夜って無性にコーヒーが飲みたくなりませんか?
そこで気になるのが覚醒作用のあるカフェインの存在であり「眠れなくなる」と我慢している人も多いもの。
この記事では「夜でも楽しめるデカフェ(ノンカフェイン)コーヒーのおすすめ5選」とカフェインの基礎知識についてまとめています。
デカフェコーヒーとは?
妊婦さんや夜コーヒー派に人気のカフェインレスコーヒー
デカフェという言葉は聞き慣れませんが、要はカフェインレスの事を指すようです。
デカフェ(英語: decaf /díːkæ̀f/ (ディーキャフ)、decaffeinatedの略、「デカフェ」はフランス語: décaféination /de.ka.fe.i.na.sjɔ̃/ に由来した発音)とは、本来カフェインを含んでいる飲食物からカフェインを取り除いたり、通常はカフェインを添加する飲食物にカフェインの添加を行わないことで、カフェインを含まなくなったもののことを指す。ディカフェ、カフェインレス、カフェインフリーとも呼ぶ。
引用:wikipedia
黙ってノンカフェインって言えや!(怒)
主にカフェインの摂取が厳禁な妊婦さんや、健康上カフェイン摂取を避けたい人などに愛飲されているようですが、夜にコーヒーを楽しみたい人からも支持を得ています。
しかし、カフェインのある一般的なコーヒーと比較すれば味や風味が落ちるとも言われます。
個人的に飲んでみたところ「普通に美味しい」という印象でした。
カフェインレスコーヒーの種類や抽出製法
そもそもコーヒー豆にカフェインが含まれているのに、どうやってカフェインを取り除くの?と疑問を持つ方もいるでしょう。
カフェイン除去方法は主に2通りあります。
カフェイン除去方法
- 有機溶剤に漬ける製法(ジクロロメタン・酢酸エチル)
- 熱湯とフィルターを用いる製法(スイスウォータープロセス)
- 液体二酸化炭素を使う方法(C02)
有機溶剤というと危険な印象もありますよね。
ジクロロメタンは発がん性があるとされる物資ですが、アメリカ食品医薬品局であるFDAでは「健康上の問題がはない」としているようです。
また、ジクロロメタンは沸点が40度とすぐに蒸発してしまう特徴があるため200度の焙煎加工中に跡形もなくなるとのこと。
とはいえ「100%安全なんてない!」と不安視する方がいるのも事実。
その場合はより安心できる他の製法のカフェインレスコーヒーを選ぶか「そもそもカフェインの入ってない素材から作るコーヒー」を選ぶのがおすすめ。
カフェインレス素材からのコーヒー
- たんぽぽコーヒー(焙煎したたんぽぽの根から作る)
第二次世界大戦中にコーヒー豆が不足したドイツなどで代用コーヒーとして飲まれた歴史もあります。
現代では妊婦さんやオーガニック志向の方に支持されているようですね。
一般的にカフェインレスコーヒーは除去率が100%ではなく、(気にするレベルではないほどの)ごく微量なカフェインが残っています。
そのため、タンポポコーヒーは本当の意味でのカフェインレスと言えるでしょう。
夜でも安心!おすすめのカフェインレスコーヒー5選
森下薬農園のたんぽぽコーヒー
ティーバッグ / 75g(30袋)/ 2 376
森下薬農園のたんぽぽコーヒーは安心安全を徹底した生産管理が特徴。
安心感を何より大切にする妊婦さんをメインに支持を得ていますが、純粋にノンカフェインコーヒーとしても楽しめる味わいに仕上がっています。
ティーバッグになっているので面倒なドリップが不要なのもお手軽ですよね。
シガリオ 上撰ブラックジンガー 黒大豆コーヒー
インスタントタイプ / 100g(約50杯分
コーヒー豆ではなく、国産有機黒大豆を用いた変わり種のカフェインレスコーヒー。
イソフラボンやアントシアニンを豊富に含んでおり、より健康的なコーヒーに仕上がっています。
また、インスタントコーヒーと同様に粉末を溶かすだけなので、ササッと飲めるお手軽さも高評価。
