腰痛持ちの人や腰痛対策を考えている人にとって心強いアイテムが腰痛ベルトです。
腰に巻くことで、腰を安定的に支えることができるので近年若い人でも愛用者が多いとか。
そんな腰痛ベルトの使い方とおすすめ商品を解説したいと思います。
腰痛ベルトの巻き位置・注意点
骨盤に沿ってしっかりと密着させる
腰付近には腹筋やインナーマッスル(腸腰筋・腹横筋)など重要な筋肉があります。
腰痛ベルトはそれらの補助をするような存在なので、骨盤に合わせてピッタリと装着することが大切。
あまりに上すぎるとただの「腹巻き」になってしまうので注意して下さい。
個人的には腰痛ベルトを巻くと腰や骨盤がシュッとした感じを覚えますね。
腰痛ベルトの上下を確認する
腰痛ベルトには先ほど書いた筋肉をサポートする意味合いがあるため、それらに合わせた伸縮テープの配置をしています。
シンプルなものであっても、上下で全く対称的な腰痛ベルトはほぼありません。
つまり、上下を逆に付けてしまうと想定したサポート感を得ることができないばかりか、悪影響となる場合もあるでしょう。
腰痛ベルトの選び方
サイズはしっかりと確認すること
腰痛ベルトには使用者の腰回りに合わせて複数のサイズを用意している場合が多いです。
このとき、適当に選ぶと求めている結果が得られずに後悔する可能性があるため、サイズ確認はしっかり行いましょう。
また、製品によっては誰にでも合うという意味で「フリーサイズ」と記載したものもあります。
ですが「誰にでも合う」なんてちょっと無理がありますよね。
そういう製品はなるべく選ばない方が無難です。
中古・おさがりなどは使わない
過去に腰痛ベルトを使っていた人から「もう使わないからあげる」と貰うパターンもたまにあります。
しかし、過去に誰かが使ったベルトはゴムが伸びていたり劣化している可能性が大きいもの。
前使用者の癖がついているとも言えるので、なるべくなら新品を購入したほうが良いですね。
逆にこれから購入したとして「もう使わないかも」となった場合、再利用することを考えない方が良いと思っています。
腰痛ベルトは痛むのも結構早いため、その都度で新品を使用していた方がサポート感を得やすいでしょう。
価格帯は3 000 以上を目安にしておく
腰痛ベルトは1000 台から、上は1万 近いものまで豊富にあります。
できれば安く済ませたいものですが、あまりに安いものは品質もそれなりでベルトとしての機能性が薄い場合も。
もちろん全てがそうとは言えないものの、試着できない以上「なるべくハズレを引かない選択」が必要でしょう。
そこで個人的には「3 000 以上の製品を目安に選ぶ」という条件を加えています。
この価格帯になると品質的にも性能的にも悪くない選択肢が増加。
5000 〜8 000 くらいだとスポーツ選手が使うような製品も選べるので、よく動く方にはおすすめ。
腰痛ベルトの人気おすすめランキング
【5】ザムスト(ZAMST) 腰 サポーター ZW-5
スポーツ選手も愛用するサポーターメーカー「ザムスト」の腰サポーター。
3Dバックパネルで立体的な装着感を実現。
激しく動くようなスポーツ時のときでも安心感のあるつけ心地が人気。
【4】中山式 腰椎医学 コルセット
腰椎を挟み込む「特殊弾性ボーン」が特徴の中山式コルセット。
生産は全て自社工場で制作しているという徹底ぶり。
蒸れに強い伸縮メッシュ生地も中山式オリジナルで、品質重視であることがわかりますね。
【3】バンテリンサポーター 腰用
バンテリンといえば腰痛や筋肉痛時に塗り込む医薬品として有名ですよね。
そんなバンテリンが開発したサポーターが「バンテリンサポーター」
決してバンテリンが練り込まれたサポーターではないのでそこは注意して下さいね。
クロステーピング構造がしっかりと腰を支えてくれると評価も上々。
【2】コナミスポーツクラブ 腰椎固定ベルト パワフルギア
スポーツクラブ大手のコナミもまた腰ベルトを販売しています。
こちらは滑車の原理を応用した「パワーベルト構造」が特徴。
小さな力でしっかりと腰を締められるため、安定感が高く腰の負担も和らぎやすいとのこと。
コナミスポーツクラブでは他に「産前産後の骨盤ベルト」といった製品もあり、腰ベルトに力を注いでいるようです。
【1】MIZUNO サポーター バイオギアサポーター
スポーツメーカーとしての歴史と実力を持つミズノ。
日本代表プロアスリートのユニフォームなどでもよく目にしますよね。
そんなミズノの腰ベルトは薄くコンパクトな作りになっているのが特徴。
洋服の中に着てもピタッとフィットして邪魔しない上、腰のサポート性能も優秀と隠れ名品。
腰痛ベルトの疑問
寝る時も付けっぱなしでいいの?
腰痛ベルトは寝る時にも付けていいか気になりますよね。
答えとしては「外したほうが良い」です。
主な理由は下記。
- 蒸れやすくなる
- 寝返りがうちにくくなる
- お腹の締め付けが睡眠に悪影響
- 筋力の低下
日中は歩いたり座ったりと活動的になっていますが、就寝時に動くといえば寝返りくらいです。
腰ベルトは日中の動きをサポートするように出来ているので、寝る時は外したほうがよいですね。
また、あまり腰ベルトに頼りすぎると腰回りの筋力も衰えやすくなるでしょう。
使用場面としては「日中、腰に負担がかかりそうな作業をするとき」くらいに留めるのがおすすめ。
【関連記事】腰痛ベルト・コルセットは寝るときも付けた方が良い?
さいごに
腰を労るならマットレスにも気を配ろう
腰痛ベルトは「腰に高負荷が掛かる前にベルトでサポートする」という意味があると言えます。
つまり、腰に蓄積されるダメージ(負担)を小さくするためのものとも捉えられますよね。
そのときに意識してもらいたいのが「睡眠中の腰への負担」です。
- 長年使って腰の部分が凹んだ敷布団やマットレスを使い続けていませんか?
- 腰が沈み込みすぎる寝返りのしにくい寝具を使っていませんか?
睡眠中に腰へ負担がかかっていると、徐々に蓄積され日中に影響を及ぼすでしょう。
腰痛対策は「起きている時」「寝ている時」とダブルで考えるとより良い実感を得られます。
下記記事も参考になれば幸いです。