エアロフローというマットレスご存知でしょうか。
ウレタンメーカーである株式会社イノアックリビングが展開するマットレスブランドであり、エアロフローというブランド自体は2005年からあるようです。
自分は最近このメーカーを知ったのですが、シンプルながらも面白い製品があるので紹介したいと思います。
AEROFLOW(エアロフロー)マットレスとは
女性をターゲットに開発した次世代素材マットレス
エアロフローはウレタンメーカーとして歴史のあるイノアックリビングが次世代の素材を使ったマットレスを開発した挑戦的なブランドです。
そして、ターゲットは女性をメインとしており「女性の身体に最も適した寝心地」を目指しているとのこと。
マットレスは現在3種類あり、それぞれに名前が付いており特徴も様々。
- NUAGE(ニュアージュ)・・・ウレタンにスリット(切れ目)入れて持ち上げたような加工(スパゲッティ加工)
- FACET(ファセット)・・・六角形のハニカムスリットに凹凸加工のフィルターフォーム
- MUSE(ミューズ)・・・サイコロ状にカットしたウレタンフォームを再度固め直したミクセルキューブ素材
どれも180度見た目の異なる面白い作りとなっており、メーカーの開発意欲が伺える仕上がりとなっています。
大体シリーズ物といえば何か1つのアピールポイントを各モデルに共通させて「似たり寄ったり」な製品になることが多いもの。
しかし、エアロフローは気持ちが良い程に全てが明確に違うポイントを備えているのが特徴ですね。
マットレスカバーも幾何学模様を用いたシンプルかつスタイリッシュなデザインが今っぽさと高機能な雰囲気を醸し出しています。
NUAGE(ニュアージュ)
桃を包むクッション材から着想を得て開発されたニュアージュはドレープがかったウレタン形状がポイント。
羽毛のようなフワッとした寝心地と同時に、スリットが身体のラインに合わせて適切に沈み込み姿勢をサポートします。
ウレタンってこういう加工もできるんですね・・・これは今までに見たことがなくとても面白いと感じました。
シングル マットレス 低反発 ベッドマット ウレタンフォーム 通気性 体圧分散 ニュアージュ エアロフロー
FACET(ファセット)
ファセットは六角形のハニカム構造スリット加工による独自の体圧分散加工を実現。
上層のウレタンはしっとりモチっとした柔らかさであり、中間層と下層には高反発のウレタンフォームを使用し身体をしっかりと支えてくれます。
さらに下層はプロファイル加工が施されており、ハニカムスリットから入った湿気がうまく抜けていく構造になっているのも評価点。
うーん、特徴を書いていたらとても欲しくなってきてしまいました。
敷き布団 【シングルサイズ】 日本製 三つ折 『エアロフロー ファセット』
MUSE(ミューズ)
ミューズは柔らかすぎず、硬すぎない適度な弾力性を目指したマットレス。
その素材は国際的な下着ブランドのブラに用いられるウレタン素材であるとのこと。
さらに、サイコロ状に刻んだウレタンフォームを再度固めなおして作る「ミクセルキューブ技術」を使用。
画像では表面が凸凹の加工になっていますが、なんだかボソボソした凹凸になっているのはミクセルキューブ技術によるもの。
一般的なウレタンよりも通気性と耐久性に優れた素材になっています。
マットレスとトップマット・枕を展開
エアロフローはマットレスとトップマット・枕を展開しています。
トップマットとは既存のマットレスや敷布団の上に敷くものであり、マットレストッパーやマットレスパッドと呼ばれる製品と同じでしょう。
トップマット1枚で使うとなると薄く底づきを感じることもあるでしょうから、ベッドフレームや床や畳みに敷く場合はマットレス(敷き布団タイプ)を選ぶのがおすすめ。
ちなみに2018年5月現在でのラインナップは下記のようになっているので注意して下さい。
- NUAGE(ニュアージュ)・・・トップマット/マットレス/枕
- FACET(ファセット)・・・トップマット/マットレス/枕
- MUSE(ミューズ)・・・トップマット
トップマットは全種類ありますが、マットレス(敷き布団タイプ)はファセットとニュアージュのみ。
価格帯も3万 台後半と高品質マットレスの相場価格帯ではあるものの、高すぎる訳でもないので良心的と言えますね。
エアロフローマットレスはどれを選べば良い?
三つ折りタイプのファセット 敷きふとんが優秀
3種類もありそれぞれが違う特徴を持っているとなると「どれを選べば良いだろうか?」と悩みますよね。
様々なマットレスを使ってきた自分としては三つ折りタイプの「ファセット 敷きふとん」が一番優秀ではないか?と考えます。
その理由としては下記。
- 3層構造でありながらウレタン加工にも手が込んでいる
- 厚み10cmとしっかりした厚みがある
- 三つ折りにできるためコンパクト性がありローテーションもできる
エアロフローのマットレスはどれも手が込んだ作りですが、中でもファセットが一番構造的に性能が感じられる製品でしょう。
ハニカム型のスリットに加えて、下層では凹凸加工(プロファイル加工)とダブル設計となっているため他所のメーカーじゃまず見かけません。
大手寝具メーカーなら8万〜10万くらいしてもおかしくない作り込みですね。
また、三つ折りに加えて厚みが10cmとしっかりしているため耐久面でも申し分ありません。
特に三つ折りマットレスは3分割されたウレタンを入れ替えればヘタリやすい腰部分の負担を分散できるのでより長く使うことが可能。
このクオリティで49 800 なら十分に満足できるレベルだと考えます。
トップマットはあまりおすすめできない
トップマットは3モデルから出ているのですが、そもそもの用途としては「既存の寝具に敷くもの」であり個人的にはおすすめしません。
なぜならトッパー類は下に敷いてある寝具の影響を受けやすいため。
例えばヘタった敷布団に敷いても、ヘタった部分を完全にカバーすることはできません。
寝心地は多少変わるかもしれませんが、身体への負担や適切な体圧分散を考えるなら黙って新しいマットレスや敷布団に交換したほうが良いのですね。
マットレスと比較すれば安いので気になりがちなトッパーですが、その分薄いので選ばないのが無難です。
ただ、通気性をプラスしたい場合にはアリでしょう。
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さいごに
女性のみならず男性にも良いマットレス
ターゲットとしては女性とのことですが、男性が使ってダメということはないでしょう。
実際に男性の自分はかなり惹かれているというか・・・普通に欲しいですね。
ただ、やはり選ぶならファセットの敷きふとんが一番でしょうか。
参考になれば幸いです。