肩こりや首こり(頸部の痛み)を引き起こす変形性頚椎症。
親戚が変形性頸椎症を患っており、昨年から整形外科に通っており夜寝る時も辛いそうです。
変形性頸椎症とは
加齢によって椎骨や頸部の形状が変わる症状
頸部とは頭と胴体のつなぎ目、すなわち首の事ですね。
そこにある7つの椎骨(ついこつ)は椎間板と椎間関節で繋がれているのですが、加齢によって椎間板の水分保持力が弱まります。
その結果、椎骨や頸部の形状が変形したり摩耗する症状と言えるでしょう。
首の上下左右・ひねり運動には欠かせない部分となっているため、日常生活で痛みやしびれなどの苦痛が伴うのです。
他にも肩こりや首こりなども引き起こすとのこと。
治療法は薬や電気によるもの
主な治療法としては湿布薬(モーラステープ)やロキソニンといった痛み止め。
他にはEMSという電気療法や、ホットパック・赤外線・超音波(低周波)といった温熱療法があるそうです。
しかし、これらは首の周囲にある筋肉をほぐすなどの改善により痛みなどを和らげる方法であり、根本的な解決法ではありません。
現在頸椎症は手術を行う他ないとのことです。
変形性頸椎症のための寝方
個人の楽な寝方が1番
どんな寝方だと楽になるのか?ということを知りたい方にはつまらない結論ですが、親戚が担当医から言われた事は下記。
「頚椎症の出方(痛みや場所など)も個人差があってバラバラだから、楽な寝方が1番」
使っている布団やマットレス・はたまた枕も人によって違う訳ですからね。
しかし、首にとって負担となる姿勢はそれが楽であっても考えもの。
首の骨はその構造上、後方と側方への曲がりは神経を圧迫しやすく負担になりやすいといいます。
- 上を見上げる動き
- 横に傾げる動き
枕で言えば、高さの低い枕で横向きになったり、枕を使わない・低すぎる枕は上記のようなポジションになりやすいでしょう。
長年使ってくたびれた枕も超注意ですね。
合う枕であることが大切
今使っている枕が合わないと感じるのであれば、応急処置的にタオルなどでカサ増ししてみるのがおすすめ。
それによって楽に寝られるようになるかもしれません。
ちなみに枕といえばピンからキリまで数多くの製品が存在しますよね。
価格の安い枕に比べて高い枕は圧力分散や耐久性・拡張性(高さの上げ下げ)に優れています。
また、開発費を掛けて多くの人にフィットするよう考えられているのもポイントでしょう。
ただし、全ての人に合うという保証はありません。どんな物でも100%はあり得ないのです。
とはいえ、意外と枕によって変わる部分も大きいので「自分にとって最適な枕の特徴」を知ってからでも遅くないでしょう。
まずはタオルなどでその感覚を掴んでみるのが先決かもしれません。
【関連記事】高さ調整が出来るおすすめの枕はこれ!タオルで調節はダメ?
最後に
生活習慣と寝具・治療のバランスを
どれか1つが優れているのではなく、全体的に良いバランスを保つことが大切です。
つらい症状を一刻も早く改善するために、できることから始めていきましょう。