進学や就職、あるいは転勤で一人暮らしを始める人は多いかと思います。
引っ越し費用や家具家電の購入でついつい後回しになりがちな寝具類ですが、その選択は大きな間違い。
心機一転の好スタートを維持するため「寝具の重要性」について解説したいと思います。
最後に一人暮らしにおすすめの布団の選び方をご紹介するのでぜひ参考にしてみて下さい。
一人暮らしと寝具の重要性
激安布団はすぐダメになる
僕は最初の引っ越しで激安布団を購入しました。
「実家から布団一式を運ぶ送料より買ったほうが安い」という考えからだったのですが、これが大失敗。
安い布団は全体的に薄くとても快適に眠れません。
使っていくうちに布団はどんどんヘタっていき「寝ても疲れが取れない・身体が痛い」という不調に発展します。
引っ越し時は「とりあえず寝られればOK」と深く考えずに寝具を購入してしまう人が多いのではないでしょうか。
しかし、僕は「1人暮らしだからこそ最初の寝具選びが大事」だと経験から学びました。
新しい環境・初めての事ばかりで気苦労も多い中、唯一心も身体も休まる時が「寝ている時」
人間はどれだけ良い睡眠を得られたかどうかで精神状態はもちろん、仕事や学業などの効率にも大きく影響を与えるのです。
睡眠というサイクルが人生を形作る
引っ越しをするということは、何かしら新しいスタートを切ったということですよね。
- しっかり勉強してよい成績を修める
- スポーツでよい結果を出し続ける
- 新しい仕事を覚えてスキルを上げる
- 家族や恋人のために稼ぐ
- 見知らぬ土地で自分の力を試す
何かしら目的があり、その向こうには目標や夢があるはずです。
それらは単に時間を費やすだけで叶うものではないでしょう。
自分の頭で考え・行動し続ける必要があるのなら、その活力はどこからやってくるのか考えた事はありますか?
僕は一人暮らしをして数年経った後に「睡眠」であると気づきました。
人生のあらゆることは毎日の睡眠の上に成り立っていると言っても過言ではありません。
だからこそ、大事なスタートを適当な寝具と共に走り出してはいけないのです。
一人暮らしでの寝具の選び方
セットは買うな!敷き物にこだわれ!
睡眠の重要性を知ってもらえた所で、次は寝具の選び方について解説したいと思います。
「そうとは言っても寝具に割くお金なんてないよ〜」と、当時の自分ならこう思ったことでしょう。
それでも1つ、とりあえず敷き物だけは良い製品を選んで下さい。
なぜなら身体全体を受け止める敷布団やマットレスが良いだけでだいぶ眠りやすくなるからですね。
もちろん枕や掛布団も大事ですが、これらは後からでも変更しやすいのです。
- 枕⇒合わない場合はタオルなどで一時的に対策できる
- 掛布団⇒薄かったら毛布を買い足してあげれば無駄にならない
しかし、敷布団はペラペラだったりヘタリやすいと存在自体が邪魔になります。
買ったばかりだと使わないのももったいないと感じるでしょう。
そこで適当なマットレスを買い足す位なら「最初から良い製品を買っておけばよかった」となるのですね。
目安としては2 3万〜くらいの製品を選ぶと数年に渡って快適に使えます。
エア系マットレスなら直敷きでも安心
物件の面積的にベッドを置けない(置くと狭くなる)方もいるでしょう。
その場合床に直敷きすると思いますが、下記のようなデメリットを考えなければなりません。
- ペラペラの布団だと底づき感を感じやすい
- 普通の布団やマットレスはカビやすい
僕は実際にウレタンマットレスを床に直敷きしてカビさせてしまったことがあります。
そうなると気持ち悪いですし、黙って使っているとますますカビが侵食してくるでしょう。
そんな問題を解決してくれるのが高反発ファイバーを用いた通称「エア系マットレス」です。(画像参考)
中材が綿ではないため通気性が良く、お風呂場で水洗いも可能。
僕はこれを1年敷きっぱなしにしていましたが、全くカビることがありませんでした。
(環境によってはカビる可能性もあります。100%ではありません。)
体圧分散性にも優れているため寝心地も良いです。
難点としては薄かったり、安い製品だとヘタやすいのでしっかり厚みのある製品を選ぶこと。
【関連記事】万年床でもカビないマットレスはエア系がおすすめの理由
最後に
白物家電よりも重要かも
一人暮らしで買う家電といえば冷蔵庫や洗濯機・電子レンジ・炊飯器ですよね。
個人的にこの手の白物家電は高いモノである必要がないと感じています。
どれも技術的には完成されており、低価格化された中国系メーカー製品でもまともなのが理由ですね。
見栄えを気にして日本製を選んでも中身は海外製というパターンもよくあります。
「どこにお金をかけることで人生が豊かになるか」という意味では寝具ほど費用対効果の高いモノはないのではないでしょうか。
参考になれば幸いです。