ブルーブラッドといえば3D体感ピローが有名ですが、マットレスも販売しています。
「幾何学模様ウルトラプロファイル」なんて聞くからにすごそうな加工を施しており、その名も「ブラフマン」
名前の由来は恐らくヒンドゥー教やインド哲学で用いられる用語から来ているのではと思います。
名前も見た目も一風変わったこのマットレスはどうなのでしょうか。
幾何学マットレス「ブラフマン」の特徴
GELと低反発ウレタンの混合素材を使用
ブルーブラッド幾何学プロファイルマットレス シングル Brahmanブラフマン Bluebloodと高反発の二層構造 送料無料※別途送料エリア 北海道+540 、沖縄+3 000 かかります
ブルーブラッドといえばこの鮮やかなブルーの低反発ウレタンが特徴的。
製造時点で着色しているのもあると思いますが「ウレタンの中にジェルを混ぜ込んでいる」という印象をわかりやすく表現していますよね。
しかし、この素材は意外と苦労(問題)もあり、レビューでは「臭い!」との声が多く上がっています。
メーカー側も対策を講じているようですが、未だ根本的な解決には至っていないようです。
【関連記事】ブルーブラッド3D体感ピローの口コミ分析!臭いって本当?
2種類のウェーブとサークル模様の表面加工
ブルーブラッドのマットレスで面白いのは2種類のウェーブ加工と、サークル加工を用いていること。
腰の部分にサークル加工を施しているようですが、実際この模様が体圧分散性能にどう意味をもたらすのかはわかりません。
とはいえまるで庭に描かれた水紋のような見た目は面白いですよね。
ブルーブラッド枕のレビューでたまたまマットレスに言及している内容があり、そこでは「ブルーブラッド素材は通気性が悪く蒸れるので、このような模様で対策しているのでは?」という指摘もありました。
まぁマットレスの表面加工は通気性を良くするための意味合いも大きいので、別に変なことではないですし至って納得できますね。
個人的には「モノの良し悪しに関わらず、インパクトが強いと人を惹き付けやすいもの」だと考えています。
なので、単純に「加工があるからスゴい」という安易な解釈をしてしまうのは時に失敗することもあるので注意して下さい。
(実際モットンのように全く表面加工していないにも関わらずすごく優秀なマットレスもあります。)
高反発層とブルーブラッド層の2層仕様
ブルーブラッドは枕から始まった素材であり、ジェルと低反発ウレタンを混ぜ合わせたものであるのは冒頭で触れた通り。
つまり、その素材でマットレスを作ると分類的には「低反発ウレタンマットレス」になってしまいますよね。
そのためかどうかはわかりませんが、ブルーブラッド層(厚み2cm〜5cm)の下に29Dの高反発ウレタン(厚み3cm)を重ねて2層構造にしています。
この部分はかなり個人的な推測ではありますが、こうすることでメーカー的なメリットが多いでしょう。
- 100%ブルーブラッド素材じゃないので、マットレスの厚みを出しつつも原料を節約できる
- 下に高反発ウレタン層があるため「高反発マットレス」とも言える
ブルーブラッドはモチモチとした感触が特徴ですから、恐らく低反発のなかでも「沈み込み」が強いと予想できます。
そのため単体で使うとレイヤー用途(既存の布団に敷く用途)でなければ底づきしてしまう可能性もあり、下に高反発層を置いたのかな〜と。
また、圧縮残留ひずみテストは「何に対して行ったのか?」を具体的に明記してほしい点もありますね。
50%圧縮負荷を8万回行ったのちの低下率は1.5%、つまり復元率98 5%ですが「ブルーブラッド素材にかけたのか?下層の高反発素材にかけたのか?あるいは両方?」と。
幾何学マットレス「ブラフマン」の口コミやレビューは?
枕に比べると全くレビューがない現状
枕が2013年からの販売でレビューをかき集めて5 000件を突破していますが、マットレスの方はそれに比べると無いに等しいですね。
良い評価もある一方で、ダメな評価もあるのですが「そもそも数が少なくて参考にし難い」という印象。
まだ販売し始めて日が浅いのもあれど「価格的な部分が大きいのでは?」とか思ったり。
例えばブルーブラッド枕は6 980 で、当サイトが「高性能枕の目安としている価格帯1万 〜2万 」よりも遥かに安いですよね。
なんとなく5 000 以上1万 以下って「ちょっと良さげな枕を見つけた時、手が出しやすい印象」がありませんか?
逆に1万 を超えてくると慎重になる人が増えてくる気がします。
同様にマットレスにも(僕はあまりおすすめしないですが)つい手が出やすい価格帯があり、それは1万5千 〜2万 位だと考えています。
その一方でこのブラフマンはシングルサイズで29 800 なので何気に「ちょっと高いかも」と思われているような気がしないでもありません。
ちなみに当サイトが思うマットレス相場価格帯からすれば高い訳では決してないものの「3万 であれば他の選択肢も魅力的だよね」という領域に入ってきます。
寝具メーカーとして知名度や評価の高いマットレスも射程圏内に入るので「あえてブルーブラッドのマットレスを選ぶ理由」が重要になってくるでしょう。
個人的に知りたいのは「臭いはどうなのか」という点
ブルーブラッド枕では「化学臭がすごくて取れない」という声もありました。
それに対してメーカーは「原料の見直し」「乾燥時間」「ラベンダーの香りを追加」という対策を講じましたが、まだあまり評判は良くないようで。
ブルーブラッドの特徴であるジェルとウレタンの融合が招いた問題かと思われますが「マットレスはどうなのか?」気になりますよね。
枕より圧倒的に体積がありますから、臭いを放つ度合いも数段レベルが違うはずです。
臭い問題が解決されればブルーブラッドは機能性寝具として個性のあるポジションを築けそうな気がするので今後に期待ですね。
さいごに
心配が残るなら有名所を攻めるのが安心
マットレスや枕といった寝具類は1度買ったら何年も使う予定ですよね。
新しいモノ好きな方であれば「とにかく試してみる!」という人柱的精神で問題ありませんが、多くの人は失敗したくないもの。
だからこそ少しでも心配が残るのであれば有名所の安定した製品を選ぶのが安牌です。
参考になれば幸いです。