ウレタンメーカーであるイノアックリビングが展開する寝具ブランド「AEROFLOW(エアロフロー)」
斬新なウレタン加工により他にはない特徴と洗練されたデザイン性を兼ね備える個人的に注目のメーカーです。
そんなエアロフローの高性能枕「ファセット」と「ニュアージュ」を分析。
エアロフローの枕について
女性層をターゲットにした繊細な質感が光る寝具
エアロフローについてはマットレスの記事を先に書いたので、そちらも参考になれば幸いです。
【関連記事】エアロフローのマットレスが面白い!特徴と印象レビュー
サラッとコンセプトを書くと、女性をターゲットにしているようで「女性の身体に最も適した寝心地」を追求しているのだとか。
エアロフローというブランド自体は2005年からあるようですが、この方向性はここ数年で始まったものと思われます。
ラインナップはマットレス(トップマット)と枕のみ。
製品はウレタンの加工によってそれぞれ特徴的な名称が付けられています。
- NUAGE(ニュアージュ)・・・ウレタンにスリット(切れ目)入れて持ち上げたような加工(スパゲッティ加工)
- FACET(ファセット)・・・六角形のハニカムスリットに凹凸加工のフィルターフォーム
- MUSE(ミューズ)・・・サイコロ状にカットしたウレタンフォームを再度固め直したミクセルキューブ素材
で、2018年5月現在で枕となっているのがニュアージュとファセットの2種類。
素材的にはミューズもイケそうなんですが・・・これから出るんでしょうか。
ニュアージュピローとファセットピローの特徴
エアロフローはどのモデルもガラッと違う特徴を持つため、何を選べば良いか迷ってしまうほど。
ニュアージュピローは前述した通り、ウレタンが段々になったような形容し難い形状。
このヒダのような部分が頭をやわらかく受け止めつつも、小さな空間をいくつも生み出し通気性に優れる寝心地を得られるでしょう。
ニュアージュはソフトウレタンフォームと低反発ウレタンフォームを重ねた「ダブルフィーリング構造」がポイント。
徹底的に肌当たりを優しくして包まれるような感触を再現しています。
カバーは三角形が敷き詰められたミニマルな雰囲気のカバーですね。
微妙にエンボスしているのが画像からでも見受けられるので、カバーの質感もなかなか良さそうです。
全てが柔らかな素材で作られたニュアージュに対し、ファセットは表面がしっとり、中はシッカリ高弾性のあるウレタンを使用。
頭を乗せた直後の肌当たりは柔らかいのに、沈み込み過ぎることはなく適度なポジションでキープ。
寝返りを打っても滑らかな寝心地が続くでしょう。
また、ファセットは六角形のスリット加工(切れ目)がポイント。
この加工は通気性を上げるためだけではなく、六角形の形に沿って頭部をより柔軟に包み込む目的もあるとのこと。
カバーもウレタンのスリットと同様に六角形を意識していますね。
どちらのカバーもデザイン的に優れていますし、女性のみならず男性が見てもカッコイイと思える仕上がり。
正直に言えば僕は欲しい。
エアロフロー枕の口コミやレビュー・評価は?
口コミやレビューは数が少ない
まだ登場して年月が経っていないというのと、あまり露出していないせいもあってかレビューや口コミを見つけられませんでした。
これから増えていくとは思いますが、同様にあまり露出がなかったり取り上げられない状態だと相当数の口コミになるまで時間がかかりそうですね。
価格的にも14 000 位なので「とりあえず買ってみるか」という選択肢にもなりにくいでしょう。
(楽天などでレビューを集めまくってる枕の価格帯は5 000 〜7 000 程度)
しかし、当サイト的に掲げている「高品質枕の相場価格帯」で言えばちょうどよい価格ではないかと考えます。
ニュアージュとファセットどちらが良い?
個人的な意見でしかありませんが、枕の場合だとニュアージュが気になりますね。
というのも、ニュアージュのようなウレタン加工の枕ってまず他メーカーでも存在しないため。
卵パックのような凹凸加工の枕はあっても、これほどまでに細かい段の枕だと「頭を乗せた時どんな感じなんだろうか」という好奇心が出てきます。
反面ファセットはなんとなく想像が付きやすいです。
表面のしっとりウレタンも「たぶんあのメーカーのウレタンみたいな感じなんだろうな」とか。
ちなみにマットレスの記事では「マットレスならファセットが優秀」みたいな結論を出しました。
マットレスでのファセットは3層構造になっており、下層ウレタンにも凸凹加工がプラスされているのが枕との違い。
さいごに
高さ調節などの機能がプラスされると尚良し
枕としての斬新さもありながら、割とオーソドックスな形状でまとめておりスマートな印象でした。
寝心地はそれなりに良いものだと予想できますが、高さ調節などの機能も付いていると尚良かったですね。
今後もエアロフローは独自の発展を続けていって欲しいものです。