先日、ホテルに数泊したのですが、枕が一般的な枕とはちょっと違いました。
なんでもテンピュールの枕を使用しているとのことで、色々と寝心地を検証したのでレビュー。
テンピュールのシンフォニーピローについて
確かめてないけどシンフォニーピローであると思う理由
タイトルにも「シンフォニーピロー」と書いちゃってるのですが、実は本当にシンフォニーピローかどうかはわかっていません。
もしテンピュールでホテル向けの大量販売特別モデルみたいなのが無ければ、まず形状的にシンフォニーピローではないかと思うんですけど・・・。
ちなみにタグにもモデル名の表記はありません。
ただし、販売元がテンピュール・シーリー・ジャパンなっているため、2014年の社名変更後のモノであるのは確かでしょう。
つまり過去にあったかもしれない古いモデルだとは考えにくい。
また、Sと表記されたタグを見る限り、他にもサイズ展開があるモデルと言えます。
テンピュールのエルゴノミックコレクションではオンブラシオピローを除く全てのモデルにサイズバリエーションが存在。
シンフォニーピローはXSからS/M/Lと合計4種類のサイズがあるため、やっぱりシンフォニーピローなんじゃないかな〜と。
ということで「これはシンフォニーピローである」として記事を進めていきます。
ゆるやかなA面は仰向けに、フラットなB面は横寝に
テンピュールのシンフォニーピローのページを見ると、両面でフォルムが違うとの説明がされています。
片面はゆるやかなカーブがあり、もう片面は真っ平らな作り。
画像だとイマイチわかりにくいかもしれませんが、片面が盛り上がってて、もう片面がフラットな感じがします。
「フラットが横向きに最適なの?」と若干疑問に思ったのですが、シンフォニーピローの説明ページにあるイラスト見る限り「うつぶせ寝の顔だけ横向き状態」でした。
枕カバーはさらりと品のあるツヤ感と手触り。
ところどころに入ったテンピュールロゴはカッコいいですね。
シンフォニーピローの寝心地について
フィット感・安定感はさすが低反発ウレタン
シンフォニーピローは「テンピュール® スーパーソフト」という素材を使っているやわらかめの枕です。
確かに柔らかいのですが、意外と密度があり枕を持ち上げたときの重量も感じました。
頭を乗せるとジワッと沈み込むフィット感が得られ安定度は高かったです。
特に仰向けでのフィット感が結構好みの寝心地でしたね。
逆に横向きは高さが足りずあまり寝やすいとは言えません。
フラットな面を使ってみても、やっぱり個人的にこの枕で横向き寝は違う気がします。
寝ている時の後頭部の蒸れ感は環境による
ホテルに宿泊していた時、外は日が落ちてようやく30度を下回るような暑さであり、夜中でも27度くらいはありました。
エアコンで室内温度を下げていたものの、後頭部と枕の接触面は蒸れというか熱を感じやすかったですね。
寝返りを打って放熱したくなるので、熱帯夜で寝苦しい時は結構キツイかと思います。
そういう時はやはり高反発な枕の方が通気性で優れるでしょう。
そして、低反発ウレタンは気温による硬度変化が起こるものも多いため、気温が下がると硬く感じるデメリットも。
冬の冷えた寝室などでは低反発系寝具はあまり適しているとはいえません。
シンフォニーピローがおすすめな人は?
頭や首まわりをカチッとサポートしたい人
シンフォニーピローは沈み込みによって柔軟なフィット感を得られるのが特徴と言えます。
また、形状も一般的で多くの人に馴染みやすい枕と言えそうですね。
だからこそホテルで採用されたのかもしれません。
ただ、高反発枕のような沈み込みより若干深くなりやすいため、サポート感が強すぎると困る人だと難しいでしょう。
また、硬い枕が好きな人には向かない可能性が高いです。
就寝中、頭や首まわりが寒いと感じる人
寝ている時に、布団から出ている頭や首まわりが寒いと感じる人であれば、テンピュールのフィット感はぬくもりに感じられるでしょう。
ですが、室内自体が寒いのであれば枕も硬くなりやすいため、ちょっと考慮が必要でしょうか。
寒いを通り越して鼻や喉が乾燥するという場合は「睡眠ドーム」を使う人もいます。
個人的には室内全体の湿度や気温を調節するのがベストだと思いますが、このような手段も知っておくと役立つかもしれません。
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さいごに
枕のクオリティは高い
数日間ですが、テンピュールの枕で寝てみて「なかなか寝心地が良いな」と思えたのが収穫でした。
デザイン的にも洗練されてますし、質感も悪くないです。
シンフォニーピローの価格はサイズによって変動しますが、どれも機能性枕の目安価格帯にありますね。
- XS (約 幅63x奥行43x高さ9.5cm) 16 000
- S (約 幅63x奥行43x高さ11cm) 17 000
- M (約 幅63x奥行43x高さ12.5cm) 18 000
- L (約 幅63x奥行43x高さ14cm) 19 000
難点を挙げるなら、高さ調節機能がなくサイズバリエーションで対応しなければならないのが惜しい所。
参考になれば幸いです。