先日イオンに行ってきた所、見慣れないマットレスが展示されていました。
なんとSEALY(シーリー)の高反発3つ折りマットレス。
実物が展示されていたので寝心地含め感想を書いてみたいと思います。
シーリーについて
米国最大手のベッドメーカー
青いリボンのような形の真ん中に「SEALY」と書かれたロゴマークが印象的な世界的ベッドメーカー。
基本的にベッド用マットレス(中にスプリングが入っているもの)に特化しており、ニトリなどでも見かけますね。
ベッドマットレスの価格帯としては15万〜30万といった所でしょうか。
ベッドマットレスは一流ホテルなどで使用されていることからも高品質かつネームバリューのあるメーカーと言えるでしょう。
【シーリーについての補足】
日本では長らく「株式会社シーリージャパン」がライセンスを受けて製造販売していました。
しかし、米国シーリー社がこれまた米国大手のテンピュール社に買収され新たに「テンピュール・シーリー社」が発足し日本でのシーリーブランドの使用権を取得。
「株式会社シーリージャパン」はライセンスを一部返上し、2014年に「株式会社スリープセレクト」に社名変更しています。
シーリーの三つ折りスーペリアマットレスについて
なぜ三つ折りマットレス?なぜイオン?
個人的に「そんなシーリーがなぜ三つ折りマットレスを出しているのか?しかもイオンに」という疑問しか湧かないのですね。
シーリーの公式ウェブサイトを見ても製品一覧ページには存在せず、ネット検索でも情報がないという。(恐らくコレについて書いているのは当サイトが初めてでは?)
新商品なんですかね?にしてもどこかしらネットショップが販売してたっておかしくないのですが・・・。
店頭にあったポップには「ホテルの寝心地を受け継いだ三つ折りマットレス」とあります。
ちなみにシーリーには「ハイブリットシリーズ スーペリアII」というベッドマットレスがあるので、ネーミングはここから取ったのでしょう。
スーペリアⅡはポケットコイルの上にジェルメモリーフォームという素材を重ね合わせた20万位のマットレス。
せめて名前借りるなら特徴とかも寄せてほしかった。
硬め寝心地のプロファイル加工マットレス
このポップにあるように、面白いのは腰部部分のウェーブ加工。
頭部と脚部は一般的なプロファイル加工のようですが、この模様のウェーブ加工はなかなか見ませんね。
タグ部分もしっかりと見てきました。
硬さは頭部と脚部が160Nで、腰部が170Nなんですね。
近くにドルミールやマニフレックスのマットレスも並べてあったので、僕が行ったイオンの寝具フロアは結構高反発推しでした。
タグが見切れちゃってるのですが、ウレタンは日本製でカバーが中国製とのこと。
寝心地も質感もホテルのそれとは程遠い
表面はブラック(濃紺?)のメッシュ生地にライトブルーのハイピングが付いたデザイン。
画像で見てもわかるかもしれませんが、ぶっちゃけ安っぽいです。
通気性が良いのはわかるのですが「シーリーブランドのついた3つ折りマットレス」として見るともっと高級感が欲しい。
実際に寝てみても「あープロファイル加工マットレスだなぁ」という印象以上の何かはありませんでした。
(探してみた限り)イオンでしか売られていないということは、イオン特注仕様のシーリーライセンス商品なんでしょうか?
真偽は不明ですが、シーリーの公式サイトに無いあたり「これをうちのラインナップに加えるのは・・・」とか思ってそう。
店頭にはシングルサイズしか置いておらず、他のサイズがあるかどうかも不明。
29 800 という金額は体圧分散マットレスのエントリー価格に近いですが「選ぶかどうか?」というとちょっと躊躇してしまう印象でした。
総評
溢れ出るコレジャナイ感
パッケージに「高級ホテルの一室をイメージしたかのような」写真を使っていますよね。
そのラグジュアリーな雰囲気から一転、メッシュ+ハイピングのマットレスカバーという落差が激しい製品というのが感想。
別にメッシュ生地がダメとか言う訳ではなく、シーリーのマットレスじゃない感じとでも言いましょうか。
そもそもベッドマットレスに特化しているシーリーの名前で(あえて)三つ折りマットレスを作るなら、もっと質感を感じられる方が僕は嬉しいですね。
もしこのマットレスが気になっているという方でしたら他のメーカー製品と比較検討してみると良いでしょう。
下記生地も参考になれば幸いです。