腰痛対策として腹筋を鍛える事は非常に大切です。
しかし、既に腰痛を患っている場合は「腹筋すること自体が腰痛を悪化させそうで怖い」と思うのではないでしょうか。
よくある腹筋運動は腰に負荷の大きいトレーニングですし、高齢者には大変でしょう。
そこで腰にあまり負荷をかけずに腹筋を鍛えられる筋トレ器具がないか探してみました。
腰に優しい筋トレ器具
ワンダーコア ツイスト
「倒れるだけで腹筋 ワンダーコアー♪」というCMが印象的だった人も多いでしょう。
普通の腹筋運動と同様の動きをするのですが、倒れようとする力に対してワンダーコアは元に戻ろうとする力を与えます。
要するにワンダーコアが常に身体を支えてもらいながら腹筋が出来るということ。
これなら腰にも優しいですよね。
しかし、よくある腹筋運動(上体起こし)には何ら変わりないので飽きてしまう人もいるかもしれません。
コアビーンズ
被って寝る快眠ドームなどを販売するプロイデアによる腹筋アイテム「コアビーンズ」
豆のような形状の台にお尻を乗せ、振り子のように前後へ揺れ動きながら手軽に腹筋運動を行うことができます。
小さく場所も取らず、かつ安い(7 000 程度)のがメリットですね。
あからさまに「エクササイズマシンですよ〜」みたいな外見じゃないのもポイントでしょうか。
前後の動き方を変えることで腹筋以外の筋肉も効率的に鍛えることができるとのこと。
スレンダートーン
スレンダートーンは家庭用のEMSマシンです。
「スレンダートーン」は、50年以上にわたり医療や理学療法の分野で活躍してきたBMR社によって開発された家庭用EMSブランドです。そのEMS技術を 採用した「スレンダートーン」は、優れた機能性や安全性の他、国際標準(ISO13485)の品質管理システムのもとで生産・管理しております。EMS は、低周波シグナルを流して筋肉を鍛える運動で、プロアスリートのトレーニング、エステティックサロンなどのプロユースの分野でも幅広く活用されている技術です。もう自分で無理に動かして鍛えなくても、気になる部分に装着するだけで効率よく筋肉を鍛えられます。
今までも腹筋などに装着して筋肉をビクビク震わせるEMSマシンはありましたが、これはその最終型にあたるでしょう。
ちなみにEMS(electrical muscle stimulation)とは筋電気刺激のことで、筋肉に電気的刺激を与えて鍛えるというもの。
昔はアブトロニックなんてEMSマシンが流行ったこともありました。
あの時はマシンと肌の間にジェルを塗らないといけなかったり面倒だったんですよね。
その反面、スレンダートーンはジェルシートを貼るだけでいいですし軽量コンパクトになったので「面倒くさい」という気持ちも少なくなりました。
腕やヒップの筋肉も鍛えられるので、足腰に対応出来るのは万能性が高いです。
腹筋を鍛えると腰痛に良いの?
腹筋よりインナーマッスルが大事
腹筋器具を紹介しておいて何ですが、腰痛改善のために腹筋を鍛えるのは完全に正しいこととは言えません。
なぜなら、スポーツ選手でも腰痛に悩まされることがあるため。
普段十分量の筋力トレーニングを行っているアスリートでも腰痛になるのですから、腹筋を鍛えることが100%腰痛改善になるとは言い切れません。
むしろ腹筋運動を行いすぎて腰痛になる人もいるのです。
腰痛には腹筋(腹直筋)だけではなく内側にある筋肉(インナーマッスル)を鍛えることが大切なのですね。
インナーマッスルとは腸腰筋(ちょうようきん)・腹横筋(ふくおうきん)を指します。
腸腰筋と腹横筋の鍛え方
これなら布団の上で行なえますし、上体起こし腹筋のような負荷は少ないでしょう。
まずはここから始めてみてはいかがでしょうか?
さいごに
アウターとインナーの両方を鍛えること
多くの人は「◯◯が良い」と聞くと、そればかりやってしまう傾向にあります。
健康食材などでも同様の事が言えますよね。
しかし、大切なのはバランスです。
インナーマッスルである腸腰筋と腹横筋だけではなく、アウターマッスルの腹直筋も適度に鍛えましょう。
僕なら下記のようにバランスを取りますかね。
- 日中はスレンダートーンなどで腹直筋を効率的に鍛える
- 寝る前/起きた直後に布団の上で腸腰筋と腹横筋のトレーニングを行う
このメニューなら簡単ですし、腰痛がひどくなるような負荷は限りなく少ないです。
参考にしてみて下さい!