電動で上半身や下半身を起こしてくれる電動ベッド。
起き上がりが楽になるため「今まで床や畳に敷き布団だったけど、電動ベッドにしようかしら」という人も多いもの。
そこで「電動ベッドの後悔しない選び方のコツ」をまとめてみました。
電動ベッドで後悔するポイントとは?
3モーターにしておけば良かった!
電動ベッドを選ぶ上で圧倒的に後悔しやすいのがモーターの数です。
「そもそも電動ベッドってどこが動くの?」という方のために画像を用意しました。
電動リクライニングベッドの可動部分 | ||
---|---|---|
上体起こし | 脚起こし | 床面高さ |
リモコン操作可能 | リモコン操作可能 | リモコン操作可能 |
さらにこれらを組み合わせることで「○モーター」という名称が付け加えられます。
モーター数 | 可動部分 | |
---|---|---|
パターンA | パターンB | |
1モーター | ※連動 | |
2モーター | ||
3モーター |
1モータータイプのパターンBにある「連動」とは上体起こし膝起こしが同時に動くということです。
2モーターや3モータータイプは各部位を別々に動かせるようになっているのが一般的。
また、2モーターは「1+1モーター」と表記してあることもあります。
メーカーや製品によって若干異なる場合もあるので可動部の説明には注意しましょう。
ここで多くの人が「2モーターか3モーターどちらが良いか?」で悩むのですね。
ここで祖母の例を挙げたいと思います。
祖母は長年「畳に敷き布団」という生活でしたが、毎朝起き上がるのが大変になってきたので電動ベッドの購入を決めました。
モーター数についてとても悩んだのですが、最終的には「3モーター」にした理由は下記。
- ベッドの座面高さを調節できた方が起き上がりやすい(身長や脚の長さも人それぞれなので)
- 膝起こしは足腰の事を考えると断然あった方がよい
- 2モーターでも3モーターでも高い買い物には変わりない
理由1と2の時点で2モーターという選択肢は無くなりました。
理由3は「どちらにせよ高い買い物だから後悔しない方を選ぶ」というものですね。
2モーターと3モーターでは数万 価格が違うこともありますが、それでも十数万 かかります。
ベッドサイドガードは必須
モーター以外で考えるべき点は「ベッドサイドガード」の有無です。
ベッドサイドガード・・・ベッドから転落防止するための柵
ベッドサイドガードは転落防止以外に「サイドガードに掴まりながら床に足を下ろす」という手すりとしての機能も果たします。
付いてない方が見た目にシンプルでオシャレかもしれませんが、機能性としてはイマイチ。
使う人をサポートするための電動ベッドですから、どこまでも機能性は
マットレスをケチったら全て台無し
後悔しないための最後のポイントとしては「マットレス」です。
電動ベッドはマットレスが別売りのタイプと付属しているタイプがありますが、いずれにしても品質には気をつけて下さい。
マットレスの寝心地が悪いと全てが台無しになりますからね。
不安な人は電動ベッドとマットレスを別々に買うより、最初からセットになったタイプを選びましょう
しかし、セットであっても無名メーカー品ではなく寝具メーカーの方が良いです。
電動ベッドで圧倒的な知名度信頼度を誇るのはパラマウントベッドですね。
他にはフランスベッドやサータ、プラッツ、ドリームベッドなども電動ベッドを販売しています。
電動ベッドに関する疑問
ニトリの電動ベッドってどうなの?
大手家具量販店であるニトリでも数種類の電動ベッドが販売されています。
一般的な電動ベッドと介護用電動ベッドで分類されており、介護用ベッドは3モーター仕様で約16万 程度。
寝具メーカー品と比較するとニトリの方が5万〜15万ほど安い印象です。
しかし、デザイン面や品質面で劣ってる感じは否めない上、マットレスの寝心地にも疑問が残るでしょう。
一度ニトリ店舗に足を運び実物を体験してみるのが良いですね。
※店舗によって展示していない可能性もあるので心配な方は予め連絡を忘れずに。
電動ベッドのレンタルはアリ?ナシ?
電動ベッドのレンタルは介護保険を適用できるのであればアリだと考えます。
というのも、月額のレンタル料金がオプションなどを含め月1 500 程度とお手頃であるため。
仮に30万で電動ベッドを購入するとして、レンタルなら月1 500 換算でおよそ16年借りられます。
もちろんレンタル会社によって発生する費用は変わりますが、お得であることは間違いないでしょう。
しかし、介護保険の適用が前提なので「保険は使えないんだけど」という場合は買うほかありません。
仮にレンタルしたとしても月1 500 なら年間18 000 、10年使えば18万 と買う位の金額にはなります。
おすすめの電動ベッドトップ3
フランスベッド レステックス-01F 3モーター
【1万 引きクーポン発行中】【電動ベッド本体+マットレスセット】フランスベッド 電動ベッド レステックス-02F 3モーター RX-THF マットレス シングル FC1499
高品質ベッドで有名なフランスベッドの低床3モーターベッド。
最低床面高285mmが介護用に適しており人気の高いモデルですね。
手すりとマットレスが標準装備された寝心地も寝具メーカーならではの上品さ。
250 640 (税込)
パラマウントベッド インタイムトラスト+スマートスリープライト
介護用ベッドでシェアを持つパラマウントベッドがプロデュースした「インタイムトラスト」
介護用というよりは「パラマウントの快適性にデザイン性をプラスした上質な電動ベッド」という感じでしょうか。
こちらは高さ調節がないものの、ハイトスペーサーという脚を付ける事で高さ調節が可能。
リモコンには液晶搭載、マットレスはパラマウントの「スマートスリープ」を標準装備。
サイドガードなどはオプションとなるため結構な費用となりますが、全てにおいて最上級なベッドですね。
275 400 (税込)
パラマウントベッド 楽匠Z(らくしょうZ)シリーズ
より介護ベッドとしての意味合いが強くなったパラマウントベッドはこちら。
3モーターでしっかりポジションを調節できる上、リモコンは液晶付きでわかりやすいデザイン。
サイドガードとマットレスが付いたお得なセット。
235 581
さいごに
じっくり考えて決めること
探せば探すほど「これは安いし、あれはオシャレ」など誘惑が多いでしょう。
しかし、ベッド選びで大切なのは「何の不満や不安もなく毎日快適に眠れる(過ごせる)」こと。
これだけ高い品物ですから、買って後悔することだけはしないで欲しいと思います。
参考になれば幸いです。