商品のアピールには様々な手法がありますが、中でも効果的なのは「芸能人や有名人をイメージキャラクターにする」というもの。
彼らの知名度や好感度をきっかけとして、実際に使ってもらうことで製品の良さを実感してもらえます。
今回はプロアスリートを除いた芸能人や有名人をまとめてみました。
まずはその前に「イメージキャラクター」について少し解説します。
マットレスのイメージキャラクターとは?
寝具メーカーの多くはスポーツ選手を抜擢
寝具メーカーのイメージキャラクターには高確率でプロスポーツ選手が選ばれる傾向にあるようです。
プロスポーツは鍛え上げた肉体と精神で勝敗を競う厳しい世界。
「コンディションを維持するには睡眠が大切=寝具にこだわる」という流れからきているのでしょう。
実際に寝具にこだわりがあるスポーツ選手も多いですから、寝具メーカーとの相性はピッタリですよね。
スポーツは人を感動させてくれますし、そんな選手が寝具をアピールしてくれたらその影響は大きなものです。
今回はスポーツ選手は除外しますが、興味のある方は下記記事でまとめているので見てみて下さい。
【関連記事】プロスポーツ選手イチオシ!マットレス・寝具メーカーまとめ
イメージキャラクター=必ずしもリアル愛用者ではない
イメージキャラクターが製品を宣伝することで「え、あの人も使ってるんだ!」と思ってしまう人もいるでしょう。
しかし、必ずしも「イメージキャラクターだからプライベートでも愛用者」は当てはまりません。
個人的にイメージキャラクターはその製品について「いい仕事してますね〜」とアピールするのが仕事だと思っています。
社会心理学用語に「ハロー効果」という現象があるのをご存知でしょうか。
ハロー効果(ハローこうか、英:halo effect)とは社会心理学の現象で、ある対象を評価をする時に、それが持つ顕著な特徴に引きずられて、他の特徴についての評価が歪められる(バイアス)現象のこと。後光効果、ハローエラーともいう。例えば、ある分野の専門家が専門外のことについても権威があると感じてしまうことや、外見のいい人が信頼できると感じてしまうことが挙げられる。ハロー効果は、良い印象から肯定的な方向にも、悪い印象から否定的な方向にも働く。
つまり「スポーツや芸能などで輝かしい活躍をしている人物がそのほかの事を評価すると、無名の人が言うよりももっともらしく聞こえたりする」ということ。
そもそも有名人と寝具メーカーのマッチングパターンは限られます。
- 有名人の所属事務所などがイメージキャラクターの仕事をゲットしてきた
- 自社製品を宣伝したいメーカーが好感度の高い有名人に個別オファーした
有名人自ら何のしがらみもなく「私このマットレスを愛用しているんです」という話をすることは少ないでしょう。
「有名人のお宅拝見!」とかであればともかく、スポンサーの付いている番組でやたらめったら他のメーカーを話題にすることはありません。
また、広告として効果のある人には無償提供すると思うので「自ら選んで愛用している」というより「くれるから使ってる」というのが正解にも思えます。
それでも使っているなら愛用しているとも言えるんですけどね。
これが悪いとかダメとかって話ではなく「イメージキャラクター云々じゃなくて、製品をちゃんと見ることが大切だよ」と言いたいのです。
有名人がイメージキャラクターのマットレス
昭和西川「ムアツふとん」
コラムニスト・タレント・司会者 マツコ・デラックス氏
昭和西川の点で支えるマットレスといえばムアツふとん。
1971年の発売以来、多くの人を支えてきたロングセラー製品であり、名実共に備わっている数少ないマットレス。
特性の異なるムアツフォームを2つ重ねた「2フォーム」も人気。
テレビのご意見番的ポジションを築いたマツコ・デラックス氏をイメージキャラクターに起用し主婦層にアプローチ。
東京西川「LUNO(ルーノ)」
お笑い芸人 徳井義実氏
東京西川の「LUNO」というオリジナルブランド商品は三つ折り高反発マットレスとトッパーを展開しています。
快眠探偵「眠誘太郎」に扮する徳井義実氏がルーノの快適性を解き明かす動画まで作っている謎の設定。
鉄球を落とすシーンが特徴的ですが、低反発が流行った頃は「なんやこの衝撃吸収性は!?」と言われていたでしょう。
モノは言いようであるとよくわかる動画でした。
取り扱いは全国の西友やドンキホーテとのことで「安いけどいい感じのマットレス」を求める層を狙っている感じがしますね。
東京西川「Afit(アフィット)」
GENERATIONS from EXILE TRIBE
東京西川は何かとイメージキャラクター作りに力を注いでいるようですね。
こちらの「Afit」は若い層を中心に人気のGENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバーを起用。
マットレスのみならず、枕やカバー類まで取り揃えるオールインワン作戦なので、進学や就職を前にした10代後半への反応を意識している模様。
取り扱い店舗は全国のイトーヨーカドーなので、親子連れを想定しているのでしょうか。
実際に僕も店舗で実物に触れてきたことがあります。
【関連記事】東京西川Afitマットレスと枕を体験してきた感想と口コミ
ヤーマン「オクタスプリング」
漫画家・コメンテーター・エッセイスト やくみつる氏
ヤーマンのオクタスプリングマットレスはイメージキャラクターというより「体験者の声」みたいなポジションで入っています。
やくみつる氏はテレビ番組の出演も多く、豊富な知識からインテリジェンスなイメージもありますよね。
そんな氏がマットレスの使用感を語れば「なるほど」と思う人も多いはず。
しかし「フヒャ〜」には笑いました。
最後に
スポーツ選手以外だと狙っている層がわかりやすい
わかった所でなにかある訳ではないのですが「この人ってこんな層に支持されてるよなぁ」というのはスポーツ選手より芸能人やタレントの方がわかりやすいですよね。
例えばママさんタレントとか言うまでもありませんし。
大体寝具には誰かしら著名人が宣伝担当として付いていますが、あくまで「お仕事来たんだな」くらいの気持ちで受け取るのが一番。
それを選ぶかどうかはマットレスそのものの品質や機能を見て選ぶと良いでしょう。
参考になれば幸いです。