ硬めの中材にしているタイプも。
こういう配慮がなされていると「へたれにくい」と言えるでしょう。
マットレスに厚みがある
マットレスと言っても「三つ折りマットレス」から「ベッドマットレス」まで様々なタイプがあれば、厚さも様々。
大体のマットレスが5cm〜20cmの間に入ると思いますが、厚みのある方がへたれにくいでしょう。
また、寝心地の面でも5cm程度だと意外と底づきしやすいです。
個人的に高反発マットレスであれば5cmでも底づき感はなかったものの、へたれると底づき感が出てきましたね。
2017年11月現在は厚み10cmの高反発マットレスを使っていますが、このくらい余裕があると最高です。
また、10センチ位あると裏表を交互に使うことで寿命をかなり伸ばせるのもポイント。
その他の「へたれる原因」
睡眠時以外にもマットレスを使う
例えば、マットレスの上を跳ねたり、立ってみたりと荷重をかけると寿命は縮むでしょう。(当たり前ですが)
特に横になった人間の身体を支える所で直立したらダメージが大きいです。
眠る時以外はなるべくマットレスの上に乗らないようにすることを意識するとへたれにくくなりますね。
良くない状態でマットレスを使う
マットレスを床や畳に敷く場合は湿気が溜まりやすくなります。
そのまま放置していると「最適な状態」とはいえないためマットレスへのダメージとなる可能性が大。
加えてウレタンフォームに黒カビが発生する恐れもあるでしょう。
通気性のよいマットレスでもたまにチェックしてあげることが大切です。
また、ウレタンフォームやラテックスマットレスは乾燥させる時に直射日光に当てると劣化する可能性も。
へたれるマットレスの疑問
安いマットレスはどれもへたれやすいの?
安いもの全てがへたれやすい訳ではありません。
使う人の体格や体重、あるいは使い方も大きく影響してくるからです。
ただ、個人的な印象として2万 以下のマットレスはどれも品質や作りが似通っているなぁと感じますね。
1万 以下で高品質は結構厳しいのですが、2万 以下なら格段に良くなるか?というと微妙なところ。
人によっては基準が違うと思うものの、僕自身はシングルサイズで3万 〜を目安にしています。
それ以上ならだいたい満足のいく品質を維持していると思いますね。
また、今まで安物を買って失敗したことが多く「低価格帯で悩みながら買い換えるより、最初からある程度価格の張るモノを」という思考でしょうか。
長く使うならスプリングマットレスの方がいい?
スプリング(バネ)を内蔵したベッドマットレスの方が高耐久だと言われています。
素材が金属であるぶん、ウレタンマットレスよりも長く使えるでしょう。
しかし「大きくて重い」というデメリットもあり、自宅で簡単に配置換えすることはできません。
処分するときも業者を呼んで持っていってもらう必要があるのも面倒ですよね。
なにより価格も品質にこだわるなら10万 〜は予算として考えておきたいものです。
まとめ
いつまでも使えてしまうというワナ
マットレスはへたれてしまっても使い続けることができます。
でも、へたれたマットレスは理想的な寝姿勢を崩し、眠りの質や腰まわりなどに影響を与える可能性も。
睡眠を大切にしている人は寝具のメンテナンスやチェックも欠かしていません。
数年使うマットレス、後悔しないようしっかりと検討してみて下さいね。
下記記事も参考になれば幸いです。