ヨーグルトや牛乳に溶かす味わい方もできます。
Mama Coffee
ドリップタイプ / 100g(約10杯分)/ 1 180
「豆のまま」「粗挽き」「細挽き」の3種類から選べるエチオピアゼロオーガニックのコーヒー豆。
ドリップする必要があるため手間がかかりますが、より本格的なカフェインレスを求める方におすすめです。
マウンテンウォーター製法とありますが、これはスイスウォータープロセスと同様だと考えて良いでしょう。
ディカフェ・ホンジュラス
ドリップバッグ / 14袋
カングアル村・サンマルコス・デ・カイキン村の生産者のコーヒー豆のカフェインを99.9%除去して作られたディカフェ・ホンジュラス。
純粋を使い、化学薬品は一切使っていないと記載があるためウォータープロセスのようですね。
こちらはドリップバッグ式かつアルミ袋で個包装されています。
風味や味をギュッと閉じ込めた本格デカフェコーヒーをご希望の方は試す価値アリ。
PeopleTree ディ・カフェ・フィルターコーヒー
ドリップ / 200g
最後は人と環境にやさしい「フェアトレード」を掲げたピープルツリーのカフェインレスコーヒーです。
「フェアトレードって何?」という方も多いでしょう。自分もでした。
アジアやアフリカ、中南米などの女性や小規模農家をはじめとする、社会的・経済的に立場の弱い人びとに仕事の機会をつくりだし、
公正な対価を支払うことで彼らが自らの力で暮らしを向上させ、自立できるよう支援します。ピープル・ツリーでは、貧困と環境問題の解決を目指して、WFTO(世界フェアトレード機関)が定めるフェアトレードの10の指針
(10 Principles of Fair Trade)を守り、製品を開発・販売しています。
このカフェインレスコーヒーはペルーの小規模農家さんが育てた豆を使っているとあります。
カフェイン除去製法については記載がありませんでしたが、口コミでは高評価を得ていますね。
夜にコーヒーを飲むと眠れなくなる理由
カフェインの持続時間はおよそ4時間
コーヒーに含まれるカフェインには下記のような作用があります。
カフェインの作用
- 覚醒作用(大脳を高揚させ感覚や知能活動が敏感になる)
- 利尿作用(排尿量を多くする⇒トイレに何回も行きたくなる)
- 強心作用(心臓の働きを促進させる)
- 鎮痛作用(痛みを取り除いたり、軽減する)
カフェインの持続時間はおよそ4時間と言われています。
これらの作用で特に良質な睡眠を妨げる要因となりうるのは覚醒作用ですね。
脳がスッキリと目覚めてしまってはなかなか眠りに付けない上に、眠れても浅い睡眠となるのは明白です。
カフェインは耐性ができる
人間の中には「アデノシン受容体」の感度の差により、カフェインが効きやすい人もいれば効きにくい人もいるのです。
そのため継続的に取り続けると次第に耐性ができ効かなくなってくるというのもカフェインの特徴。
また、大学院博士課程で神経科学を学んでいる方のブログでは下記のような説明もなされています。
コーヒーの「飲み時」は、コルチゾールが減少する午前9時半から11時半がベストなのだとか。
正午から午後1時、午後5時半から6時半にもコルチゾールが上昇するため、コーヒーを避けた方がいいそうです。
カフェインが人間に与える影響は大きく、摂取する時間によって良くも悪くも働くことがわかりますね。
ことさら夜にコーヒーが飲みたいのであれば、カフェインフリーを選択するほかありません。
さいごに
デカフェで「良質な睡眠」も「夜コーヒー」も叶えよう
今まで夜コーヒーを控えていた人もノンカフェインなら安心です。
普段は夜にノンカフェインハーブティーを飲む僕は、たまに夜コーヒーもするようになりました。
だからこそ「ちょっと良いモノ」を選ぶようになりましたね。
参考になれば幸いです。