冬になると寝ている時に「顔が冷たいなぁ」とか「顔が乾くなぁ」ってことありませんか?
あるいは夜に働いて昼間寝ているような方だと外の光がカーテンから漏れて気になるという人もいるでしょう。
そんな悩みを解決するのが「安眠ドーム(おやすみドーム / 保湿・遮光ドームともいう)」というジャンルの製品なのですが、以前から「自作できそう」と思っていました。
この記事では100円ショップで揃う比較的しっかりした安眠ドームの作り方を解説します。
100均安眠ドームの材料と作り方
組み立てラックのフリーマルチパネル6枚と結束バンド
材料と作り方なんて項目を作るまでもないほどに単純なのですが、材料はこれだけです。
100円ショップでは簡単に連結して棚を作れる材料が売られており、これを6枚活用してサッカーゴールみたいな形状にするという作戦です。
パネル1枚が約35cm四方。
横に2枚繋げると70cmと中に枕を入れてもゆとりが出来ます。
ちなみにAmazonでは似た製品がまとめて販売されていますので「100円ショップで売り切れてたらやだな!」という方は最初からamazonを使うのもアリ。
また、微妙にサイズが異なる製品あるので、買う時はサイズ確認を忘れずに。
ダイソーでは連結パーツも数個セットで売られていますが、結束バンドで事足りるので買いませんでした。(記事では自宅に買い置きしてた結束バンドを使ってます。)
サッカーゴール型に繋いで完成(作業時間約15分)
最初に2枚のパネルを連結した後に、それを自立させて3枚目のパネルを繋いでいくとスムーズに組み立てられます。
それを2つ作って並べて連結させたらほぼ9割完成。
あとは結束バンドのはみ出した部分をハサミやニッパーで切れば終わりです。
あ、画像にいるのは僕だよ
あとはこれをベッドや布団の上にかぶせるだけ。
100均安眠ドームの実力はいかに
改善の余地はあるものの、役割は十分に果たせる
ベッドにのせるとこういう感じ。
「でも半透明だし光が入ってくるじゃん!」と思われた方、仰る通りです。
なので上から毛布をかけます。
色のチョイスが悪すぎて見にくいのですが、ここに頭を入れて毛布を手前側に下ろしてあげれば良い感じに暗くなりますよね。
言わばコタツ状態なので、寝ている間に呼気で湿度も高まってきます。
寝てみましたが、高さが35cmの幅70cmなのでちょうど良い圧迫感でしょうか。
寝返りを打っても邪魔に感じることはありませんでした。
枕も幅70cmを超える製品は少ないのでだいたい全部入るでしょう。
いびき音の遮音目的ではまず使えない
これは製品として流通している「安眠ドーム」でも同じですが、遮音性はありません。
ただ、これだけただの箱な訳ですからいかようにもカスタマイズは可能です。
例えば吸音スポンジを内側にみっちり張り巡らせたら少しは違うかもしれません。(そこらへん詳しくはないですが)
また、毛布も厚さによっては光が漏れてくるのでもっと遮光性の高い布を敷いてみたり。
で、もしやってみて「使えね、いらね。」となったら、更に3枚買ってくれば2段の棚が作れます。
これこそ本来の使い方なので、ダメでもどうにかなるんじゃないでしょうか。(適当)
やっぱり既成品がいいな〜という場合の選択肢
PROIDEA かぶって寝るまくら IGLOO(イグルー)
安眠ドームで有名な製品といえばイグルー。
価格は約1万 弱と市販されているドーム型カバーの中で一番高価ですが、見た目もスマートで悪くありません。
光や音を遮断する素材を重ねた特殊構造となっており、結構閉塞感のあるタイプのドームです。
遮光率99.9%・吸音率126%とありますが、吸音率は口コミを見る限りあまり期待できない可能性もあります。
とはいえ「ちゃんとした製品がいい!」という方ならイグルー一択です。
さいごに
そもそもダンボールじゃダメなのか?
という疑問も湧くかと思いますし、僕も少し考えました。
が、ダンボールでサッカーゴール型にすると上に毛布をかけたとき荷重でたわんで崩壊してしまう可能性があるんですよね。
このパネルは枠は太めのスチールワイヤーでできています。
数が増えると適度に重量が出るのと、面の耐荷重が3kgあるそうなので意外と丈夫です。
安眠ドームの手作りを考えていた人の参考になれば幸いです。