寝起きの腰痛って辛いですよね。
様々な原因が考えられますが、中でも内臓の不調による内臓神経反射について書きたいと思います。
内蔵神経反射とは?
内蔵の不調が表面的に現れること
何らかの原因で内蔵に負担がかかり、その影響が筋肉などに現れることを指します。
内蔵反射とか自律神経反射とも言うようですね。
この反射には下記の3種類があるとのこと。
- 内蔵⇒内蔵に影響するもの
- 内蔵⇒筋肉に影響するもの
- 筋肉⇒内蔵に影響するもの
内臓神経反射による腰痛は2番の内蔵から筋肉に影響するものと言えるでしょう。
具体的にどのような行動が内蔵の負担になるのかというと、以下を参考に。
- 暴飲暴食
- 早食い
- 寝る前の食事(夜食)
- 刺激物(辛い・甘い)をたくさん摂取する
- 油っこい食事が多い
- 飲酒喫煙
ここでの内蔵とは主に胃・腸・食道・肝臓などの事を指すようですね。
また、身近な刺激物としてコーヒーを飲みすぎる人は胃が荒れやすいとのことです。
これらの負担により骨格に歪みが生じたり、筋肉が緊張して腰痛につながるという仕組み。
内蔵の不調を無くするためには
先ほど挙げたような内蔵負担となる行動を止めることが重要でしょう。
しかし、そうしたくなる根本原因を考えてみるとそれは「ストレス」とも言えそうです。
残業でご飯を食べる時間が深夜になって、食べてすぐ寝る人もいるでしょう。
日頃のストレスを食事で発散させる人は暴飲暴食になりやすいかもしれません。
そもそもストレスや鬱による心因性の腰痛も存在するといいますから、これらが連携すると厄介ですね。
腰痛は肉体的なことが原因だと思われやすいですが、意外と身体の内側に目を向ける必要もありそうです。
いずれにしても寝起きの腰痛が続くようであれば一人でなんとかしようとせずに病院へ行きましょう。
寝起きの腰痛その他の原因
寝具がヘタれている
今までなんともなかったのに急に腰が痛むということであれば、寝具も気になる所です。
マットレスや布団は365日身体を支えていますよね。
どんなモノでも毎日使えばヘタれてくるのは仕方がありません。
靴であれば履き続けることで底がすり減っていきますが、寝具はヘコんでいきます。
見た目にはあまり変化がわからなくても、腰に負担が集中しやすいような変化が起きている可能性もあるということ。
正しい寝姿勢を維持できない寝具は睡眠中の数時間をずっと悪い姿勢にするため身体に不調を及ぼします。
何年も使って自分の身体に馴染んだようなマットレスほど注意が必要ですね。
毎日使っているから本人は気付かないんですが、少しずつ腰への負担が蓄積した結果かもしれません。
長時間のデスクワーク
例えば寝る間際までデスクワークに明け暮れているような人。
この場合は身体が長時間動かないままですから、筋肉が緊張し血行不良になりやすいでしょう。
すると眠っている間に適切な血液循環が行われず、疲労物質がうまく処理されず蓄積してしまうのです。
疲れが残った状態で朝を迎えるのですから、身体に不調を感じてもおかしくありません。
特にデスクワークは椅子に座る以上、腰への負担が大きくなるもの。
翌朝の腰痛と全く関係ないとは言い切れない原因の1つと言えますね。
(さらに運動不足と重なっていると余計に悪いのでなんとか習慣改善に務めましょう)
さいごに
しっかり動いて・食べて・眠る
当たり前ですが、当たり前の事ほど確かなことはありません。
しっかり動いてしっかり食べてしっかり寝ることはやろうと思えば多くの人が実行可能なはずです。
都合が悪いという場合でも、自分なりに継続できそうなやり方を見つけた人は元気に過ごしているでしょう。
それは車を使わず歩く習慣かもしれませんし、毎日のストレッチかもしれません。
食事ならサプリメントで補う、良質な寝具で睡眠環境を整えるなど・・・。
まずは一度、日頃の生活スタイルを振り返ってみることが解決への一歩です。