2012年頃から少しずつ話題となり、2015年頃から爆発的に知名度を上げた「ストレートネック」
そんなストレートネック対策におすすめの枕をまとめてみました。
まずは基礎的な知識から説明しますね。
ストレートネックの基礎知識
頚椎の前湾角度が30度以下になること
ストレートネックとは頚椎の角度である30度以下になってしまう状態を指します。
度数を言ってもわかりにくいと思うので、画像を見てみて下さい。
Bのように頭が前に出てしまうのが特徴的ですね。
ちなみに頭の重さは体重比で全体の約10%といわれています。
例えば、体重60kgの人なら、頭部はおよそ6kgということ。
そこでもう一度上記の画像を見比べて欲しいのですが、頭が前に出ているBはものすごく首や肩に負担がかかりそうだと思いませんか?
慢性的な肩こり・首こり・首痛などで悩んでいるというストレートネックの人も多いといいます。
ストレートネックからくる症状とは?
ストレートネックだと必ず何らかの症状が出るということはありません。
また、下記症状が100%ストレートネックによるものか?というと違う可能性もあるでしょう。
- 顔を上げにくい
- めまいが起こる
- 頭痛
- 肩こり・首こり
- 首痛
- 寝違えが多い
しかし、普段からストレートネックになりそうな自覚が湧いてきた人は疑ってみてもよいですね。
ストレートネックの原因とは?
ストレートネックの主な原因は悪い姿勢によるものです。
特にスマートフォンの普及が関係しているという声もあり、普段からスマホを使っている人は前のめりの姿勢になりやすいため注意が必要。
(ストレートネックは別名「スマホ首」とも言われている)
他にも下記のような生活が多い人は気をつける必要があるでしょう。
- 四六時中パソコンを使っている人
- 編み物やお裁縫をよくする人
- よく机で絵や文章を書く人
- 読書やゲームが好きな人
基本的に「頭が前に出るような姿勢」「顔を下に向けるような姿勢」を長時間続けている人は注意ですね。
職業的には漫画家やイラストレーター、プログラマーやエンジニア、デザイナー、小説家、ライターなど。
他にもスポーツや加齢などからくるストレートネックもありますが、主たる理由にはならないでしょう。
ストレートネックに治療方法はあるのか?
まずストレートネックは病気だと思われがちですが、病気ではありません。
「首の骨が真っ直ぐに歪んだ状態を指した言葉」であるためストレートネックと診断されても治療方法は特に無いのが現状です。
整形外科に行った場合、首の牽引や電気・マッサージ、薬など「痛みを取るための対処」がほとんどとのこと。
もちろんストレートネックの影響ではない場合を考慮すれば「医師に診断してもらう意味」は多いにあります。
ただ、ストレートネック自体はある程度自分自身の生活を意識していくことが大切です。
ストレートネック対策はどんな方法がある?
ストレートネックは首だけの問題に思えますが、広い視点で見ると「体全体の問題」と言えます。
姿勢ひとつ取ってみても、首だけで人間の姿勢は作られません。
むしろ、体全体の姿勢が首の状態に繋がるとも考えられますよね。
そのため、個人で出来るストレートネック対策としては「姿勢を意識する」のが1番。
例えばスマホを見る時は「手を顔の高さまで上げて見る」ようにすると良いでしょう。
慣れないと辛いので、ついつい楽な姿勢(Bのような)姿勢になりがちですが我慢してください。
もう一つとしては、枕を変えるというもの。
人間は眠っている間に身体のいたる所を自己メンテナンスしています。
身体の歪みも寝返りで調節しているなんてよく出来てますよね。
そんな時、枕が頭や首に合っていないと寝返りもしにくく、寝起きの不快感に繋がります。
身体全体の事を考えるならマットレス(敷布団)も見直したい所ですが、まずは枕からでも良いでしょう。
ストレートネック対策に人気!おすすめの枕トップ3
スリープマージピロー
日本の老舗寝具ブランドであるASMOT(アスモット)と老舗繊維メーカーKURABOが共同開発した先端的な健康枕。
衝撃的なのが枕内部の特殊なカッティングですよね。
異なる性質を持つレジェンドフォームとラバリーフォームが緻密に計算された特殊カットにより合体。
流れるような動きで首をしっかりサポートすることがストレートネック対策に一役買います。
高さが2段階で調節できる上に、日本製で枕自体の品質も非常に高い点も人気のポイント。
【レビュー記事】スリープマージピロー購入レビュー!美魔女美容枕を体感!
YOKONE2
横向き寝専用枕として一躍有名になったYOKONE(ヨコネ)
更にリニューアルされて横向き寝以外の寝方にも心地よいレベルとなりました。
人間工学を極めたような特徴的なデザインは「頭・首・肩・腕」の4点をサポートするため。
さらに3段階の高さ調節と、2種類の硬さ(ソフトorハード)はYOKONE2で新しく加わった特徴。
まるで人間の落ち着く寝姿勢を知り尽くしたかのような、感動さえ覚える安定感はYOKONE2ならでは。
【レビュー記事】YOKONE2愛用者が語る!仰向け横向き両対応の最強枕レビュー
めりーさんの高反発枕
一見普通のウレタン枕に見える「めりーさんの高反発枕」
しかし、枕のチャックを開けると・・・。
中材がなんと1枚ずつ取り出せる仕様になっているのです。
上記4枚のシートに加え、ハーフサイズのシートが更に2枚あるので、かなり細かい調節が可能。
例えば人間の後頭部はそれぞれ傾斜が違いますよね。(絶壁の人とそうでない人)
後頭部から頚椎にかけてまでの高さをよりシビアに求めるなら「めりーさんの高反発枕」に叶う枕は現状ありません。
「シンプルだけど、シンプルじゃない」そんな枕ですね。
【レビュー記事】めりーさんの高反発枕の口コミ!圧倒的調整力で肩こり対策!
ストレートネックと枕についての疑問
枕なしで寝るといいって聞いたけど?
枕は後頭部と首の段差を適切に保つものでもあります。
もし枕なしで眠るとどうでしょうか?
極端に絶壁な人ならともかく、ほとんどの人はアゴが変に引いた形となり眠りにくいでしょう。
また、理論はさておき枕は遥か昔から人々に使われてきた訳ですが、それが全てではないでしょうか。
タオルを枕代わりにする対策もあるみたいだけど。
丸めたタオルを首の所に挟む「タオル枕」という対策もあります。
試してガッテンなどの健康番組で取り上げられて作り方が話題となりましたね。
簡単に説明するとハンドタオル大のタオルを丸めて輪ゴムでしばるだけ。
確かに首の隙間を丁度よく埋められるのですが、正直「気持ち良いか?」「寝やすいか?」でいうとやはり良い枕が欲しくなります。
タオル枕自体は否定しないものの「ストレートネック対策としてそれでずっと眠り続けられますか?」という点が重要。
2 3回寝ればいいとかって話ではありません。
個人的に「理想的な状態を長期間、苦労せずに続けること」を何より意識しています。
だって、違和感を抱きながら何かをしたって続きませんから。
ストレートネックについてのあとがき
日常的な姿勢と寝姿勢を見直す
姿勢には私たちが普段している「立ち姿勢」「座り姿勢」があります。
これは自分で意識して気をつけるほかないのですが、もう一つ「寝姿勢」は意識せずに良くすることが可能。
そのためには適切な寝姿勢を維持してくれる寝具を使うのが最も手っ取り早く、実感も湧くでしょう。
参考になれば幸いです。